【Vol.2】Everything is Marketing
すべてはマーケティングの概念で説明できる
いまの会社に入って4年。
マーケティングの考え方に触れ、学んでいく中で、
"人の認識や行動を何らかのActionを用いて変化させていくこと"
がマーケティングの本質だと理解した。
そんな中で出会った、"Everything is Marketing"というFred joyal氏の言葉。
この言葉がいまの自分の考え方の根幹を作っている。
先程述べたマーケティングの本質を当てはめていくと、恋愛から採用、営業までまさに全てがマーケティングに置き換えられる。
つまり、「①誰か」の「②現状の認識」を「③自分が思う理想の状態」に導く。そのための活動がマーケティング活動になる。
自社商品Aのマーケティング担当だと考えると、
①誰か:競合B商品の使用者
②現状の認識:自分に合った商品は競合Bだ。
③理想の状態:自社商品Aが自分に合っている。
※ものすごーーーーーーーーくシンプルにしているので、表現がかなり稚拙なことを許していただきたい。
ただ、身の回りのことに当てはめてみると面白い。
例えば恋愛に置き換えてみても、
①誰か:好きな相手(恋人なし・同じグループに所属)
②現状の認識:友達としか思っていない。一緒にいて苦じゃない
③理想の状態:ずっと一緒にいたい。誰にも取られたくない。
ということになる。
じゃあどうするか?
例えば、相手がなにを望んでいて、どんな状態で、どんな人がタイプなのか。その相手とどのような生活を送りたいのかを確認し、そこに対しての打ち手を講じていく。
だったら、海にドライブに行こう、ディズニーランドに行こう、美味しいイタリアンを食べようなど、相手が望む時間の過ごし方をした上で、相手が求める像に近いことを、行動を通して理解してもらう。
デートという行為は広告活動だし、そこで取る行動はコミュニケーションメッセージである。
恋愛を1つ題材にしたとしても、マーケティングが当てはまる。よく、営業メンバーとの同行の帰り道に、恋愛に例えるケースが多いが、営業もマーケティングであると捉えると、恋愛に照らし合わせられる理由がよく分かる。
営業はマーケターである
もちろん、マーケティング活動を行う際にチェックしなければならないこと、マーケティングの概念としてインストールする内容は膨大にある。
自分自身も、本を読み漁って、研修を受けて、実地体験で経験して・・・。とまだ体系的に考えはじめて4年間。
そんな中、営業はマーケターであることに気づいた。つまり、競合商品に向いている目線を、自社商品に向けていただくために、何を準備し、何を価値として伝え、何を提供するのか。まさにマーケティング活動になる。
そのために、顧客群をセグメンテーションして、戦略ターゲットを設定し、そこに対して、どのようなポジショニングを取っていくのか、何が提供価値なのかを考える。そして、ソリューションを組み立て、納品していく。(ものすごくシンプルに、簡単に書くと・・・であるが。)
「マーケティングプロセスを体現しているのが営業だと捉えると、営業ってめっちゃ面白いじゃん!」と営業10年目にして気づいた。そして、これをたくさんの人に伝えることで、営業職のプレゼンスを上げたいと思った。
つまり、営業職に対しての現在の認識(=キツイとか大変そう)というものが、何から来るのか。それは、ドラマのイメージや、なんとなく語られるイメージによるものであり、かつ、営業職でカッコいいとされる人が、メディアに取り上げられることもない。であれば、自身がこの場で発信するという行為を通じて、営業職に対する認識を新たなものにする。
これが、営業をマーケティングする。
という自身の発想である。それによって、営業職を志す人が増え、営業のレベルやイメージが変われば、プレゼンスは上がっていくはず。
では、なぜ、営業のプレゼンスを上げたいのか?どうしてそう思ったのか?については、次回紹介したい。