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友達のエッセイ本を読んだ

タイトル通り。
気持ち溢れたのでまたここに書きだそうかなと。
画像は届いた本の表紙の写真。

伊毛野なるとさん(以降、なるとちゃんと呼びます)が先日エッセイ本を出したのでにっこにこで買った。
今日美容院で髪を染めてもらい、ご機嫌で帰宅したらもう届いていたのでWご機嫌になった。うれしいうれしい。

1-2年前のブログ等に載せていた文章+新たにあとがきを加えて本にしたもので、全部で11話(単位あってる?)あった。
目次もあって、一番初めのエピソードのタイトルがこちら。
「父の地獄のような口臭に安心した話」
そんなことある?
心底びっくりして、勢いのままtwitterを開いてこんな本は読んだ方がいいとツイートした。
他で読めないよ、このような本。
内容には言及しないけどタイトルの衝撃のまま、本文にもびっくりしたので、読んでほしい。
1つだけ心配なのはこちらの話が掲載されることにご両親は抵抗なかったのだろうか。なるとちゃんの素敵さが世界の目に留まって世界中で売れた暁には父上さまの口臭が地獄のようである、という評判が流れてしまうが…。

からの、「肉片の私の誕生日」
これもインパクトあるタイトルだ。肉片というワードにつられてちょっと怖いイメージもあったけど、そういうのではなかった。
別の意味で怖さもあったけど。
読んでる途中でそれまでのなるとちゃんの感じてた辛さとか恥ずかしさとか、自責の念みたいのを思ってたまらなくなった。
呪いが解けて本当によかった。
でもこういうことって往々にしてあるよなあ、と、かなり共感もした。
その繰り返しでちょっとずつ心を軽くできるようになって、なんだかんだでするすると生き延びていけるのかもしれない。

全てのエピソードに言及したくなるけど、ぐっと耐えます。

「命綱のイケメン」「愛した死んだ人」
これも読んでて、よくもまあ、ここまで来なすった…という気持ちになった。
なるとちゃん、すごく優しくて明るくてかわいらしい人なんです。
そしてめちゃくちゃ心配性。(チャームポイントと思う)
でも体が弱くてよく寝込んでらっしゃる。
自分だったら、普通だったら、そうなると気持ちも沈むし人にも優しくできなくなるし、暗いオーラになると思うのに、全然そういう感じがなくて本当にすごい人だなと思ってます。
この2つのエピソードも乗り越えて今太陽みたいな女の子でいることがほんと尊い…て気持ちになり、すごい愛をあげたい…みたいな気持ちになりました。
あとお母さまの不器用な愛と、ショックの方が上回っちゃう思春期のリアルさがすごい、なると家、丸ごと愛されるべき家族だ…。

「私が唯一つかみ取ったタイピング検定」も、こんなかわいい子いる!?という感じだった。

前に不器用な存在、生きるのが下手な人が可愛いから好きだ、という話をなるとちゃんにしたら「私じゃん!」と言われ、正直その時は「…?」だったのだけど、エッセイ本を読んでたら本当になるとちゃんだった。
不器用で一生懸命でかわいい。
こういう人はね、たくさん愛されるべきです。
いや、もう全然既に愛されてるとは思うのだけど。

おまけで
「一番くじでA賞が当たって病む」
の、あとがきに書かれた友人は私です。
今でも大事に部屋に飾っています。

好き勝手感想を書かせてもらったエッセイ本は下記から購入できます。
54p 600円で一人の人生を覗かせて貰えます。安いね。
boostとすると可愛いおまけが増えるのでおすすめです。


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