私の記憶は妄想なのか
【テーブルの上を走るケネス徳田】
11月8日の23時から「バビロン同窓会」という生配信をやった。
黒木真生さんの「バビロン同窓会!PCからキャス配信中 - / バビロンの同窓会」を視聴中!
その際に以下のエピソード(過去に書いたnoteの抜粋)を話した。
後に徳田は、私が所属している「麻雀企画集団バビロン」の仕事もするようになるのだが、その直前のことである。何の集まりかは忘れたが、20人以上でカラオケボックスに行ったことがあった。
場所はカラオケボックスなのだが、誰も歌わず、食事だけをしたような記憶がある。
カラオケボックスにしては大きな部屋で、そのほとんどを巨大なテーブルが占めていた。着席した人全員のすぐ後ろが壁で、かなりきゅうくつだった。
バビロンに所属していた私と長村大と梶ヤン(梶本琢程さん)が並んで座り、その長辺の向かい側に徳田がいた。
距離にしたら5メートル以上あったと思う。
すでにテーブルの上には食べ物や飲み物が並んでいた。
みんなが好き勝手にガヤガヤと喋る中、長村が「あの徳田ってやつ、かなり変わってるよね」と言った。
長村はプロ協会員だったので、徳田の噂は耳にしていたのだ。
梶ヤンも相槌を打った。
「ああ、おもろいっていうか、かなり変っていうか」
私はよく知らなかったので「へー、どう変なの?」と言って、チラッと徳田の方を見た。
徳田と目が合うや否や、彼はテーブルの上を一直線に駆けてきた。
2010年に公開された映画「アリス・イン・ワンダーランド」で、ジョニーデップが演じたマッドハッターが、同じように食卓の上をダッシュするシーンがあった。
それと似たようなことを徳田がやったのだ。
私はびっくりした。
長村も梶ヤンも「うわっ、うわっ、何してんの」と言ってビビっていた。
他の人たちも悲鳴を上げ、料理や飲み物が倒れないようにめいめいに守り始めた。
かまわず突進してきた徳田は、
「すみません! 僕、何か変なことやりましたか? 本当、なんかおかしいことあったら言ってください。僕そういうのわからなくて、いっつも怒られるんで!」
と言ってきた。
こちらがヒソヒソ話をしながらチラ見していたから、徳田は何かいけないことをしたと勘違いしたのである。
いや、今やってることが一番おかしいんだよ。
そう思ったが、驚きすぎて言えなかった。
「いや、別に大丈夫だから、元の位置に戻って。ただしテーブルの上は走っちゃダメだよ」
私が言うと、徳田は「分かりました!」と言って、今度は人が座っている後ろを走って行ったのだが、ほぼ全員の手を踏んづけていったので、みな口々に「痛っ!」「イタタッ!」と言っていた。
すごい奴が麻雀界に入ってきたなと思った。
念のため元ネタのリンクを貼っておく。
私がこれを話すと、梶本さんも長村も「え? そんなことあったっけ?」と言う。
挙句の果てには私が「よく話を盛るから」とか「妄想ではないか」とか、コメント欄には「夢じゃないですか」などと書かれた。
ええええええ?
いや絶対にあったって。ここまで詳細に覚えている夢とか妄想なんてないし。
ちなみにそのカラオケボックスなのか「パセラ」みたいな施設かは忘れたが、そこに向かう道中「歌舞伎町のさくら通り」を歩いたことは間違いない。
徳田が歩きながら周囲に聞こえたらまずいことを言っていて、私は傘で顔を隠した記憶があるので、雨が降っていたと思われる。
ちなみに、馬場裕一さんも一緒に歩いていて、徳田に「やめろって、知ってるし、余計に危険だからやめろって、黙れって」と注意していた。
後日、徳田の話をした時に馬場さんも「あの時はまいった」と言っていたので、そのシーンは妄想ではなく確実にあったはずだ。
ただ、テーブルの上を徳田が走ってきた話は、もしかしたら私の妄想かもしれない。
これが本当に妄想かどうか確かめたいので「そのシーン記憶にあるよ」という方は「X」のリプでもDMでもLINEでも良いので教えていただきたい。もしこれが事実だとしたら、2001年から2003年の間に起きた出来事である。
【無意識のパクリ】
私は別に妄想扱いされたことに納得がいっていないとかではなくて、逆に人間の記憶というものの危うさを知っているからこそハッキリしたいのである。
20年ぐらい前、こういうことがあった。
私がある雀荘で打っていたら、そこに徳田が現れた。
「わー、こんなところにいた!」
と徳田が話しかけてきたのだが、着ているTシャツが前後ろ逆。ジーパンは膝から裾まで綺麗に破れている。
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