【まほやく考察☆自由研究】 キリスト教と元相棒 ネロは聖母マリア&ユダ?
前回ブラッドリーのモデルがイエス・キリストという考察をしたので、
次はネロのモデルがマリアとユダ、ペテロという考察をしていきたいと思います。
ブラッドリーはこちら
はじめに
さまざまな媒体からの不確かな情報であることと、
ストーリーのネタバレを含むことと、
宗教に関することなので慎重な方は観覧をお控えいただくこと、
ご興味のある方は夏休みの自由研究的な軽いノリでさらっと読んでいただくことをお願いいたします。
? ?「同じ言葉を沢山使うね! こと、が好き?」
聖母マリア&ユダ&ペテロ=ネロ説
プロフィール
名前:ネロ・ターナー
場所:東の国
特技:かなり凝った家庭料理
魔道具:カトラリー
その他:北の国出身、死の盗賊団No.2でブラッドリーの元相棒だった
過去を隠している。(つもり)
【聖母マリア】
【誕生日、カラーの類似】
改めてこちらを。
いや、そのままなんですが。
ベツレヘムの星
イスラエルのナザレにある受胎告知協会。
聖母マリアの家だったナザレの洞窟の上に立っているとされています。
イエス降臨の際に一際輝いたとされるベツレヘムの星(クリスマスツリーの上に飾るあの星)と十字架のマークが壁画に残されているのですが、
このベツレヘムの星に見覚えはありませんか?
ネロのブローチとブラッドリーの魔法陣に似てるのです。
特にネロのブローチのデザインはずっと謎でした。どう見てもポケ○ンのヒトデマンかスターミーだからです。
でも当たらずも遠からず星の意味でした。
これはイエスが誕生した時に輝いた星なのです。
これを目印に羊飼い達が祝福をしに集まってきました。
(イエスのモデルであるミトラ神と同様。
だからミスラもタロットカードの星☆)
それからこのブローチの真ん中に埋め込まれている青い石ですが。
ブラッドリーの時に紹介した「星海珠」である可能性が大。
はっきりネロの口からは明言されていませんが特徴は似ていて、ネロはこれを箒にも使っています。
仮にこれらが星海珠なら、真珠の100倍価値のある宝石を常に複数持ち歩いていることになるのですが。
ネロくん・・・・?実は自己肯定感爆高い?
そして今この瞬間に気づいてしまったのですが、ネロのポケットのライン色、不思議ですよね。なんで赤と青なのか。前から不思議でした。
ずばり、マリアカラーです。
マリアといえば青なのですが、そのインナーカラーは赤で描かれることが非常の多いのです。
【乙女座】
聖母マリアと混同視されることもある乙女座ですが、モデルはギリシャ神話のデメテルという穀物の女神です。
乙女座は大麦の穂を持つ女性の姿で描かれ、その麦の穂にはスピカが輝きます。
先に紹介したネロのブローチは、このスピカであるとも言えますね。
(日本では、真珠星と言うそう)
そしてこのデメテルにまつわる神話がネロの性格に大きく影響しているようなのです。
これが意味することは、デメテルというお母さん、
怒らせるとおっかねぇということです。
まさにこのやりとりを思い浮かべます。
でもネロが怒るとこ、みんな大好きだよね!!!
