あなたは何のために働いていますか。〜働き方の変わる時代のは働き方〜

あなたは何のために働いていますか?
お金のため。
家族のため。
昇進したい。
沢山の理由があると思います。
今日は
〜ために働いてるってなんとなーく思ってたらやばい!
と言うことを皆さんにお伝えしたい。

今回私にそう考えさせた本は
WORK SHIFT
リンダ・グラットン著
である。

今世の中は急速に変わってきている。そして人々は忙しくなった。

情報革命?
テクノロジーが加速度的に進歩?
そう。
今社会は急速につながりを強めている。
昔と比べて考えてみて欲しい。
昔は電話がなく手紙でやりとりをするか、直接会うしか連絡を取ることはできなかった。
だが、電話が生まれメールが普及し、いつでも連絡を取り合うことが可能になった。
それによって仕事は何倍も効率化された。
そして、仕事と私生活の溝は埋められてしまった。
さらにはビデオ会議、リモートワーク
仕事が職場に縛られなくなったことでさらに私生活と仕事の溝はなくなった。

これから先の未来

テクノロジーはまだまだ発達する。
今はリモートワークは多少不便
ビデオ会議も大人数では不向きだ。
未来では、バーチャルの世界に職場がある。
VRの中で職場に行き、
VRの中で会議をする。
リモートでフェイスtoフェイスの会話ができるようになる。
人間は24時間いつでも仕事の対応が可能となり、
いつでも時間に追われ続ける。

VRの弊害 リアルでの孤独

テクノロジーが発達し、VRの中でなんでも住んでしまう世の中では、リアルなつながりは醸成されない。
同僚との関係は消滅し、
家族との関わりも忙しさから気迫になるだろう。
私たちは意識的に人とのつながりを求めなければいけなくなる。

先進国生まれのアドバンテージの喪失

テクノロジーの発展で世界中が繋がるようになると
今までの先進国に生まれたらそれなりの生活ができる。
という保証はなくなる。
どこの国でも、どんな生まれでも
世界のどこからでも知識を手に入れ仕事ができるようになるからだ。

ワークシフト

我々はこのまま漫然と働いてはいけない。
日本の社会人の平均勉強時間は6分
熱意溢れる社員は10%程度
これが日本の現状である。
働き方が変わる。
そう、
ワークシフトが起きるこの時代において
自分自身をどうクリエイトしていくかが重要となるのだ。

1.大企業病ジェネラリスト

これまで日本の大企業はジェネラリストを育成してきた。
今までは良かった。
そう、世の中がテクノロジーによって繋がるまでは。
いつでも情報が容易に手に入る時代
ジェネラリストの需要は激減する。
需要のある専門分野を見極め
スペシャリストになる必要がある。

2.孤独な競争から協力して起こすイノベーション

世の中は結びつく。
今まではジェネラリストが全て一人でこなしていた。
だが、これから多くのスペシャリストが集まりイノベーションを起こしていくだろう。
過去の例を挙げる。
職人と工場はこの関係に似ている。
職人は全て一人で工芸品を作り上げる。
だが、工場は大勢の作業員が一つの製品を作り上げる。
作品が複雑であればあるほど、
規模が大きいほど
スペシャリスト集団の方が力を発揮するのだ。

3.情熱を傾けられる経験

お金目的の仕事から
経験目的の仕事へのシフト
我々はなんのために働いているのか。
昇進して、お金を稼ぐため
こんな人は沢山いる。
だが、これからの世の中
だが、そんなお金第一の仕事人間は
際限なく降ってくる仕事に追われ
気がついたときには
目的を見失った迷子になるだろう。
現代でも、仕事ばっかで家族にかまわない。
そんな話よく聞くだろう。
趣味、家族、友達

なんのために働いていたのか
お金がもらえるからなのか。
楽しいからなのか
勉強になるからなのか

もう一度考えてほしい。

最後に

私もそんな競争社会で目的を見失っていた。
昇進できるか
同期に置いていかれる不安
給料がどうやったら上がるのか
そんなことばかり考えていた。
だがこの本をよんで
目的のためにお金が必要なだけだと気がついた。
迷子だった私は道を見つけることができたのだ
世の中の迷子の社会人達よ
今こそ
ワークシフトという本を手に取ってほしい。