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2025年1月にクリアしたSteamゲーム【14本】
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2024年は素敵なゲームに沢山出会えたので、2025年もゲームを通して素敵な出会いがあるといいなと思ってます……みたいな紋切り型の挨拶しか思いつかないのでさっさと本編に入りたいと思います。でもいつも読んでくださってる方、今回初めて読んでくださる方には本当に感謝です。これは紋切り感謝じゃなくて心からの 𝑩𝑰𝑮 感謝……
𝑩𝑰𝑮 感謝がてら 𝑺𝒕𝒆𝒂𝒎 フレンドをいつでも募集しています。隣の芝は青く見えるようなもので、フレンドの遊んでいるゲームが気になってついつい買っちゃうくらい私はチョロい。2025年はチョロいが来る。フレンドを増やしてもっと私をチョロさせてください。
それではいきましょう。今月は14本。
Outer Wilds
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プレイ時間: 30時間 (クリアまで28時間)
やってよかった度 ★★★★★
オススメ度 ★★★☆☆
かつて存在したNomaiという種族の謎を解き明かすべく、広大な宇宙を冒険するオープンワールドミステリー。
「ネタバレ厳禁でプレイするべき」で有名なゲームなので以下には極力ネタバレに配慮した感想を書きます。でも人によってネタバレの判定が大きく違うことも事実なので、そういった方は次の Leap Year の項まで飛ばしてくださるとありがたいです。
注意⚠️ ここから先 Outer Wilds の感想だけで2500字程度あります。
人によって感想が大きく異なるゲームだと思うのだけれど、私にとって Outer Wilds は孤独のゲームでした。
Outer Wilds は宇宙を旅して Nomai の謎を解き明かすオープンワールドな探索アドベンチャー。Outer Wilds の世界では宇宙が文字通りオープンワールドとして描かれており、目に入る場所のどこへでも行けるという自由さに感動と動揺を覚えました 。広大な宇宙に点在する各惑星は一つ一つ作りこまれており、一つの惑星だけで何時間も探索できます。広大な宇宙というマクロな視点と一つ一つの惑星中に広がるいくつもの謎といったミクロな視点の双方がゲームの謎解きに絡んでおり、そのスケールの果てしなさに圧倒されました、というか最初は途方に暮れました。この構造が、例えば、人通りの多い駅を歩いているときにすれ違う人1人1人にそれぞれ何十年の人生があるのだとふと気づく瞬間とか、自分の体は自分の意識だけで構成されていると思っていたのに数兆個の細胞や数十兆個の微生物から構成されていると知った時の動揺に通底していた気がします。
現実世界の宇宙に目を向けて自分の知らないことってまだまだあるなと思っている間、自分の細胞膜近傍で数 nm スケールのウイルスが細胞に侵入している様子を想像もしない。私はそういう瞬間に世界の果てしなさと言いますか、人間1人の考え/行動が及ぶ範囲の狭さや、自分と無関係な場所で物語が紡がれていく事実に深淵を覗くような怖さを感じます。Outer Wilds をプレイ中、何もわからず焚火のそばで見上げた空に浮かぶ無数の星には自分とは無関係の無数の物語があり、翻って今自分が座っているこのたった一つの惑星の謎すら満足に理解することが出来ていない。でも、そんな謎だらけの世界の声に粘り強く耳を立てたり寄り添ったりすると世界を理解するためのほんのひとかけらが手に入り、だんだん自分とは無関係だったはずの物語に自分が内包されていく。孤独という感情はただ悲しみや不安だけでなく、謎に満ちた世界の美しさや無限性をも抱擁していることを30時間みっちり教え込まれたような体験でした。
Outer Wilds プレイ中感じたもう一つの孤独についても話していいですか? いいよ。ありがとう。
ゲームに限らず映画や小説などの娯楽もそうですが、基本的にはネタバレなく一人で楽しんで結末を見届けるものだと思います。ただ、Outer Wilds をクリアしてからいくつかの Outer Wilds 感想を読んだところ攻略やネタバレを見ないとクリアできなかったという声がかなりの割合で見つかりました。それも全然納得できる話で、私もプレイ中本当に謎解きの答えがわからなくてノイローゼになりそうな瞬間が何度も訪れました。というかノイローゼになって、本編そっちのけで謎解きの正解に辿り着く確率をモデル化したりしてました。せっかくなのでここで発表させてください。
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H: プレイヤー個人のひらめき力 [0, 1]
Ri: 謎解きのヒント
obs(Ri): プレイヤーがヒントRiを適切に理解しているかどうか[0, 1]
Qi: ヒントRiの質 [0, 1]
T: 謎解きに対する思考時間
Tc: 時間効果が飽和するタイムスケール
D: 難易度
