ナウキャストはマグロ卸である
ナウキャストでHRを担当しているきのまゆです。
入社して1カ月が経ち、思ったこと。
「ナウキャストって何の会社?」がちょっと伝わりづらい。
入社後、社員の皆さんが日々どんなプロジェクトに携わっているかなどなどを聞いていると、「この会社めちゃくちゃすごいじゃん!!」と思うこと1万回なのですが、「つまり何をしている会社なのか」を理解して説明できるようになるまで時間がかかりました。
そこで役に立ったのが、「ナウキャストはマグロ卸である」というメタファーです。
このnote では、「ビッグデータとかオルタナティブデータって聞いたことはあるけど、それを使って実際何をどうするの?」という方にも(わたしがそうでした・・・)、ナウキャストという会社を理解してもらえるよう、このメタファーを使ってわかりやすく説明してみたいと思います!
オルタナティブデータは広大な海
みなさんは「ビッグデータ」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
大きいデータセンターとか、データを沢山持っていそうな企業、GAFAなどを思い浮かべるのではないでしょうか。最近では位置情報データなんかもよく聞くようになりましたね。
ナウキャストで取り扱うのはそんなビッグデータと呼ばれるデータの中でも、これまであまり使われてこなかった新奇性の高いデータ、POSデータやクレジットカードデータなどの従来投資判断に使うことが難しかった、「オルタナティブデータ」と呼ばれるデータです。
あまり馴染みのない単語かもしれませんが、「オルタナティブデータ」って、例えるなら広大な海みたいなものだと思うんです。
だとしたら、海水浴場があれば誰もがそこで遊べるし、一定の範囲で釣りだってできますよね?つまり誰もが制約なく、目的に応じてアクセスできる場所であると思っています。
ナウキャストが実現したいのは、その「オルタナティブデータ」の海に必要な人がアクセスできて、そこから得られる知見によって、人々のより良い意思決定に貢献できる世界です。わたしたちは、これを「Alternative data for actionable insight」という合言葉で表現しています。
ナウキャストはマグロ卸である
突然ですが、みなさんマグロはお好きですか?
魚好きなわたしにとってお魚売り場は必ず足を止めてしまう場所なのですが、マグロって大トロとか赤身とかいろんな部位があって、さらに柵とかネギトロ用とか色々な形で売られていますよね。
でもマグロがまるまる一匹で売られていたらどうでしょう?
買わないですよね。
だってマグロ一匹買っても、そもそもどうやって捌いたら大トロが取り出せるかわからないし、おいしく食べるためにきちんと外さなければいけない部位とかもあって、そのためには専用の包丁とか広いスペースとか沢山準備しなければいけないことがあるじゃないですか。
つまり、一般人であるわたしたちからすると、マグロは柵とか切り身の形になって初めてその価値が享受できる。そんな存在ではないでしょうか。
ナウキャストはそんなマグロ卸と同じ存在だと、わたしは思っています。
大きなマグロを釣ってきて、それを必要とするたくさんの人たちに、それぞれが欲しいと思う形でお届けしてみんなでハッピーになろう。・・・ということを事業としてやっているのが、わたしたちナウキャストです。
ナウキャストが展開する3つの事業
ナウキャストが捌くマグロ=オルタナティブデータになるわけですが、どんなふうに捌いていくのかを具体的に見ていきましょう。
わたしたちが扱うオルタナティブデータは、POSデータやクレジットカードデータ、位置情報データなど様々です。
これらのデータからは多くの情報を得ることができますが、そのままの状態では有効に活用することが難しいです。なぜならそこには不要な情報が入っていたり、時にはデータが欠損したりしていることもあるからです。
ナウキャストは、そんなデータをきれいに整えたり、データを分析できるダッシュボードを開発して提供したり、さらにそこから分析結果をレポートとしてまとめたりなど、データを受け取る方が「欲しい」と思う形にしてお届けしています。
まさにマグロの柵と切り身とお寿司、みたいなイメージじゃないでしょうか。
ナウキャストは、データを受け取るお客様のタイプとニーズに合わせて、以下3つの事業を展開しています。
1.Economic Research
証券会社や官公庁のエコノミスト、事業会社の経営企画部の方のマクロ経済分析をサポートする事業です。コロナ禍で足元の消費動向を把握することの重要性が強まる中、例えば巣ごもり需要によるECやコンテンツ配信の伸びを公的統計よりも早くタイムリーに示すことができます。日本銀行や内閣府の展望レポートや月例経済報告の資料などでも多数活用されています。
2.Investment Research
機関投資家の意思決定をサポートする事業です。多様な銘柄の消費購買活動のデータをタイムリーに整形しています。整形したデータは、国内のみならず海外の投資家の方々の意思決定の参考資料として、ダッシュボードやレポートといった形に展開され、利用されています。
3.Marketing Support
市場分析や商品戦略などのマーケティング領域で生かしたいと考えていらっしゃる事業会社さん向けに、データを提供する事業です。
レゴジャパン様、ベガコーポレーション様の活用事例はこちら
おわりに
少し長くなってしまいましたが、わたしたちナウキャストは、今まであまり活用されていなかったオルタナティブデータをforecastではなくnowcastすることで、企業や行政がスピーディでより正しい判断を下せるようにサポートすること、すなわち「Alternative data for actionable insight」実現のために、日本のデータ流通のエコシステム形成を目指しています。
この記事を読んで、少しでもデータ活用の未来を創ることに共感してくださった方がいらっしゃれば、是非わたしたちと一緒に世界を目指しましょう!
読んでくださってありがとうございました!
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