そして乙女座は繊細で細部にこだわり、献身的です。
周りのことをよく見ていて、情報分析が得意なので事務や秘書などが向いています。
ネロはリケやミチルを中心に、若い魔法使い達や賢者のことまでよく面倒を見てくれる気遣いの鬼です。
また盗賊団にいた頃はブラッドリーの相棒として作戦の会議に参加し、助言をしており、ブラッドリーもネロの細かい気づきを重宝していました。
【ユダ】
「裏切り者」の代名詞、12使徒のユダです。
最初にネロをユダだと思ったのはこちらのセリフからでした。
「最後の晩餐」という言葉が出てきたら、おやぁ?となりますよね。あ、この「おやぁ?」はシャイロックの声で再生してください。
情報過多すぎて2話でクライマックスだったひまわりイベ。
この後も衝撃的な発言が続きます。
「20回目以上からは、そんなに死にてぇなら俺が殺してやるって思うようになる」
「(30回目以上からは)一緒にはいられないと気づくんだ」
だからネロはブラッドリーの前から黙っていなくなったんだ・・・
となって、
この後これをテーマに沢山の神二次創作が生まれます(感謝)
ユダがイエスを裏切った理由は謎のままです。
「イスカリオテのユダ」と呼ばれ、イエスを含め使徒はガリラヤ出身でしたが彼は違いました。
しかし推測では、理由についてこのようにあげられています。
・信仰心がなかった。
他の使徒がイエスを「先生」や「主」と呼ぶ中、ユダだけは「主」と呼びませんでした。イエスはあくまで「先生」であり神とは信じず、皆がイエスに対し信仰告白や忠誠を誓うを行う中、ユダは行いませんでした。
ネロは反転しています。
手下が「ボス」と呼ぶ中ネロは「ブラッド」と呼ぶことを許され、
忠誠心がありました。
しかし今はやる気がないスタンスで、親愛ストでは
「正義や自分自身や助け合いにも熱心になれない」
「どっちつかず」
と言っています。
・方向性の違い。
かつてイエス一行はエルサレムのユダヤ教指導師カイアファに逮捕されそうになったことがあるにも関わらず、自らが王とする演出のために再びその土地に訪れて民衆の前に姿を表すのを、自殺行為だと思い理解できなかったとする説です。
さらにその神殿で、イエスは暴れます。
神殿の前で商売をしている商人に対し、「神聖な場で金儲けをするな!」と怒り弟子達と一緒に屋台をひっくり返す騒ぎになったのです。
その後ユダは一人でカイアファの元へ行き、「イエスを止めたい」といって裏切りの策略を練りました。
ネロも死に急ぐブラッドリーを止めることに必死でしたね。
・欲の塊だった。
ユダは地位や名誉、金にがめつかったとされています。
金銭ガバのイエスの代わりに弟子達がガメつくなったという話ですが、
特にユダは会計係でお金をちょろまかしていたとされ、
マグダラのマリアがイエスに高級品だった香油を塗る際には「勿体無い」と怒りイエスに嗜められたエピソードがあります。
それを機にカイアファにイエスを売り、
報酬として「銀貨30枚」を受け取っています。
(1〜4ヶ月分の給料)
ここでネロの所持品を見てみましょう。
なんか・・・・銀色だな・・・気のせいかな?
魔道具、ブローチ、ネックレス、ブレスレット、身につけているアクセサリーが全てシルバーです。
きっとブルベ夏なんだろうなー。銀はお手入れが大変なんだよ。
そりゃあそう。
しかしこのセリフからは、名誉や勝利などの執着は感じられません。
ブラッドリーも、ネロを「欲のないやつだった」と語っています。
でも、元盗賊だったので普通に手癖悪いんですよね。
このセリフ、言ってみたい!
ユダの裏切りと、ネロの呪文
ユダの裏切りの意味について、このような意味づけがなされています。
予言の力があったイエスはユダの裏切りを全員の前で予告しており、捕まる時もユダに「あなたのやろうとしていることをやりなさい」と裏切りを容認しました。
ユダの裏切りは、イエスの救世主としての役目を果たすための必要だったということです。
そしてそのことをイエスは「一粒の麦」に例えました。
ネロのタロット背景「吊るし人」には反逆者ユダという意味があります。
ユダはキリストが裁判にかけられ死刑になったあとそれを悔やみ、
受け取った銀貨を返し首を吊って自殺します。
そしてこの背景にはネロの乙女座のシンボルとアミュレットである麦の穂が描かれており、まさに一人の犠牲によって多くが助かるという構図になっているわけです。怖い。
そしてネロの呪文「アドノディス・オムニス」の意味
「裏切り」も、全てを学ぶための必要な神秘だったのかもしれません。
【聖ペテロ】
もう一人重要な人物として、ペテロを紹介します。
ペテロはイエスの弟子、12使徒の中のリーダーで、つまりナンバー2。
ガリラヤ湖で魚釣りをしているところをイエスにスカウトされ入団し、もっともイエスに愛されていたとされます。
そんなリーダーの彼ですが、ドジでおっちょこちょいとして有名です。
・湖に落ちる
ある日、ペテロ達が漁をしていると、イエスが湖の上を歩いて近づいてきました。この話を元相棒に置き換えるとこうなります。
奇跡の力を一瞬でも疑ってしまい、ペテロは湖に溺れました。
(余談)
「信じるものは救われる」の言葉のようにブラッドリーはネロに「信用してる」とハッキリ口に出して言うんですよね。何回も。
だからネロは苦しんですけど。
ブラッドリーの魔力の根源は「信じること」なんでしょうね。
もし仮に裏切りが明るみに出たら、信じてた人に裏切られていたわけですから、相手を信じられなくなった時、多分ブラッドリーも湖に沈むんだと思います。
・イエスに体を洗わせる
ペテロがイエスに怒られた時のエピソードです。
これはこうなります。
・耳を切り落とす
ユダが裏切り司祭達がイエスを捕まえにきた時、抵抗のためペテロは剣でそのうちの一人の耳を切り落とし、イエスに「剣を収めなさい」と言われます。
この時、ペテロが切り落とした祭司の耳は「右耳」。
ふぅ〜ん?
