故人の内面さえ改変されてない? セクシー田中さん「完成したドラマを愛していた」
以下の記事は驚きました。
Yahoo!ニュースにも転載されています。以下に引用します。
・記事「原作者は完成したドラマを愛していた」←私「えっ、そうなんですか!」
驚いて調べましたが、そんな報告無い!
・原作者2023年9月11日メッセージ〈修正について〉:「脚本で 100 点を目指すのはもう無理だと思うので、演技や演出力で、なんとか 80~90 点に、引き上げて欲しい。ベストは無理だと判断したので、限りなく全力でベターを目指して欲しい。」(小学館報告書p.35)
・原作者2024年1月26日ブログ「素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします」
多分「愛してくださった読者」を誤読して表題の言葉に改変されたと思いますが、どうでしょうか?
両社報告書も、多数の脚本修正を完遂した客観的事実を、主観的感想の「納得」や「満足」と勝手に断定しています。私個人は「納得」ではなく「短納期でも納得し得るレベルの妥協」が的確と思います。特に「満足」は1箇所ずつしか登場しませんので引用します。
・「本件原作者は作品の出来自体には満足している様子が見られた」(日テレ報告書p.77)
・「前記のとおり、芦原氏はドラマに満足していた。」(小学館報告書p.77)
「原作者は愛していた」もそうなのですが、故人の内面さえ改変していっていないか、怖れています。
最後に一つだけツッコミいれて終わります。
・記事:『SNSでは「もう原作のあるドラマは作るな」という批判まで出ているが、これはピント外れの意見であると思う。』 ← 私「日テレPのコメントも否定?」
・日テレプロデューサー「一旦潔く、オリジナルのドラマの制作のみを目指すのも一つの方法」(日テレ報告書別紙2、p.8)
以上です。