ヒイラギの意外と知られていない話(後編)
全3回のヒイラギシリーズ、今回が最終回です。いままでの話はコチラから↓
葉がギザギザで似てるから、ザックリ同じだと思っていた「ヒイラギ」と名のつく植物アレコレ。ちなみに、漢字で「柊」と書きます。
復習のために並べてみますね。
【初冬に白い花が咲く】
→モクセイ科
→節分の魔よけ
→ヒイラギ
→ヒイラギモクセイも仲間
【初冬に赤い実がなる】
→モチノキ科
→クリスマス飾り
→セイヨウヒイラギ
→ヒイラギモチも仲間
【葉形が似ているようで複葉】
→メギ科
→ヒイラギナンテン
キレイにまとめた感ありますが…
まさかの、ここ↓
【葉がギザギザで似てるから】に、
衝撃の「ヒイラギの思い込み」があったんです!!
先日ご紹介した真美さん撮影の「ヒイラギの開花写真」、よく見ると…
葉にギザギザがない!いや、むしろ真美さん、よくこれでヒイラギだと分かりましたね!すごいなー!と驚きです。
ヒイラギのイメージと言ったら、やっぱりコレ、ギザギザトゲトゲ↓
ツルっと丸い葉でヒイラギだなんて、かなり衝撃的でした。
(私が無知なだけですが…)
さっそく、去年の秋に買った
「秋の樹木図鑑」で
(著:林将之/廣済堂出版)
ヒイラギを調べてみると…
「老木は全縁の葉が増える」と書いてありました。※全縁(ぜんえん)とは、ギザギザがないことです。
さらにヒイラギモチも調べると…
「老木の葉は丸くなる。」
と書いてあります。
本家ヒイラギも、ヒイラギモチも、若木はギザギザ尖っていて、老木はツルっと丸くなってくる。わりと身近に感じていた植物ですが、まったく理解していませんでした。ヒイラギワールド、奥が深い…
若い頃にはトゲがあり、年を経て丸くなっていく…
ヒイラギみたいに生きたい!
カマキリ先生のように「人間よ、植物に学べ!」と叫びたい気分です(笑)
3回にわたり、おつきあいありがとうございました!
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