#7 稲もみのベッド
きょうは、床土(ゆかつち)の日。
つぎの日曜日は種まきなので、その準備のために、その種をのせるベースづくりの床土。スケジュール管理が割としっかりしてる。
まず、タダオサがうすっぺらい板の上に、泥を敷き白い粉と混ぜ合わせて、特別な土をつくる。今回つくる育苗ケースは72個で、約3反分の田んぼに植える。1反が300坪の計算です。
名前は「水稲用育苗培土 くみあい肥料培土肥料入2号」と白いのが「消毒剤」。ちょっと科学っぽいな。
作業は、分担してアナログ・オートメーション化していく。
まーちゃがケースの中にドバッと土をいれてタダオサに渡す。受け取ったタダオサはヘラでならしていく。それを、僕がまたケースを並べる。
このとき、まーちゃが注意するのが片側に土を集めておくこと。そうすることで、右から左へとヘラで平にしやすい。
チョコケーキをつくるパティシエのような感じで、なでなでしていく。
こんな距離感。非常にコンパクト。
僕の役割は、並んだ空のケースを持ってきて、土入れて、またきれいにケースを並べる。土が入ったなかなか重く、指先で持つのでなかなかつらい。ひとつひとつこなしていく。
あと10枚。
途中、残りケース数と土の量を計算しながら、つくっていく。ドンピシャでおわりたい。
土の入っていた黄色い袋は、捨てずに草むしりや畑のゴミをいれる袋として再利用する。捨てようとしたらタダオサに怒られた。
一時間ぐらいで種もみのはいるベッド作業終了!
結局、ケースと土と配分が少しズレた。
後片付けをするまーちゃ。残った土は、また別のことに使うらしい。そりゃそうだ、土は何にでも使用用途がある。
床土は、手作業で土の高さを揃えて水平にするわけ2つあって、
(1)土が凸凹では芽がでなくから
(2)「種まき機」均等に種がのらないから
が理由らしい。タダオサが言っていたので、ほんとかどうかは定かではない。
ただ、長靴を脱ぎに玄関に戻る歩みは、なにかとてつもない達成感に満ち溢れる。一時間だけなのに、へんな感じ。
きょうの、ひとごと