【SALONE 2007】全国1位のイタリアンを妻の誕生日に味わう
いらっしゃい。
妻がずっと行きたいと言っていた、
SALONE 2007に行きました。
2007年の開業以来、予約が取れないお店として有名になり、食べログJAPAN RESTAURANT AWARDのイタリアン部門で、2016年全国1位を獲得。シェフの弓削 啓太さんは、「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」で世界一に輝き、Youtubeも立ち上げ20万人の登録者がいます。
妻が誕生日ということもあり、
奮発してお店を予約しました。
最高峰の味をレポートします。
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神奈川県横浜市。
みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩5分。
マリンタワーが近くで輝く場所、
地下へと続く階段の先にお店があります。
お店のメニューは月毎に変わりますが、
ホームページ上でも確認できますし、
当日、お店の前にも飾られています。
ランチは1人7700円(税込)
ディナーは1人16500円(税込)
です。
今回はディナーコースです。
まず、高級感漂う入り口が現れ、
案内人の方がお出迎えしてくれます。
庶民からすれば、
まさに結界
異世界への入り口と言っても
過言ではありません。
大事なのは
スマートに振る舞うこと
です。
案内人「いらっしゃいませ」
僕 「こんばんわ」
案内人「ナカヤマ様でしょうか」
僕 「はい、ナカヤマです」
案内人「お待ちしておりました」
決して、初デートのような
余裕のない振る舞いをしないこと。
僕ができることはこれくらいです。
僕以上に妻の方が慣れた雰囲気でした。
こういうお店はドレスコードを気にしますが、
Tシャツ、サンダルでなければ大丈夫です。
ジャケット必須ではありませんでした。
テーブル席が連なるフロアに案内されると、
すでに何組か食事をしていました。
まず、席について
メニュー表とドリンクの説明。
後々聞かれる追加注文のメニューの説明。
若い紳士が案内してくれます。
意外と口下手そうだったのが
かわいかったです(失礼
お酒があまり得意ではないので、
僕はノンアルコールビール、
妻はジンジャエールを注文。
季節のジュースなどもあります。
※ノンアルコールです。
料理は全11品です。
A5サーロインのスピエディーノ
白トリュフが口に広がる瞬間は、
サウナで昇天したような気分を味わいます。
長州力が飛ぶぞと言った感覚でしょうか。
ぶわっとトリュフが広があとに、
濃厚なサーロインの味が加わります。
おいおい、これが一品目かよ。
平目とカルチョーフィのインサラータ
インサラータはイタリア語でサラダのこと。
平目と野菜をオイルが包み、
平目の濃厚な味とオイルの香りが
ふわっと鼻を通ります。
トリッパと白インゲン豆
トリッパは反芻動物の胃です。
要は牛の胃です。
チーズのピアチェンティーヌ、白インゲンと
一緒に食べることで味が混ざり合います。
(説明が難しいですが美味しい)
鮮魚のヴァポーレ
白身魚、真ダコ、あさりのスープに
オレンジオイルが加わり美しいです。
まさに、宝石箱やーーーー
一口飲んだ瞬間に晴天の霹靂かのような
味わいを感じれます。
とにかく塩が濃厚、そして自然な味わい。
思わずため息が出ました。
全粒粉のタリオリーニ
海老とシナモン
お待ちかねのパスタです。
もちもち生パスタを想像してましたが、
硬めの麺で、かなり細いです。
魚介ソースとシナモンの組み合わせが絶妙。
仔豚のクッキアイオ
レンゲのようなスプーンに乗った
様々な味を楽しめる料理でした。
一口で食べますが、正直驚きます。
口の中で色鮮やかな花火が打ち上がる
そんな気分でした。
(ホッピングシャワーではありません)
アニョロッティ ダル プリン
手打ちのパスタに詰め物をして作るピエモンテの料理です。プリンとは摘まむという意味で、ピエモンテの方言。
※プリンだったのでデザートと思いました。
うまみが凝縮した味わいで、口の中が幸せです。
蝦夷鹿のロースト
この時期の蝦夷鹿は、冬眠に向けて木の実を食べ
うまみが詰まった肉になるそうです。プレユーチェという苦味がある野菜と共に食べます。
ソースは赤ワイン、下にはレンズ豆のピューレが敷いています。
まさにメイン!!
グラニータ 梨 サフラン 文旦
和梨、サフラン、文旦が織り交ざった料理。
冷たくシャリシャリとした触感は
口直しにぴったりの一品でした。
クロスタータ ディ ペーラ 2024
今までに食べたことがないデザートでした。
特に、ゴルゴンゾーラジェラートが印象的。
こんなにおいしいジェラートは食べたことがない、そう思えるくらいの一品です。
※今回の料理で一番おいしかったかもしれない。
小菓子
全ての料理で満足し、まるで1500m走を走った気分。小菓子で落ち着こうと、一口お菓子を食べた瞬間またもや感動。おいおい、もういい加減にしてくれ。
これ以上感動させないでくれー!
最後にシェフがテーブルに出向いて挨拶。
弓削さんは、お忙しいため
いらっしゃらなかったですが
別のシェフの方が丁寧に挨拶してくれました。
感動をしっかり伝えてお会計へ。
手土産にティラミスを購入
4個入りで3480円でした。
ティラミスは、冷凍なので
家で解凍して食べます。
総じて感動しました。
贅沢なものを味合う。
まさに経験値になります。
特に、今回のお店で気付かされたのは
味の深さ
です。
美味しいにも層があり、
普段から感じる美味しいの層と、
印象・感動に至る層は別物です。
これまでの感覚は、平面的でしたが
深層のようなイメージを覚えました。
例えば、
しょっぱいから塩を多く使ってるが、
これまでの平面感覚で、
塩のしょっぱさに苦味や旨みを感じ、
それと合うものを組み合わせてできた味が
深層のような感覚です。
組み合わせも、
シェフの経験から成るもの。
いいシェフの料理を食べるのは、
シェフの経験を学ぶことになります。
記念日などで是非味わってみてください。
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