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走ることへの頭の整理(いただいた質問について)

 こんばんは。金目鯛です。すっかり寒くなってきましたね。鯛は今年初めて金木犀のことを意識しました。めっちゃオレンジですね。あと木が普通に木でビックリしました。


著者近影

 さて、このリハビリシリーズも5本目ぐらいになりました。まずは、本業(作文)に良い影響が出ています。とにかく手が動く!頭はあんまり動かない!けどそれはいつもそうなので気にしていません。あとは、走らない日に書いているので、何となくいい頭の整理ができている気がします。

 実業団の知り合いたちを見ていると、骨格レベルから全く別の生き物ですし、走るために生まれてきたとしか思えない馬みたいな体形もたくさんいます。だってキロ4切っても足音しないし。
 彼らに勝てる日は来ませんが、それでもマグレがないだけに、考える余地が多いのがマラソンだと思っています。ただ走るだけ。だからこそ、そこに至る過程に意味があるのだと思います。(というのは、持たざる側の意見かもしれません)

さて本日は、恒例の(?)ご質問をネタに自問自答のコーナーです。例によって意味はありません。自己満足です。

 

すごい勢いで質問が来ました!実は最初にいただいたのですが、例の初マラソンの心情の方を勢いで、こちらを腰を据えて書きたかったので、順番を後にしていました。

・正しいフォームの身に付け方
・フットケア/怪我/疲労との向き合い方
・シューズ編:シューズはこう選べ!
・シューズ編:手入れ・シューズ管理について
・レース編:30kmの壁
・レース編:レース中に何を思考する
・赤裸々!トレーニングメニュー公開!

大漁です!タエンさんも別に1つ1つに体系立てた答えが欲しいわけではないと思うので、何も考えずに答えます。多分それが求められていると思うので…

・正しいフォームの身に付け方

 正しいフォームが何なのかが難しいのですが、≒長距離を速く長く走れるフォームだとすれば、現代のシューズの文脈や、体重移動を考えると、ヒールストライクは選択肢から外れると思います。
というのも、ある程度のスピードになると、接地時のアキレス腱から膝裏あたりの腱の反射(あわよくばハムから大殿筋)が不可欠で、ヒールから落とすとそこが返ってこないからです。あとは、最近のソールに何かしら入っているシューズは、剛性と反発でスピードを出すので、ヒールだとその辺が活かせないというのもあります
 本題は身に付け方でした。フォアでもミッドでもいいのですが、鯛はかなりミッドフットよりです。単純に42キロフォアで走る筋力がないからです。練習でもフォームを意識して走れるのは10分ぐらいだなぁというのが体感で、以降は意識できなくなってきます。
 なので、フォームが小さくなってきたなとおもったら300mのインターバル×10本なんかはよくやっています。上り坂ならなおよくて、接地の感覚と、腕の振り、ストライド含めた「大きなフォーム」を作るのに役に立っています。あとは700m×5とかも好きです
あとはレース中のチェックポイントを2つ用意しています。特に、ダレてきたり、ペースが落ちてきたときですね。

①ピッチが落ちていないか

 疲れると同じペースでもピッチが落ちます。ストライドが間延びします(伸ばしてるわけではないので、間延びです)。ピッチが落ちるということは接地時間は長くなっているので、空中にいる時間が短くなっています。歩数が多い方が疲れるやんけ!と思うのですがところがどっこい、後半戦はピッチで立て直す方が楽にリカバリーができます。なので、まずはピッチが落ちていないかをチェックします。鯛の場合は180ですし、好きな曲でいくつかBPM180の曲があるので、それを思い出して戻したりします
 あと、レース中の再加速を絶対ストライド起点でやらないようにしています。例えば、折り返しや給水の直後です。落ちたスピードをストライドで戻そうと「一生懸命走って」しまいがちですが、疲れるだけなので、こういう時こそピッチを意識してスピードに乗せていきます。

②足音が濁っていないか

 普段のジョグは音楽を聴きながら走ることが多いのですが、ロング走や閾値走の時は聴かないようにしています。足音にいろんな情報が詰まっているからです。足音はみんな癖があるし、左右でも異なります。それが調子いい時でもそうならよいのですが、走っている途中で左右で別の音が出ていたら注意しています。大抵は接地が雑に、踵寄りになっているからです。鯛の理想の足音はトットットッです。早い人のジョグは接地が美しいし足離れがいいのでほとんど音がしません。

