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子供を勝手に触られる親の気持ち

いらっしゃい。

実家にあるアルバムを見ると、
1歳くらいの頃に、
近所の爺さんと遊ぶ写真がありました。

違う写真には、
さっきとは違う近所の人。

今では考えられない写真です。

時代と共に、
コミュニケーションが変わり、
繋がりは増えたけど個が強くなった
そんな気がします。

それでも近づこうとすれば
時代の癖が残った人として
煙たがれる。


外回りの営業中に見かけた光景です。

「かわいいねぇ。」

生後4ヶ月の我が子を抱いた母親に、後ろから自転車で近づいてきた老人が話しかけました。

声をかけられた母親は笑顔が徐々に顔がひきつっていました。明らかに嫌そうな顔をしている母親。その顔を見ずに手を伸ばして、赤ん坊の頬を触ろうとする老人。母親は触れさせないよう距離を保ち、偽の笑顔を老人に見せていました。

うわー、まじか。
ドン引きしました。

老人に注意したい気持ちもありました。しかし、このご時世、何が起きるかわからないことを考え声をかけずにその場を去りました。


注意をしたら何て言われてただろう。

・お前には関係ない
・かわいいと言って何が悪い
・私たちの時代は当たり前だった

時代の癖が、残りカスのように未だに存在し続けていて、他人の子供に触れることが喜ばせることだと認識しているままなのが怖い。


勝手に触られるのは汚いとかよりも、恐怖の方が大きくなっているよね。その人が何かしらの病気を持っているかもしれない。このご時世だから、子供に危害を加えられるかもしれない。かわいいと思っているなら、触れないで伝えることをわかってほしい。

この話を友達にしたら、ペットも同じだと言っていました。友達は、この春に子犬を迎入れて楽しい生活を送ってます。公園で散歩をしていると、急に触れてくる人がいるとか。

悪気がないのはわかっているが、触れられて気持ちいい訳がない。どこの誰かも知らない人から、自分が大切に育てている家族を、くしゃくしゃと触られたら嫌でしょう。

まあ、年配者に限った話ではないですが、年配者ほどやりがちな行動なので書きました。


一方、
寂しい気持ちもわかります。


冒頭でも書いたように、僕も近所の人からだいぶ可愛がられました。田舎育ちなので尚更です。あの頃にあやしてくれた人たちは、もう天国です。けど、写真を見れば、すごーく可愛がってもらったんだなってわかる。

実家に帰ると、集会所の裏の爺様が亡くなったよと親に言われると、親族でもないのに寂しい気持ちになるんだ。他人とはいえ、すごく距離が近い存在だったからね。

親からしたら、我が子を触られるのは嫌だろうけど、子どもからしたら知らない。危害を加えないのであれば、可愛がってくれるのは嬉しかったのだろう。しょっちゅう笑いながら抱きつかれに行っていた気がする。


ただ、
時代の癖は取捨選択しなければいけない。

あの頃は許されたコミュニケーションの取り方が、今の時代は受け入れられないことを理解しないと、社会から切り離される存在になります。

わかりやすいのが、〜ハラがつきやすくなったこと。パワハラやセクハラ、モラハラなど。コミュニケーションにおいて守る言葉が増えました。


僕らが当たり前と思っていたことも、20年後には時代の癖と言われるかもしれません。悪しき時代に思われないためにも、僕らは今の時代を理解するべきなのだろう。


とりあえず、
人の子やペットを勝手に触るな。


それじゃあ

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ナカヤマシュン
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