F(T): 時間依存のストレスや疲労の影響 [0, 1]
これだけ遊ばれているゲームなのに全くネタバレが流れてこないのは、Outer Wilds ゾンビと呼ばれる Outer Wilds ファンの皆様のリテラシーの高さによるものだと思います。とても素敵なファンコミュニティ。一方で、Twitter のTLに流れてくるゾンビの方々は狂ったように「Outer Wilds はいいぞ」しか呟かないし、Outer Wilds クリア済みの方々は 「Outer Wildsをクリアした」という共通の経験だけでゆるい結束?連帯?のような不思議な魔力があるように見える。未プレイからすると Outer Wilds がどんなゲームであるかの輪郭が全く見えてこないのに、 世界がOuter Wilds をクリアした側/していない側に分断されているような気さえしました (これは勝手に私が感じていただけなのでゾンビの皆様は全く悪くないです)。それは孤独感とまでは言わないまでも、Outer Wilds をプレイする大きなきっかけの一つであったことは間違いありません。
私は配信者ではないので完全に一人で Outer Wilds をプレイしました。プレイ中は、攻略を見たくなるけど自分でクリアすることに意味があるはずと思い続けて結局1時間何も進展しなかったことに対する孤独や、未プレイの人にネタバレしてはいけないのでゲームが進まないしんどさを Twitter に100%で吐き出せない孤独、そしてOuter Wilds ゾンビの方々が元気に Outer Wildsを通じた連帯をしている疎外感による孤独 (←これはノイローゼから生み出された空想によるとばっちり) など、様々な孤独と触れることになりました。
しかしこうして振り返ってみると、現実上の自分に発現したこれらの孤独が、私の Outer Wilds の体験を完成させたように思います。
急に話が少し逸れますが、私の好きなゲームの一つに『Celeste』というゲームがあります。主人公のマデリンがトラウマを克服するため過酷な雪山の頂上を目指す名作 2D プラットフォーマーです。いわゆる「死にゲー」と呼ばれるゲームで、1ステージクリアするのに100回も200回も死ぬのは当たり前。心が折れそうなほど何度も何度も死にながら同じステージを繰り返しプレイするプレイヤーの苦難と、トラウマを克服するために過酷すぎる雪山を登るマデリンの苦難が重なります。つまり、プレイヤー自身がマデリンの苦しみを疑似体験することで、マデリンの成長や葛藤に一層共感できる仕組みになっています。この「ゲームとしての難易度」と「物語としてのテーマ」のシンクロこそが『Celeste』を名作たらしめている所以であると思っています。
これと同じことが Outer Wilds にも言えると思いました。Outer Wilds の果てしない宇宙の無限性から感じる「孤独」と、完全に一人でクリアすると決めたことにより現実の私に降り注いだ「孤独」。この「ゲーム内の孤独」と「現実世界の孤独」のシンクロこそが真に Outer Wilds という物語への没入を促してくれたと、クリアした今とても強く感じます。あれだけ苦しめられた孤独が、今では全く愛おしい。Outer Wilds ゾンビが生まれ続ける理由がよくわかりました。
という訳で Outer Wilds の感想でした。ネタバレっぽいネタバレは避けて書けたと思う。というか、具体的に〇〇はどうで△△はどうだったみたいな個別の事象に対して言及すると一万字とか超えちゃいそうだし、個人的には今回のような心象を吐き出す感想が書きたかったので結果ヨシ。
長々と感想を書きましたが、まだ DLC はクリアしていないので近いうちに DLC にも手を付けようと思います。まだこの世界を堪能できるの嬉し……
Leap Year
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プレイ時間: 4.2時間 (クリアまで3時間)
やってよかった度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
マップ中に散らばるカレンダーのページを集める手書き風2Dメトロイドヴァニア。
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これも Outer Wilds と一緒でこれ以上情報を入れずプレイしてほしい。
普段あまりゲームしない友達と通話しながら一緒にプレイしたのですが、2人してずっと爆笑しながらプレイしてたのできっと万人に受け入れられるゲームです。
ただ、「2時間程度でクリアできます!」みたいなレビューが沢山あって劣等感がすごい。私はクリアまで3時間かかった上、最後の1時間はかなり苦しみながらプレイしたので。
これを読んでるクリアまで3時間以上かかった方々、私と一緒に徒党を組んで2時間程度でLeap Yearをクリアした人たちに殴り込みをかけませんか?え?君も2時間でクリア?そっかぁ……
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Access Denied: Escape
