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「黒木さんはブロックしてます」と言い切るはんじゃがさん。何者?

はんじゃがさんは、時々、ツイッターで麻雀界のことを鋭く批評していて短い文章でもその内容が、心に残る。いったいどういう人なのか、実際にお会いしてお話を聞いた。


麻雀プロをハリボテの「虚業」にする行為がキライ

いきなりだが、はんじゃがさんは黒木真生プロをブロックしている。黒木さんは近代麻雀で独立したnoteを持っている有名プロだが、何が気に入らないのだろう?

「黒木さんのことは大嫌いです。自分とは合わないと思います。ブロックした理由は、自分がツイートした内容に対して批判されたときに、こういう黒木さんの考え方、言い方は気に入らないなと思ったからです。黒木さん本人がそう思っているのかどうか、本当のところはわからないけど、実際にツイッターやnoteで言ってることを見る限り、気に入らないですね」

具体的にはどういうことだろう?

「麻雀や麻雀プロというものに対しての姿勢が気に入らないんですよ。批判をケムに巻いてる感じがします」

プロをよく批判しているが、そもそも麻雀には絶対の正解はないのでは?

「麻雀っていうのは、その場その場で自分の中で何が一番いいかを選択していくゲームです。その一番いいことを選ぶ際に当然、第2、第3の選択肢というものがあるわけですね。選択肢として挙がってくる以上、その第2、第3の候補についてもメリットはあるものです。でも、それはあくまでも第2、第3の候補であってそのとき選ぶべき最善のことではないんです。
だから僕が『〇〇プロは最適解を選べなくて別の選択をしてしまった』という批判をしたときに、『その選択肢にもメリットはあったよ。なぜならば~』という擁護を始めてしまうと、それはキリがないんです。それぞれメリットがあるのはわかった上で、何を選ぶのかというのが麻雀というゲームなんですから。
麻雀は第2第3の選択肢を選んでしまったことに対して屁理屈を付けていくゲームじゃありません」

はんじゃがさんは、よどみなく、明確に話してくれる。持論として自信があるからだろう。

「僕自身、麻雀については間違ったことは言ってないと思っています。それに対して、ケムに巻こうとしてくる黒木さんのやり方は、僕の様に麻雀が本当に好きな人や強い人にとっては許しがたいことだと思います」

黒木プロに限らず、昨今の「Mリーガーはすごい」という風潮にも批判的だ。

「今、Mリーグを中心に、みんなで麻雀プロを支えて行こうという時代なのはわかります。でも、間違った擁護をしていると、麻雀プロという仕事そのものが虚業になってしまうと思うんです。  
僕は麻雀に限らず虚業がキライで、ディズニーランドが大キライなんです。やってる内容は実にくだらないですよね。麻雀の世界で、強さ以外のものに価値を見る人が多すぎると思います」

かなり手厳しいが、そこまで言うからには相当、プロの対局を見てもいるのだろう。

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