ひとの「呼び方」にそんなにこだわる?
改めて、
同じ部署のメンバーを見渡し、
皆の性格や得手、不得手を
整理してみた。
でも、
社内にいる時は
目の前の業務に追われ、
なかなか落ち着いて
考えられない。
また、
上司からの
突然の呼び出しなんかへの
対応もあるので、
業務時間内に
考えはまとめられなかった。
それでも、日々、時間は進む。
そんな中、少し、気になったことがあった。
「呼び方」問題。
呼ばれる側は、気になるもの。
実は、呼ぶ側も、気にしつつ、迷っている。。。?
今はさすがに聞いたことはないが、
昔は「○○選手!」
なんて呼ぶ方もいた。
呼び捨ては悪いし、
かと言って、「さん」づけや
他の呼び方をするのも照れくさい。
だから、「○○選手!」
「選手」、て 笑
わたしは転職組で、社歴はそこまで長くない。
年齢も多くは自分よりも年長者。
当然、役職がついても
今までのように、
呼び捨てで、呼ぶ方もいた。
何か、社会人になってからの
「学生部活ノリで、同年は呼び捨てオッケー!
どこまで範囲を広げていいのか問題」
に似てる。
社内はいいかな?
いや、社歴重視かなぁ?
取引先は、いいのかな?
うちの会社が、発注側ならいいか。。
いや、いかんいかん。
あくまで、仕事相手。
無礼があっちゃダメだ。
皆、迷うのだ。
当時の社内は、社風的に
年齢の上下よりも、役職の上下よりも
社歴が長い側が、社歴が短い人を呼び捨てで呼ぶ、
というのが一般的だった。
ちょうど、わたしが中途入社した辺りで
会社も年功序列が崩れ始めた時期だったようで、
社歴先輩従業員が
社歴後輩取締役を、呼び捨て
していたことも
しばしば目にした。
うーん、少なくとも
仕事をしている際に、
呼び捨てで呼ばれる関係性では
上手くいくことも、
上手くいかなくなるのではないか。。。
かと言って、
どう伝えるべきか。。
一方、
自分が接するときは、最初から
年長者は「○○さん」と呼んで
敬語を使って接していて、
それは、これからも
変えるつもりはなかった。
すると、ある時
こんなことがあった。
最初から
「○○さん」と呼んでくださっていたのが、
前任マネージャーの50代の方。
周囲の暴れん坊の先輩方をつかまえて、
「上司なんだから、さん付けで呼ばなきゃダメだ!
そんなの、当たり前だろう!」
と、ビシッと言ってくださっている姿があった。
これ見よがしに、
「やってまっせ」感があるわけでなく、
至極当然、といった感じ。
また、前任のマネージャーでもあるので
周囲への影響力もあって、
それ以降は
呼び捨てで呼ばれることはなくなった。
本音を言えば、
時と場所に応じて
使い分けてくれたらいい。
今まで、
仕事を離れれば、お酒を酌み交わす
間柄であった人もいる。
飲み会となれば、
お酒もつくるし、先輩への配慮は
これからも変わらない。
ざっくばらんにやる時は、
上司も部下もなく、
人生の先輩後輩でいい。
基本的に、
楽しく仕事が出来れば一番いいし、
仲がいいに越したことはない。
ただ、
社内の組織は、機能別の
部門編制になっていて
営業部門のみが、対外的に販売をし、
売上を稼ぐ体制。
だからこそ、
売上に対して、利益に対して
貪欲じゃないと
他の部門の方々に迷惑がかかる。
極力、迷惑をかけないよう、
社内から頼りにされるよう、
きっちり、引き締めるところは締め、
変化を伴い、
前進させていく必要があった。
でも悲観することはない。
その日、素晴らしい発見があったんだから。
良き理解者であり、相談者であり、
味方を見つけたのだ。
隣の部署にいた時には、到底わからなかったなぁ。。
これは、本当に、本当に大きなことだった。
ひとりで出来ることなんて、
高が知れている。
自分の力なんて、
高が知れている。
必要なのは
共に前進してくれる、
「同志」。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
マネジメントでお悩みの方、
管理職になって日が浅い方、
上司の考えに「?」と思っている方、
カッチカチに古い体制の会社に疑問を持たれている方、
などなど。
お仕事でそんなお悩みを持たれている方に向けて
発信していきたいと思います。
きのした