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プレイ時間: 2.4時間 (クリアまで2.2時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆ (日本語非対応)
研究所に仕掛けられたからくり箱を解き明かし、閉じ込められた研究室から脱出する3Dパズル。
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去年11月に遊んでお気に入りになった『Is This Game Trying to Kill Me?』の開発元 Stately Snail の過去作。最近注目してる開発チームです。
この開発チームが手掛けるパズルゲームは目の前のパズルを進めるだけでなく周囲の探索でヒントや手がかり、フレーバーテキストを見つける形式のものが多く、世界そのものがパズルになっているような没入感があります。断片的な情報からストーリーの背景を想像するのが楽しい。
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とは言え最新作の『Is This Game Trying to Kill Me?』が最も完成度が高く、メタ的なパズルとしては過去作の『Don't Touch This Button!』の方が面白かったので、気になった方はまずそちらをプレイしてみるのをオススメします。日本人プレイヤー増えたらきっと新作の日本語対応が叶うので何卒……!
Nodebuster
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プレイ時間: 3.2時間 (クリアまで3.2時間)
やってよかった度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★☆ (日本語非対応)
赤い◇「Node」を破壊してスキルツリーを伸ばしていく短編のインクリメンタル(数値増加)ゲーム。
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プレイヤーは四角形のエリアになって赤いNodeを破壊していく。Nodeが破壊されると経験値がドロップするので集めた経験値を駆使してスキルツリーを伸ばしていく……といういかにもありがちなクリッカーゲーム。ありがちなゲームなんですが、音と演出がめちゃくちゃ凝ってるのでいくらでもプレイできてしまう。たった3時間でクリアしてしまったのを後悔してしまうほど。もっともっとこのゲームを遊びたかった。
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手触りのいいゲームを挙げろ、と言われたら真っ先に名前が出てくるぐらい手触りのいいゲームでした。雰囲気でゲームを遊んでいるので、初めて見たものを親だと思ってしまう雛鳥のように遊んだゲームの手触りがいいだけでめちゃくちゃいいゲームだと思ってしまう。チョロすぎる。
Satellite Odyssey: Prologue
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プレイ時間: 2.5時間 (クリアまで1時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆ (日本語非対応)
1970年代にソビエトが打ち上げた宇宙船を題材にしたsci-fi ホラーアドベンチャー。
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Steamを回遊してた時にたまたま見つけたロシア産の圧倒的好評ゲーム (現在は666件中94%好評の非常に好評)。圧倒的好評なのに日本語レビューがなかったのが気になったのでプレイしました。「私が初めに見つけました」みたいなデカい顔したくないかと言えばウソになる。
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多少パズル要素があるストーリーベースのウォーキングシミュレーター。
70年代~80年代のソ連サイエンスフィクションをベースとしており、独特のノスタルジックなデザインと冷戦時代を彷彿とさせるディテールが随所に見られました。『Solaris』や『不思議惑星キン・ザ・ザ』みたいなソ連時代のSF宇宙映画の雰囲気がムンムン。
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ストーリークリアまで1時間程度だったのでサクッとプレイ出来た反面、ストーリーベースなゲームで1時間のストーリーは書き込みがちょっと味気ない感じもありました。とは言ったものの、続編制作のアナウンスもありシリーズものになりそうなので今後に期待。
色々言いましたがAIの相棒 Zarya ちゃんがカワイイので Zarya ちゃんとのやり取りだけで元取れます。Bo-ring!
