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喫煙者とキリギリス

15日目に突入しました。やめ太郎です。
いよいよ3週目、21日がひとつの区切りになるとはよく耳にします。
もう少し、がんばろう。

今日は誰でも知っている童話『アリとキリギリス』にからめた話をしたいと思います。
働き者のアリと悠々自適に過ごすキリギリスが冬を越すお話ですね。

喫煙者をこの童話に当てはめるとキリギリスだと誰もが考えるのではないでしょうか。
刹那的に生き、将来困る事になってしまうのに煙草を吸ってしまう。
今を楽しむ事を大切にし、楽観的に日々を過ごしている。

その反対、非喫煙者はアリですね。
アリはとても堅実で賢く、この童話でも正しいとされる存在だと思います。
しかし、喫煙者の目にはこんな風に見えてしまっています。

将来を悲観的にとらえ、つまらない日々を過ごしている。
・いつ死ぬかなんてわからないのに、先の事ばかり考えて生きるのはだ。
・むしろ煙草を吸わないなんて何が楽しくて生きているんだろう。

しかし、これは煙草に毒された喫煙者の一方的な思い込みです。
喫煙者は煙草を切らせる事を恐怖と考えていますからね。
煙草のない人生は我慢をして窮屈なものだと錯覚してしまうのです。

さて、ここからはこれまでの話の内容を覆す事になります。
アリとキリギリスに例えた非喫煙者と喫煙者、これは大きな誤りだと思ったのです。

喫煙者こそ悲観的に生きるアリそのもの

まず、人間はそれほど刹那的に生きれる生物ではありません。
どうしたって将来の事を想定しながら生きてしまいます。
・煙草の健康への影響
・周りからの視線
・経済的な事情
全て理解し悲観しながら喫煙をしています。
・煙草を常に持ち歩く(ないとパニックになる)
・切らさないようにストックの管理をし(のこり何本かまで記憶)
・マナーを守るため喫煙所を記憶し
・吸える時間があるかを常に計算し
・匂いや副流煙に気を使い
・肺や喉の痛みに恐怖感をおぼえる
堅実に面倒な作業をたくさん行っているのは喫煙者の方なのです。
また、煙草をやめなきゃいけないのにと思いながら悲観的に日々を過ごしています。
これはアリの持つ損な部分と一致すると思います。

そして、実際に喫煙をする事で将来の不健康や経済的困難は約束されています。
これはキリギリスに降りかかる悪い部分と一致すると思います。

つまり、喫煙者はアリとキリギリス双方の悪い部分を全て持っているようなものなのです。

非喫煙者はそれとは逆に、双方の良い部分を持っていると思います。
喫煙者より健康の事もお金の事も悩む機会も少ないため、楽観的に人生を謳歌できます。
煙草の管理や喫煙所を探すなんて事にはとらわれずに生きています。

という事でふと思いついた事を書いてみました。
こうしていろんな事に絡めて喫煙を考えてみるのは良い事だと思います。
考えれば考えるほど喫煙には良い事なんてないって思えます。
(そうやって自分を逆洗脳していく事が禁煙のポイントだと思います。)

アリに助けられ涙ながらに改心するキリギリスの様に、
喫煙者もいつか煙草の呪いから醒める時が来るのだと思います。
ほんと禁煙は『改心』って言葉がぴったり来る気がしました。

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