・フットケア/怪我/疲労との向き合い方

7日間移動平均の負荷は重視しています。大体鯛の場合は経験則で7日間平均が70㎞ぐらいの状態が2週間ほど続くと右足を怪我します。
 フットケアですが、足裏のマッサージは大切にしています。オイルやジェルを使って全体的に、柔らかくしておくイメージで、踵やアキレス腱までしっかりやります。あとは、ロングやインターバル終わりで膝周辺で少し違和感があれば、がっつり目にアイシングはします。
 疲労との向き合い方は、疲労との付き合い方だと思います。とにかく壊さない。壊れそうならやめる。3歩進んで2歩戻ることはしたくないので、そこは丁寧にやっています。調子悪そうな日は周回とか短いループで走るようにしています。遠くまで行くとやめるにやめれず走って帰ってくることで、よくない日に無駄に距離を増やしてしまうからです。鯛は一度長居公園スタートで大阪城公園でどうにも走れなくなってリタイアして電車で帰ったことがあります。真冬にTシャツ半ズボンで電車に乗る鯛は不審者でした。

・シューズ編:シューズはこう選べ!手入れ・シューズ管理について
 アシックス、ナイキ、アディダスの大体のシューズは試しました。名前がよく出るやつは履いたことがあります。メルカリで手放したりもしましたが、フィーリングが特に合うものを手元に残してきました。
 シューズ選びは、1足なのか、目的ごとかによっても違いますが、鯛の中でのシューズ選びの基準は「足離れの良さ」です。具体的には短い距離ほど足離れの良いシューズが良いと思っています。言い方を変えると「接地時間の短いシューズ」です。反発や抜けの良さとも言えます。

インターバル・レペティション→薄底派です。タクミセン9とか
Tペース・10㎞ぐらい→楽しく走るなら薄底派です。ただ、レースを意識し始めると、本命シューズを履きます
ジョグ→重くてよいので、楽なものが良いと思います。鯛はクッションが強くても、レスポンスが悪いと調子がおかしくなるので、あんまり分厚いだけのシューズは選ばないようにしています。ニンバス25を試したときは、マジで自分がどうやって走ってるのかすらわからなくなりました。今はボストン12一択です。チャキチャキしてて良い。

 鯛の考えでは、マラソンの走力は面積かな~ということです。縦軸が長距離で扱える最高速、横軸がその持続時間ですね。なので、走行距離とレコードは相関するものの、変数は1つではないので、そこだけ伸ばしても期待される効果は最大ではないと思います。



プライベートでパワポを???????????????


 最高速を伸ばすのと、長距離持続性を伸ばすのでは、市民ランナーは後者の方が簡単な気がしています(求められるスピードがそこまでない)。なので、経験則的に語られる中では、走行距離とレコードは相関するとも言えます…
 ただ、縦軸の方が、苦しむけれど伸びた時の恩恵が大きい。というのがマラソンだと思うので、闇雲に距離だけを踏むことは反対です。結局のところスピード練習を嫌がらずにやりつつ、ロングを重ねるのが鉄則だと思います。
 あとは自身が縦軸と横軸どちらに体質的に強みがあるのかを理解することが大切だと思います。(ダニエルズ的になってきました)。これはすなわちボトルネックを把握することと同じです。マラソンは得意を伸ばすよりも苦手を埋める方がタイムが出ます。少なくともサブ3~4辺りはそうだと感じています。
 鯛の場合はどちらかというと縦軸が強み(パワー系)なので、横軸を伸ばしていくことに重きを置きました。
 スピードを落とさずに横軸を伸ばせば、十分目標に到達できると思ったからです。現在まで、縦軸を伸ばすための練習はあまりしてきていません。その結果として10㎞の40分や5㎞の18分台に苦労しました。もしこの先、サブ3を目指すのであれば、あらためて向き合うべきポイントだと思っています。

トレーニングメニュー書くの忘れてた

おやすみなさい

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