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ほりほりドリル
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プレイ時間: 7.3時間 (クリアまで6.6時間)
やってよかった度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
鉱石を集めて強いドリルを作成し、地下を掘り進んで最深部999階を目指す鉱石採掘ゲーム。
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定期的に採掘ゲームにハマる時期が来ます。頭空っぽにしてほりほりする時間が人間には必要。
『ほりほりドリル』は頭空っぽにしながら地下を探索する楽しみもありつつ、いわゆるハクスラ要素、ランダムなスキルが付いたドリルをパズルで作成する楽しみがあります。
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例えば、「会心率アップ」と「会心が発生する度に採掘力が向上する」スキルを組み合わせたり、「木箱が確率で爆発」と「爆発範囲強化」を組み合わせたドリルを作ったり。
スキルの組み合わせや鉱石パズルで頭を悩ませ、やっと最強のドリルが出来た!と思ってゲームを進めてるとまだ見ぬ組み合わせが生まれて軽々と前より強いドリルが作成できたりする。ハクスラの本質的な楽しさを手軽に体験出来てとても満足。
999F到達後もエンドコンテンツがものすごく豊富なので、これからものんびり遊ぼうと思います。
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Linelith
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プレイ時間: 1時間 (クリアまで1時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★★
主人公の岩がカラフルな世界でヤバいパズルを解くヤバパズル。
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ある意味では Outer Wilds であり Leap Year かもしれないヤバパズル。例によってヤバパズルは何の情報も入れずに遊ぶべきなので本筋については振れません。
全部クリアしてから振り返ると、ヤバパズルの片鱗だけ見せて、作者の匙加減次第でもっとヤバいパズルも作れますけど……?というメッセージを感じるゲームだったのでギリギリヤバパズルじゃないかも。
1時間でサクッと遊べるパズルゲームとしてはかなりオーバースペック(?)な面白さでした。オススメ。
NABOKI
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プレイ時間: 1時間 (クリアまで1時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆
パズルを分解します。
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様々な角度から立体のパズルを分解していく。シンプルなパズルほどヤバパズルの可能性が高いのでヤバパズルを期待してプレイしてみました……が、思ったより普通のパズルでした。というか、ヤバパズルに化けるポテンシャルはあるし作者もきっとそのポテンシャルに気付いているものの、悩みすぎずリラックスしてクリアできるパズルを指向してデザインされているように感じました。
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アンビエントで優しい音楽や解体する時の「ヒュンッ」「パチッ」という音など、「現代に疲れた人たちへ」みたいなキャッチコピーがつきそうなパズルです。驚き疲れたパズル好きにオススメしたい。
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簡単なゴミ捨てゲーム
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プレイ時間: 0.9時間 (クリアまで0.9時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆ (日本語非対応)
「この地球からゴミを無くす」という使命を背負った財団の実験を描くSFアドベンチャー。
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Backrooms、8番出口、Viewfinder、Only Up……流行りもの全部入れましたみたいなゲーム。開発者が伝えたいメッセージが先にあり、それを伝える手段として流行のゲームデザインが活用されているように感じました。
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粗削りな部分も含めて良くも悪くも中国インディーという感じでしたが、この開発チーム初めてのゲームということもありその粗さを応援したい気持ちも芽生えました。あとはオチがまさに中国SF的でよかった。セール中72円という値段からすると大満足。
FLATHEAD
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プレイ時間: 4.3時間 (クリアまで20分程度)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆ (日本語非対応)
謎の存在「FLATHEAD」に見守られながら闇のハイ&ローと闇のだるまさんが転んだをさせられるサイコホラー。
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最近のホラーゲームは質感がヌラヌラしていてリアルな嫌さがあるのですごい。なんならリアルよりもリアルなので、逆に現実ではありえない異形の存在や不気味な空間の描写に説得力が増すように感じます。