とっっっても深読みしてしまうのですが、
右耳=正しい方、神の側
という意味があり、アラビア語で
「耳」と「許可」の語源が同じなので
ブラッドリーの右耳の切れ目とは、
「もう神ではない」「聞く耳を持たない(許可しない)」
という意味を持つのではないでしょうか。
みなさんはどう思いますか?
「てめぇは天国!、俺は地獄!」
右=神、祝福、天国
左=呪われたもの、地獄
いや、えっっっぐ・・・
・知らんぷりをする
裏切りの代名詞はユダでしたが、実は12使徒全員がイエスを裏切っていました。
ペテロ、泣く。
その後に鶏が鳴くのを聞いて予言を思い出したペテロは、走り出して木の側で号泣しました。
これって誰かさんですよね。
(健康になれる画像集)
ブラッドリーとの関係を隠し、知らないフリをしながら、ついうっかり自分から「昔話」をしてしまって毎回誤魔化してる……
新しい「ブラッド……リーくん」が更新されるたびに、
トレンドが「ブラッド」「リーくん」になってしまう、
どこかの料理人にそっくりですよね。
ペテロとの共通点はそれだけではありませんでした。
・天国への鍵
ペテロはイエスに「天国への鍵」を授かり、大きな鍵を持った姿で描かれます。
鍵と言えば、レノックスの魔道具ですね。
キリストのブラッドリー、そして神の使徒リケ、建国の英雄ファウスト。
ネロと特に仲の良い3人は聖職者、聖書をルーツにしていると考えています。
関係の近い人たちはそれぞれでモデルの人物から特徴を貰っているので、
ネロとファウストがペテロとして繋がるのです。
ファウストとレノックスはモーセとペテロをミックスしていて、モーセの十戒がファウストの鏡、ペテロの鍵がレノの魔道具ではないかと思うのです。
(レノ、ファウスト、モーセについて考察を出すか分かりません)
ファウストも、自分の過去について「人違いだ」と知らんぷりしてますよね。
では、ネロの鍵はというと。
鍵開けの特技です。どっちかっていうと地獄の鍵。
盗賊のなごりと手先の器用さの演出しているのかと思ってましたが、どうなんでしょうか。
ファウストが「封印はネロの方が得意そう」と言ってたのも何のフラグなのか、これからが楽しみです。
ちなみにペテロもネロのタロット「吊るし人」のように、
逆さ十字の刑で処刑されています。
そして初代ローマ教皇だったペテロを処刑したのは、皇帝ネロでした。
【ポルタ・ニグラ】 (追記)
(有志の方から情報を頂き追記します!)
ドイツ、トーリアの「ポルタ・ニグラ」は1986年に
「トーリアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」として
世界遺産登録されました。
こちらはネロのスポット、雨の街のモデルという説。
周辺の建物の屋根とかも雰囲気よく似てますね。
東の国はドイツベースなんでしょうか。
【フランダースの犬】
「ネロ」という名前がどこから来たのか。
私は児童文学きっての悲劇「フランダースの犬」を有力候補として推します。
はじめにネロがフランダースっぽいと思ったのは、東のエチュードとブラッドリーのお部屋ボイスでした。
「涎を垂らして喜んだ」「尻尾振って感激」
なんだか、犬っぽい表現ですよね。
実際、ネロはブラッドリーを「ボス」と呼んでいた時代は良き忠犬だったと思います。
なんで「犬」?
まほやくは猫社会ですが、その中で犬を飼っていたのはレノックスとオーエンです。(他に誰かいた?)
ブラッドリーもこのセリフから猫より犬派なのかもしれません。
人懐っこい犬を飼うように、忠犬時代のネロを可愛がっていたのでしょうか。
(サンリオコラボのでネロ達がメロメロだったシナモンも子犬でしたね)
改めてストーリーを見てみましょう
ここは北の国か?
