麻雀ルポ

ルポライター赤松薫が取材に基づいたオリジナル記事を公開していきます。 対象はアマチュアで麻雀に熱い人、ときどきプロ雀士も。監修・近代麻雀編集部。 (注)近代麻雀noteとは別ものです。

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最近の記事

【無料記事】麻雀の沼 新田博志さん

麻雀を打っているだけで時給が発生する。雀荘メンバーは遊んで暮らしながらお金がもらえる、夢のような職場に見えるかもしれない。本当にそうなのだろうか。 不規則な生活で疲れが抜けない「おはようございます」とフリー雀荘に入ってきた男性に、いきなり怒号が飛ぶ。 「何時だと思ってるんだ! ばかやろう!」 「すみません」 たまたま来ていたオーナーに怒鳴られ、顔を伏せて控室に駆け込む新田さんを、フリー客、セット客の数人が目で追う。目配せして首をすくめている客もいるが、本人は気づいていない。

    • 今、サンマ店で話題!山本りおさん(22)の意外な麻雀歴と接客心得

      雀荘ゲストで 見事な客あしらい「雀荘の接客」というと、皆さんはどんなものを求めるだろうか? 麻雀を打つ場所なのだからとにかく麻雀に集中させてほしいだろうか? 他のところでは会話できないようなかわいい女の子に「ドリンクは?」などと声をかけられたいだろうか? アットホームな雰囲気を味わいたいだろうか?   山本りおさんがゲストとして入っている卓からは常に静かに私語が聞こえてくる。その雰囲気と内容が、何とも言えず絶妙なのだ。   ひとことで言えば「うらやましい」。「あ、自分も早

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      • 桜蕾戦で人々を魅了した所作。瀬戸麻衣プロ(19歳)の生い立ちと目標

        桜蕾戦準優勝 その悔しさから立ち直り 瀬戸麻衣さんは、大きな目でまっすぐ前を見ながらきっぱりと言った。 「桜蕾戦、2位でよかったです。もし優勝していたら、一生、この悔しさを経験できなかったし、この原動力は手に入らなかったかもしれません」  桜蕾戦の決勝で見事な麻雀を見せつけ、視聴者はもちろん、実況・解説席の麻雀プロ達からも絶賛された19歳の新人麻雀プロ・瀬戸麻衣さん。  その決勝で敗れて惜しくも準優勝となったのが11月1日。そしてこの取材はその翌週に行った。たった数日しか

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        • 【無料記事】最後の給料は『マイナス』3000円! 地方雀荘メンバー光森諭さん

          地方は首都圏と違って競争がゆるいと思われがちだが、常連客との馴れ合い、経営陣の意識の低さなど地方ならではの苦労もある。 有名国立大学に入ったが麻雀漬けで中退光森さんは雪国の出身。 地元の高校を出て浪人後、地方の有名国立大学(旧帝大)に入学した。 ところが、いつしか麻雀にはまって、気が付けば授業にはほとんど出ず、留年を繰り返すことに。何とか専門課程に進んだものの、希望するゼミに入れなかったこともあって、とうとう大学を中退してしまった。その時、すでに26歳になっていた。 大学

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        • 桜蕾戦で人々を魅了した所作。瀬戸麻衣プロ(19歳)の生い立ちと目標

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          歌舞伎町四天王と呼ばれた保坂さん すべてを手に入れた男の長いモラトリアム「これ以上麻雀が強くなる気がしない」

          今は雀荘でときどき働いているだけ 保坂さんを取材するのは3回目だ。 初めての取材のときは、山梨県でネット麻雀の天鳳を打ち込み、麻雀をするために歌舞伎町にやってきたいきさつなどを聞いた。2回目のときには保坂さんから「しゃべりたいことがある」と連絡があり、ポーカーを頑張っている話などを聞いた。この2件に関しては、竹書房からもうすぐ発売される書籍「ルポ 麻雀に狂った人たち」にも掲載されている。 今回は竹書房のほうから「最近どうですか?」と声をかけて、取材に応じてもらった。

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          歌舞伎町四天王と呼ばれた保坂さん すべてを手に入れた男の長いモラトリアム「これ以上麻雀が強くなる気がしない」

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          【近藤誠一監督 直撃インタビュー】好調のセガサミーフェニックス 元太と堂岐が入って何が変わったか?

          Mリーグ2024-2025が始まって約1カ月。セガサミーフェニックスが暫定首位の座にいる。昨年はレギュラーシーズンを通過できず最下位だったが、「今年のフェニックスは違う」と思わせる何かがある。心機一転、メンバー2人を入れ換えた新チームについて、近藤誠一監督に聞いた。 新戦力の2人が当たってますね ――シーズン全体の6分の1が終わったところですが、チームの成績がいいですね。 「おかげさまで、今期からチームに入った竹内元太(最高位)と浅井堂岐(雀王)が当たっていると思います。

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          【近藤誠一監督 直撃インタビュー】好調のセガサミーフェニックス 元太と堂岐が入って何が変わったか?

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          歌舞伎町の東風戦できたえた麻雀。現在は御徒町三人麻雀ぱぱ店長まるさんは2号店出店を目指す!

          店の宣伝のために取材を受けます!麻雀の世界で、「王道」とは言えないかもしれないが自分の道をひたすら歩んで頑張っている人たちがいる。このnote「近代麻雀ルポ」では、そういう人たちにスポットライトを当てて紹介したい。 月刊誌「近代麻雀」に「ドキュメントM」というコーナーを連載していた頃から、私達はまるさんに幾度となく取材を申し込んでいた。それは、歌舞伎町四天王と呼ばれた保坂さんが「まるさんは昔は弱かったけど強くなりましたね。歌舞伎町にずっといると強くなります。」と言っていた

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          歌舞伎町の東風戦できたえた麻雀。現在は御徒町三人麻雀ぱぱ店長まるさんは2号店出店を目指す!

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          働いてる雀荘の不満をツイートしクビになった早稲田大学生・伊坂圭さん

          全国の雀荘には、大学生が大勢いる。アルバイトで働いている人もいれば、フリーの常連客もいるし、セット客もいる。彼らは、雀荘で過ごしながら何を思っているのか。 今回お話を聞いた伊坂圭さんは早稲田大学出身。留年を繰り返しながらいくつかの雀荘でアルバイトをした経験がある伊坂さんに、お話を聞いた。 軽い気持ちで雀荘でアルバイト 伊坂さんが雀荘でアルバイトを始めたのは大学3年生になる前の春休み。それまで、麻雀は仲間内のセットを打つくらいだったが、他の人とも打ってみたくてフリーに行くよう

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          住み込み打ち子あっさじーんさん

          この記事は過去の近代麻雀記事を編集したもので、11月6日発売予定の書籍「ルポ麻雀に狂った人たち」に収録予定です   あっさじーんという人がいる。麻雀が大好きで、天鳳では鳳凰卓で打つ実力の持ち主だが、お金の管理などが苦手な中年男性。 特に何をしているというわけでもない。ただ毎日、「お金がない」と言いながら麻雀をやめられなくて、ほそぼそと仕事をしながらフリーやセットを打ち続けているだけだ。しかし、その行動が、なぜか何とも言えずおもしろい。 あっさじーんさんはこんな人  あ

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