書評「チリが積もって15億」~岐阜暴威と僕たち~
こんにちは、きんくま暴威こときんくま( @KINKUMACH )です。
スキャルピング界隈どころか、Amazon書籍でも話題彷彿な「チリが積もって15億(ジュンFX)」を読みました。
読んでみたところ、素直に言って非常に価値が高い1冊だと思いました。
お世辞抜きです。
で、この本はすごいと書評するにあたって、少し変化球を投げてみようと思い、変わった切り口として我ら総帥の岐阜暴威という人間を交えた書評とさせていただきました。
ここで大変すみませんが、岐阜さんのことが苦手な方はブラウザバック推奨です。
おふた方は資産背景の違いはあれど、短期トレードスタイル・四十男・投資歴16年というプロフィールが一致しており、つまるところ、トレードの努力をしている男としていない男の差がれっきとして現れております。
なぜここまで差が出てしまったのか紐解いていきます。
大衆心理と岐阜暴威
まず前提ですが、ジュンさんのようにスキャルピングで億トレを目指す、多くの方は岐阜暴威は知っていても興味はない、あるいは好きではない、どうでもいい、みたいな位置づけかと思います。
が、我らは暴威軍の末席なのでどうでもよいという気持ちがあろうがなかろうが、師事しなければならない立場です。
さて、では岐阜暴威どの部分が師事できるか?という点ですが、一言でいえば「逆神」ぶりです。皆様も多くのメディアでも取り上げられているのでよくご存じとは思います。
なにを今更、と思う方も多いと思いますが、ジュンさんの本には、なぜ岐阜さんが「逆神」なのか、そしてそのポジションを揺るがないものにしているか明記しております。こちらです。
ちなみに、岐阜さんはここでいう、小利口なトレーダー=大衆トレーダーそのものです。
配信で相場分析することもありますが、分析が大衆の分析そのものです。
何十回と配信を見ていますが、岐阜さんの相場分析が役に立つことはなく、ただ漫然とチャート分析を聞かされるだけで、配信の中でも面白くない時間の一つです。
ちなみに分析もさることながら、エントリーポイントやイグジトも、岐阜さんの全てが小利口な大衆心理によって構成されています。
そして、ジュンさんの書籍では
とも言われています。ちなみに、自分もそう思います。
もっと言えば、格言です。
*書籍の中では、さらに詳細に、この格言がなぜ起きるのか、トレードにフィードバックする方法など、役に立つ内容に具体的に触れていますので、興味があればぜひ手に取ってみてください。
まずこの点を再確認させられたというところです。
岐阜さんは相場分析に役に立つ。
なぜなら、岐阜さんの発言、エントリーのタイミング、認識している環境の全てが大衆と断言できるから、である
岐阜さんと同じポジションを持ってはいけない、暴威軍の中では当たり前ですが、こういうところで突きつけられるとは思わなかったわけです。
ちなみに、本人は「含み損を抱えているシーンが多いからみんなが勝手に逆神と呼んでいるだけ」と思っているそうですが、本質は全く違います。
言葉の通り、逆神なのです。
岐阜暴威と目線だけでも合わせておくと、非常に役に立ちます。
皆様も実践に活用いただければと思います。
ちなみに参考になるのは、勝っているときでなく、負けているときの目線です。あしからず。
手を抜く岐阜暴威と手を抜かないジュンさん
もうひとつ上げさせていただきます。
ジュンさんの本に記載されている内容で、以下のようなものがあります。
意外に重要な示唆です。
ジュンさんに言わせればはスマホのみでポチポチトレード、メシを食いながら、飲みながら、寝ながらのトレードは言語同断です。
そんな「ながら」トレードで勝てるほどFXは甘くありません。
スキルと経験があり、かつチャートに数時間集中をしてようやく勝ちにありつけるわけですが、ここで岐阜暴威のトレードを振り買ってみると、全てがタブーに当てはまることが分かります。
寝ながらトレード、スマホのみでポチポチトレード、配信旅行しながらの「ながら」トレード、こんな甘いようでは勝てるはずがありません。
が、一方でジュンさんのようにアスリートのように環境を整えて、ストイックにトレードできる人、となると意外に少ないんじゃないでしょうか。
ジュンさんの書籍でも、人間はどうしても「面倒くさい」があり、その面倒くさいの壁の向こうに見える世界もあると書かれています。
自分も、あるときから「宵越しのトレードは勝率が悪い」というような気づきがあり、寝ながらトレードをしなくなりましたが、このスキャルピング文化に触れてからのここ1、2年の話です。
こういった気づきがあったからこそとも思いますが、改めて認識されたという感じです。
岐阜暴威本人は、気づきを得ることなく今のスタイルを継続するとは思いますが、「ながら」トレードの実践を身を切って知らしめているという重要な存在です。
我ら暴威軍を中心として、暖かく見守ってあげる必要があると思っています。
まとめ
ジュンさんの本には、「お金がある状態でのトレードと、背水の陣でのトレードの違い」(*岐阜さんには失うものがない無敵の男という立ち位置、太い環境と芸能収入がある)や、
「トレードする時間を決め、得意な相場を見つける」(*岐阜さんは、トレードする時間も気にしないし、時間区切りの相場観が適当)
など、ジュンさんが勝つべきして勝っている一方で、岐阜さんが負けるべくして負ける要因をすべて言語化されています。
こうして書くと、なんだかジュンさんに申し訳ない気持ちにもなりましたが、自分が今感じていることを総帥切り口で素直に書かせていただきました。
ジュンさんの本では、実践に役に立つ内容に触れられていますが、同時になぜ岐阜暴威の負けっぷりに興味が出ている方も、ぜひとも手に取っていただきたい一冊です。