何がやばいってこれ、クリスマス当日にはアリアの父親が今までの行いを悔いて謝罪、そして絵の才能を認めた著名画家の二人が見受け引受人に立候補していたのですよ。あと1日、あと1日待っていれば・・・・
貧しくても絵の才能のあったネロは手先が器用で料理上手なネロに似たひたむきさがあります。
そして奇しくも、ネロが最期に求めたルーベンスの絵はアントワープの
聖母大聖堂の「キリストの昇架」でした。
ブラッドリー編でも書きましたが、クリスマスはイエスの誕生日と設定されています。
ネロとパトラッシュはその前日のイブか、クリスマス当日が命日となってしまいました。
抱き合って凍死していたため、二人の遺体がどうしても離れず、
一緒に祖父の墓に埋葬されました。
死なば諸共???墓まで一緒がいいって??
いや、これって……
やだも〜〜、これじゃないのよアンタもう〜〜!(何キャラ)
う”う”う” ぅ”。。。。
この「本当はずっと一緒にいたい」のムーヴはフランダースから来ているのかもしれません。
☆ここでの反転☆
「くたばり損ないを拾って相棒にした」
ネロを拾ったブラッドリーですが、
フランダースでは犬のパトラッシュが前の飼い主から虐待を受け、捨てられて死にかけているのをネロに拾われました。
【彼らの共通点】
ここまで、まほやくのネロとの繋がりをマリアやユダ達から深掘りしましたが、彼らにある共通点は「失うことへの悲しみ」にあると思います。
この、「悲しみの聖母」の像があるように、
聖母マリアはイエスを失った悲しみに打ちひしがれ、
ハデスに娘を奪われたデメテルが、悲しみと怒りで穀物を枯らし、
フランダースのネロは未来に絶望し、
ユダは裏切った後悔で自殺し、
ペテロは号泣します。
あーー!!これでは「自分は無力」の自己肯定感爆低モンスターになってしまう!!
こうなる!!!
こうなる!!!!
仕方ないですね。ブラッドリーがいなくなった後のネロは酷いもんです。
生きていたとしても心臓に7本剣が刺さるんです。
ペテロはイエス没後にリーダーとして覚醒するんですが。
そして、ネロは子供を思う母親の気持ちが一番理解できる人かもしれません。
ブラッドリーがネロや北の子供を拾おうとしたり、村の子と遊ぶシーンも多いんですが、
同じ国のシノとヒースだけでなく、リケやミチルを「お子ちゃま達」と呼んで普段から可愛がっているのはネロですし、周年イベや春イベの時に見せたシアンやヘレナに対する優しさは人一倍。
でも人付き合いは苦手なんです。優しすぎるからですよね。
大好きだけど素直になれないヘレナと、寂しさで子供を攫った精霊のどちらの気持ちもネロは理解しています。
【料理人】
モデルの人物に料理の話は目立ってありません。
では、なぜネロは料理人なのでしょう。
乙女座の世話焼きと「穀物の神」という特徴、
そして大事な人を生かすための神聖な儀式が料理だったのではないでしょうか。
左胸のポケットに、マリアの赤と青、イエス生誕の星(もしくはスピカ)、健康長寿の真珠(星海珠)を持っているネロ。
初期設定では、厄災の魂の傷が「体液がワインになる」だったネロ。
ワインは「キリストの血」であり、パンは「キリストの体」なので、
イエス=ブラッドリーの考察が正しければ
ネロはブラッドリーへの思いを今でも胸に秘め、
その命になりたかったのだと思います。
私はこれからネロがパンを焼いたりワインを飲もうとする度に、
「あ、ブラッドリーの体じゃん」、「あ、ブラッドリーの血じゃん」
と思ってしまいます。
皆さんも一緒にどうですか?
【まとめ】
ネロのモデルについて考察しました。
面白かったでしょうか。
ネロは、キャラデザや誕生日などをマリアベース、性格を乙女座から、ストーリー背景をユダやペテロ、フランダースの犬をモデルにしたと考えられます。
調べるうちにどんどん色んなことが分かって面白かったです。
ペテロが可愛いです。
ですがあくまでネロはネロなので、まほやくのネロがこれからどう活躍していくのかは分かりません。楽しみですね。
途中で少し触れたファウストやレノの方も考察記事を書きたいのですが、やらないかもしれません。
中央がエジプトなどの地中海だとすると、
中央出身のファウスト、レノと、関係の深いフィガロ、オズ、アーサーは芋づる式で分かってくるので良かったら調べてみてください。
ここまで見てくださり、ありがとうございました。
おわり!
ブラッドリーはこちら!
合わせてこちらも!
追記・考察
ネロの魔法陣
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