ハイ&ローをクリアするごとに謎の存在 FLATHEAD についてのジャーナルが解禁されます。1度のクリアにかかる時間は10分程度と短いものの、ジャーナルが20個近くあるので作業感は否めません。しかし、ジャーナルを最後まで解禁すると良質なSCP記事のような読後感と体験が待ってました。
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KLAWS
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プレイ時間: 0.8時間 (クリアまで0.8時間)
やってよかった度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★☆☆ (日本語非対応)
暗い森の中に散らばる装飾を拾ってクリスマスツリーに飾り付けをしていくサバイバルホラー。
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VHS画質のビデオカメラ片手に暗い森を探索するというのがメインシステムのゲームなのですが、暗い森が本当に暗い上マップもなく自分が今どこを歩いているかもわからない心細さで強い没入感がありました。もちろんジャンプスケアがないわけでなく、「KLAWS」も追いかけてきます。でもこのKLAWS本当にスタミナがなくてすぐ諦めてくる。もうちょっと頑張れKLAWS。
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開発チームが「Backrooms: The Project」というゲームを開発しているだけあってVHS画質がとてもリアル。正直単調なゲームプレイではあったものの、雰囲気だけでちゃんと1時間楽しめたのでヨシ。私は雰囲気でゲームをプレイしている。
Gnomdom
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プレイ時間: 1.3時間 (クリアまで1.3時間)
やってよかった度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★☆☆
色んな所に閉じ込められた12人の小さなノームを手助けするポイント&クリックパズル。
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小さなノーム1人につきそれぞれ2つのパズルがあり、難易度も簡単なものから頭を捻らないと解けないものまで。可愛らしいノームたちの「ワー」って声とか、絵本みたいなグラフィックとか、全体的に可愛らしい雰囲気に包まれたゲームでした。
可愛らしい雰囲気に包まれていただけに、エンディングは人によって賛否が分かれそうな感じがしました。それ以外はお手本みたいなポイント&クリックゲームでした。
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Rusty Lake Paradise
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プレイ時間: 3.5時間 (クリアまで3.5時間)
やってよかった度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★☆☆☆
エジプトの十の災いによって呪われた小さな離島でRusty Lakeシリーズの謎を解き明かすポイント&クリックアドベンチャー。
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Rusty Lake シリーズを最初からプレイして今回で3作目。とはいえシリーズごとの繋がりが強い訳ではないのでシリーズのどこから遊んでも楽しめると思います。
3作目ともなるといささかネタ切れ気味な部分もあり、パズルや物語のカタルシスの完成度としても前作の Rusty Lake: Roots が一番良かったように思います。ただ今作も悪いところだけではなく、パズル、謎解きの難易度がちょうどよかったです。
不気味でグロテスクな雰囲気、虫や血などの生理的に厳しい表現も多いので万人に薦められるわけではありませんが、他のゲームでは「Rusty Lakeシリーズ特有の不穏な良さ」は中々接種できません。ここまで来たらRusty Lakeシリーズ8作品全部遊びたい。こちらも意地です。
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qop 2
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プレイ時間: 2.1時間 (クリアまで2.1時間)
やってよかった度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆
4方向に進む四角形がゴールを目指す実績大量ミニマルパズル。
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『qop2』は先月プレイした『qop』の次作。正直ゲームシステムもゲームデザインも前作と全く変わりがないので『qop』をプレイしていればプレイしなくてもいいんだけど、プレイしていても全く嫌になることのない「家具のようなゲーム」なのでいくらでも遊んでいたい。
今月は『qop 2』 で482実績を解除しました。来月は 『qop 3』 を遊んで実績をかさ増ししたいと思います。欺瞞。
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終わりに
Outer Wilds から始まる一年、これで年間ベストが決まってしまったんじゃないかという恐怖と、これを超えるゲームに出会えるかもしれないワクワクとで心が2つある。
でも、当たり前のことだけれどこれから先プレイするゲームを Outer Wilds より上か下かで考えるのではなく、それぞれのゲームをそれぞれのゲームとして受け止めたい。世の中であまり評価されていなくても自分の心に刺さるゲームというのは沢山あるということを去年学んだので。いい学びだ。
ということで今年も沢山ゲームを遊んで沢山レビューを書きたいと思います。最後まで見てくれてありがとね。来月もまた見に来てね。