見出し画像

投資のすすめ① ~株式への投資~

今、世間では来年2024年から始まる
NISAの新制度も含め、
金融や投資に注目が集まっている。

個人が行う、金融関連の投資について、
わたしは否定はしない。

わたし自身も、20代前半で証券口座をつくり、
株式への投資をしてきたから。


だから、おすすめしたい。

投資の歴としては、それなりに長い。
歴と成果が比例するか、はさておき。

「安く仕入れて、高く売る」
単純で簡単で儲かる、わけはなく。


とにかく、
経済学部出身者であっても
金融機関に勤務する者であっても

投資で利益を上げることは
簡単ではない、

ということもお伝えしたい。


ではなぜ、おすすめするのか。


それは、
自分自身が株式投資をしていると
圧倒的に

経済情報に敏感になる」から。

経済情報とは
正確には、経済に関連する全ての情報、
つまり、国策や社会情勢から国際情勢、
身近な生活情報まで。

それらが思わぬところで市場や株価に
影響を及ぼしているから。

よく、株価は半年、一年先の企業価値を
表している、と言われる。

それだけ、今現在起きた事、決まった事が
「将来の業績にどのように影響するのか」
という予測による市場の反応が
とてつもなく早い。

ひとつのニュースから次、その次へと繋がって
関係ないと思っていた企業の株価が
上がったり、下がったりする。

自動車メーカーの
「ホンダが2040年までに完全に電気自動車と燃料電池車に切り替える」
といったニュースが報道されると、

乗用自動車という分野においては、
大枠として

・ガソリンエンジン車の販売終了
・バッテリーで駆動するモーター車のみ販売していく

こんな感じのことが予想できる。

ガソリンエンジン車の販売終了からは
開発技術者、部品供給メーカー、部品在庫、
製造原料、生産工場、生産設備、設備保守、
整備技術者、ガソリン小売販売店など
多くのものが不要になる。

それによって、影響を受ける業界や企業が出てくるから
上場企業であれば、すぐに株価が動く。


ホンダのこの戦略が成功するか失敗するかは別として、
会社として方針を掲げたので
ホンダの株価が動くのは間違いないが、

取引先や関連する業界や企業にまで
その影響が波及する、ということ。


こういった視点で情報を収集したり
情報を読み解く練習をする上で、
株式投資を介して勉強することを
おすすめしたい。


やっぱり、自分の身銭を切った投資となると
損得について自然と興味が沸く。

その
「業界や企業に対する情報収集や将来予測をする」
ようになる、ので

自然とアンテナの張り方なんかも身についていく。


「あぁ、そんなところが関連していたのか」
「あの会社、あそこのグループ会社だったのか」
「その会社、そんな事業も行っていたのか」

けっこう、知らなかったことが多く、
発見することが多い。

ただ、金融投資をおすすめしても、
上場株式以外への投資は絶対おすすめしません。

為替売買なんかどの要件で変動するのか、見えなさすぎる。
金融商品なんて、中身が何でどこにいくら投資しているのか
見えなさ過ぎて怖すぎる。

そして、販売手数料とか信託報酬とか
口座管理料だとかの名目で手数料が差し引かれ
実質配当何%なんだよ、みたいなものも多い。


もちろん、投資信託なんかは運用に失敗したら無配当だけど
手数料はきっちり取られるのでマイナスになる可能性もある。
更に価格が変動するので売却損が出る可能性もある。

利益が出たとしても
NISA枠外だとそれらの利益に対して20%課税されるし。
(これは株式も同様)


とにかく、実態のわからない、よく見えないものには
手を出さないのが無難。


「投資先がハッキリしている」
これ重要。

不正やその隠蔽があったら、どうしようもないけど
上場株式への投資は、まだ透明性が高いので、予測しやすい。


いずれにしても、
「投資は自己責任で」
とよく言われるように

預貯金のように一定額を補償されるものではないので
慎重に行うべきなのと、

最悪、全額なくなっても
直ちに生活に支障がない、という金額に留めておくことを
おすすめします。

わたしは最初、20-30万円くらいから始めました。
当時はすぐに減っていきましたが。。。汗


管理職ともなると、判断をする場面が
増えると思います。
そういったときに、市況や情勢が見えていると
いい判断ができると思います。

わたしはブランドビジネスに携わっていたとき、
主力取引先は百貨店業界でした。

だから、業界全体が縮小傾向にあって
それに拍車がかかったとき、お取引先を
絞っていきました。

店舗内装へ投資する体力があって
集客する力があるお店には
新規出店を勝ち取りにいく。

逆に、旧態依然として魅力に欠け
集客に疑問を持つお店は
撤退を進めました。

今、ストライキがあった話題のグループとも
数年前の当時でしたが、
大型店のみに出店を絞り、新規出店や
店装の改装への投資を凍結しました。

また数か年計画で、複数あったお店を統合していきました。


現場を見ているだけでは、
こういった判断はできなかったと思っています。

いろいろな経済ニュースを総合的に分析したからこそ、
判断できたと思っていて、
今でもその判断は誤っていなかったと思っています。

特に、企業が大きくなればなるほど、
経営陣の方針や考えは

現場の社員の方から聞くよりも
報道の方が早くて詳しい場合もあります。


そういったことも踏まえて、
情報収集と分析の練習として、
株式への投資はおすすめです。


また改めて、株式投資については
もう少し掘り下げたいと思います。



最後までお読み頂き、ありがとうございます。

マネジメントでお悩みの方、
管理職になって日が浅い方、
上司の考えに「?」と思っている方、
カッチカチに古い体制の会社に疑問を持たれている方、
などなど。

お仕事でそんなお悩みを持たれている方に向けて
発信していきたいと思います。

 きのした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?