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【無料記事】答えてメカバビィ!? さらし間違えが生んだ悲劇

【麻雀裁判開廷】

カネポン:黒木さん、ついにやりました。僕は麻雀弁護士になりましたよ!
黒木:はあ?
カネポン:東大法学部を出て、苦節20年。
黒木:だから何なんだよそれ。
カネポン:黒木さんは麻雀検事です。賭け麻雀で問題になった黒川検事長じゃないですよ。
黒木:全く分からないんだけど。
カネポン:いつになく鈍いですね。ここは麻雀法廷で、これから麻雀裁判を始めるんですよ。僕が弁護士、黒木さんは検事。そして裁判長はこの人、メカバビィ!
黒木:人じゃないじゃん。
カネポン:そう、人じゃなくてAIみたいなものなんですよね。
メカバビィ:はい、AIっちゃAIなんですけど、違うっちゃ違うんで。
黒木:普通のオッサンやん。
カネポン:裁判長に対して失礼な! メカバビィさんは「X」で今、ルールのクイズ出してプチ炎上してるんですから。

黒木:こういうのをやってアンケートとって、答えを発表したら色々と言われたわけね。
カネポン:だから本当にそれでよかったのか、ここで裁判するんです。事件の詳細はこうです。

南家が⑤ピンを切ったら西家がポンをした。
本来なら西家はさらした牌の左側の⑤ピンを横にしなければならないのに、間違えて真ん中を横にした。そのことには誰も気づかなかった。そしてそれが、悲劇の幕開けだった。
その後10巡ぐらい経過して東家からリーチが入った。
北家は、西家の⑤ピンのポンの形を見て「スジだな」と思い⑧ピンを切った。
すると、親が一発で「ロン」。待ちは⑤⑧ピンだった。
北家「それフリテンですよ」
東家「いや、俺は⑤ピン切ってないし」
南家「⑤ピンを切ったのは僕ですよ」
西家「そうでした。すみません、そうでした」
東家「って言ったってなあ。これ、どうすんの?」

カネポン:とまあ、こういう状況なわけです。さあ黒木さん、検事としてはどうですか?
黒木:っていうかさ、なんで弁護士が仕切るわけ?
カネポン:メカバビィさんが無口だからしょうがないんですよ。
メカバビィ:すいません。
黒木:まあいいや。実は似たような事件には私も学生時代に遭遇していて。その時は最高位戦のプロの人が店長だったから、その人に聞いたら「現状を優先する」と言ってた。つまり、西家の⑤ピンポンは親から鳴いたものとして、アガってしまった親のフリテンチョンボとなった。
カネポン:そんなバカな!
黒木:まあ、親の人はそういうリアクションになるよね。その時も、めちゃくちゃ雰囲気悪くなってたよ。
カネポン:クソッ、ふざけるなよ!
黒木:でもまあ、しょうがない。そういうルールだから。
カネポン:やってらんねーよ!
黒木:うるさいよ! 何回も何回も!
カネポン:要するにコレ、連帯責任ってことですか?
黒木:連帯責任とはちょっと違うよね。あくまでも現状を優先するしか仕方がないという考え方だから。
カネポン:やってらんねー。裁判長、どうですか?
メカバビィ:ここで裁判員制度を導入したいと思います。民意を問うのです。
カネポン:どうやって?
メカバビィ:黒木検事の出した結論はもっともですが、それは競技会の麻雀に限った話ではないかと思われます。巷の遊びの麻雀においては、もうちょっと違う解決策があるかもしれないので、それを皆さんから募集したいと思います。
カネポン:なるほど、よころんで!
黒木:弁護士というよりはガヤやん。
メカバビィ:正解を答えてもらうのではなく「競技会ならこうあるべき」「巷の遊戯ならこうあるべき」というのを、プロ・アマ問わず皆さんに答えていただき、秀逸な意見を参考にした上で判決を言い渡したいと思っております。
黒木:まあ確かに、競技会での裁定と、普通の麻雀の裁定を同じにする必要はないからね。良い試みかもしれない。
カネポン:では皆さん、メカバビィ裁判長のポストを引用して「こうあるべき」というご意見をください!

(了)

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