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【近藤誠一監督 直撃インタビュー】好調のセガサミーフェニックス 元太と堂岐が入って何が変わったか?

Mリーグ2024-2025が始まって約1カ月。セガサミーフェニックスが暫定首位の座にいる。昨年はレギュラーシーズンを通過できず最下位だったが、「今年のフェニックスは違う」と思わせる何かがある。心機一転、メンバー2人を入れ換えた新チームについて、近藤誠一監督に聞いた。


新戦力の2人が当たってますね

 ――シーズン全体の6分の1が終わったところですが、チームの成績がいいですね。

「おかげさまで、今期からチームに入った竹内元太(最高位)と浅井堂岐(雀王)が当たっていると思います。
 元太は特に、運にも恵まれていると思いますね。デビュー戦からいきなり連勝し、その後も好調です。もともと麻雀の実力が高い上に、手が入るし、危険な状況にあまりなっていません。彼は立ち回りのうまい選手なんです。最高位を2回取っているのも伊達じゃないと思わせる麻雀ですね」

――「最高位」というタイトルの大きさを改めて感じます。

「初めて最高位になった時の元太には粗さもあったし、まだ実力がわからなかったけど、最高位になってからの1年でまた変化したところもあって、今、いい形になっていると思います」

――浅井堂岐プロはどうですか?

「堂岐と元太の違いは今のところ、ツイているかツイていないかが大きいですね。堂岐に元太くらいいい手が入ったら同じくらい勝ってるんじゃないでしょうか」

――打ち筋が近藤プロに似ているという話を聞いたのですが。

「堂岐自身がそう言ってるようですね。僕自身はあまりそう思っていなかったんですけど、周りからも言われることがあります。どっしり構えてあわてず騒がず、比較的大物手をねらう打ち方をするところが、そう見えるのかもしれません。
堂岐が4着目から3連続でアガって2着になった回がありましたけど、あの時の打ち方は追い詰められて苦肉の策だったと思います。赤5ピン単騎でのリーチなど自分もあの状況になったら、同じことをするだろうなと思いました」

――昨年からチームに入った醍醐大プロは、初めの頃は不調でしたが……。

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