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子育てと画面〜スマホとテレビとの付き合い方〜後編

前回の記事ではスクリーンタイムとの付き合い方をご紹介し、

①2歳未満には見せない方がいい&2歳から4歳の子は1日1時間まで
②過度の刺激になるような番組は注意障害を引き起こす可能性あり 

ということかがわかりました。  


うちは2歳と5歳の子がいるワンオペ専業主婦家庭なのですが、これらに関してわかったことは…

①に関しては親がめっちゃキツかったです泣

うちは元々午前と午後の2回のテレビタイムを作っちゃっていたので、それぞれ30分以下しか見られません。そうすると、残りの時間は外に連れていくか、家て相手して一緒に遊んであげなきゃいけないわけです。最初数日は頑張りましたが、家事をしながら子供達と遊び続ける胆力がわたしにはありませんでした。
結局、平均して1時間半くらいはテレビを見せてしまっています。恐らく、子供が産まれてからテレビを見せる習慣を作らないのが、1番楽にスクリーンタイムを削る方法なのでは無いでしょうか。
ただ、私は苦し紛れにテレビを出来るだけ一緒に見るようにはなりました。ご飯を作ったり家事をしながらですが、「これってどういう意味かわかる?」とか、「このキャラクターたちは、今からどこ行くって?」とかテレビの内容を確認して、漫然と見ないように促し始めました。そうするとテレビの見方は少し変わってきたようで、テレビのキャラクターの真似をしたり、キャラクターが使ってる道具を自分で作ったり、能動的にテレビと関わるようになってきたように思います。

②に関しては、刺激の少ない番組ってなんぞや?ってとこなんですが、海外の研究ではこちらの動画が紹介されていました。


これを見てもらうとわかる通り、現実世界で起こっていることをとってもゆっくり、場面ごとの途切れ目が無く紹介しています。

こう言った番組を日本の子供向け番組で探そうとすると、全然見つかりません。唯一、基準をクリアしそうなのはNHKの"いないいないばあ"と"ピタゴラスイッチ"くらいでしょうか。"おかあさんといっしょ"でさえ、刺激が強い動画と言えそうです。  
また、うちの子たちは既に刺激が強いと言えそうな"ドラえもん"とか"クレヨンしんちゃん"とかを見てしまっているので、刺激の少ないと思われる番組は退屈で、見せようとするとめちゃくちゃ抵抗されました。

WHOの指針や海外の研究に従ってスクリーンタイムとの付き合い方を模索してみましたが、思ったのは、
①一度つけてしまったスクリーンタイムの習慣はなかなか治せない
②1日1時間のスクリーンタイムを維持するには、親がめっちゃ頑張るorヘルプして子供らと遊んでくれる人が必要
③日本のテレビでは、安心して子供に見せられる番組が少ない

でした。更に飛躍すると、テレビを見せざるおえないワンオペ育児の実情、子育て世代への社会的支援の乏しさ、子供に見せる番組内容に無関心な大人たちの存在…とか色々感じることもありました。

もしまだお子さんが小さいかたがこの記事をご覧になっていたら、出来るだけスクリーンタイムを作らないように習慣づけることをお勧めします。一度身についてしまった習慣からはなかなか抜け出せません。

そして、何か良い番組をご存知の方がおられましたら、共有していただけるとありがたいです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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