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きんじょの本棚(R)通信 [Vol.21] こまめちゃん店と練馬三原台書庵店とアキッズブックシェルフ店
このメールはきんじょの本棚(R)店主限定で配信したメルマガを編集したものです。
(配信日:2024年12月8日)
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きんじょの本棚店主の皆さん、こんにちは。
きんじょの本棚メルマガ編集部です。
きんじょの本棚通信では全国の本棚の様子、店主のお人柄、体験や工夫、イベント情報などを共有することで、皆様の本棚活動の一助となればという想いで編集しています。
お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。
<今回の内容は>
■きんじょの本棚リレー店主紹介 No.21
紹介者:No.59 ホッとspace店【ヨリドコ小野路宿 集会所他】
紹介する本棚:No.136 こまめちゃん店【岐阜の山奥にある「白山中居神社」の真ん前】
ホッとspace店 淳子>
はじめまして…。今回突然の申し出に応じていただき、ありがとうございます。
こまめちゃん店マキサン>
はじめまして…なぜ?!私だったのでしょう?!最近ほとんど本棚稼働していないのです。
淳子>実は以前、たぶん#本棚のfbで開店の経緯を読んで、興味を持っていたのです。
こまめちゃん店マキサン>
???!全く記憶にない(^◇^;)…とりあえずおススメの本は『アナスタシア』
です。ロシアの奥地に住んでいる実在の人物のドキメンタリーです。ー自然と調和して生きるーをテーマにしている本で最終章9巻を読み終わったところ。重くってゴメンなさい。私は無肥料・農薬不使用の農業をやってて、けれど、農協で準社員として農薬を売っている…。矛盾しているなぁと思っていたんです。
こまめちゃん店(マキサンのお店)は冬季閉鎖だし、たくさん委託販売のモノも増えて本も置けなくなってきて…。ナノで、農協さんに『本棚』出させて貰って…『無農薬農業』の本とか置いちゃおうかと考えたりしてます(笑)
きんじょの本棚は営利目的とかじゃないし、本棚を置くのをお願いしてみたいと思っています。
ホッとspace店淳子>
めちゃイイですネ!!なんだか、そのノリ。私も本棚を始めるキッカケになったのは1号店に行ってみよ!!って行ったらきんじょ?さんにお逢いしたコト!!なにしろ行き当たりバッチリなので。
こまめちゃん店マキサン>
行き当たりバッチリ。なら負けてないかも、なんだか気が合いそうデスね。私も今まで、30数種の仕事をしてきたりしますから(笑)淳子サンは何をしてる人?
ホッとspace店淳子>
私は元は糸魚川で教育カウンセラーとかしてて、今はその時出会った『五感アート(臨床美術)』とかも本棚と合わせてやってます。30数種の仕事!
わー!!興味深々!!……
この辺り?!でzoomが切れてしまい、後は電話でおしゃべり。『アナスタシア』はー自然と調和して生きるーをテーマにしてた本とのこと。で、私は『種類は全然違うのですが…』とスペインに住む妹から勧められた『三体』という本の話をし、『私には難しかった…。映像(Netflix)があるらしい』とお伝えすると
こまめちゃん店マキサン>
活字はそんな読まないんです(笑)映像観てみよーかなぁ。
…その他よもやま話しに、はなが咲!!バブルの頃の都会の話やら(マキさんはその頃、白バイに乗って仕事してた…とか、最近?明るい離婚をしたとか…)気がつくと1時間くらい(笑)
次の日にはマキさんから
「『三体』観始めました~。」とご連絡頂き、私は勝手に上橋菜穂子さんの『精霊の木』の本を紹介…。なんだかスッカリいつ会ってもお話し出来そうな感じ(笑)になりました。
次のご自身の店主リレーのレポート?は音声とかにしたい?と言っていたマキさん。リレーはどこに行くのか、どーなるかとても楽しみデス。
………ココまでの文の校正をお願いしていた28日朝。
「実は昨日JAに本棚設置完了しました(爆笑)自然農法の本もヌルッと入れてます(笑)あとで出勤したら写メ送りますね!笑」とのご連絡が!!
「どんどん自分のペースに巻き込む天才だとよく言われます…それってジャイアン…(笑)。有難いことにJAの仕事以外でも私の転職っていつも用意されてるというか、頼まれることが割と多く。JAの場合もUターンで岐阜の山奥の実家に戻ってJAによくアイス買いに行ってたら、来年退職するおばちゃんに次やってくれん?と頼まれたという流れです。笑)なので『日曜日だけの飲食店やってるし、自然農法もやってますが?それでも雇っていただけるんですか?』と面接で言った気がします(笑)という感じで副業も当JA初でオッケーもらった次第です。笑)」(マキサン)
最高!!面白い!こんな方に出逢えるきんじょの本棚 やっぱり行き当たりバッチリです!!
【ご紹介いただいた本】
■きんじょの本棚店主寄稿
No.67 練馬三原台 書庵店
食の本の読書会『読む料理』を開きました。
書庵店主は“食いしん坊系”と“本好き系”の二つの資格を持っています。読書は心の栄養。食べ物について書かれた本には身体の栄養に役立つ情報がいっぱい。
「心と身体の栄養になる本との出会いの場になればいいなあ。」と思い立ちました。
3年前、貸本棚の棚主を体験したペースでイベントを勧められ、初めて実施。参加者は2名でした。料理人が主人公の時代小説やお子さんのお弁当のレシピ本をお持ちいただき、江戸の食や家族の食事の悩み事などの話が広がりました。
今回は最寄りの駅の近くでこだわりの食材の量り売りカフェPUENTE zerowaste&cafeさんを知り、会場をお願いすることにしました。SNSへの投稿や周辺の商店街のお店にお願いしたポスターとチラシと口コミ。6名の方からお申し込みをいただきました。
読書会に慣れた方もはじめての方も、持ち寄り本を紹介してくださいました。解説書、レシピ本、エッセイ、小説、様々な食の姿が見えてきて、初対面の方々もいましたが、本を介して食の話で盛り上がりました。
練馬三原台書庵店。本棚自体は細々とマイペースですが、こちらもマイペースに続けていきたいと思いました。
○今回持ち寄られた本…
『フランス式おいしい調理科学の雑学』
『自分のために料理を作る』
『食べる投資』
『おうちでごはん東京ディズニーリゾート公式レシピ』
『スナックさいばら』
『つむじ風食堂の夜』
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
『レインコートを着た犬』
『缶チューハイとベビーカー』
(練馬三原台 書庵店)
■きんじょの本棚店主寄稿
No.114 アキッズブックシェルフ店
文学と音楽
心臓破りの坂の上にあるため、借りに来る人が通らないNo.114アキッズブックシェルフ店の藤井です。現在本棚は教室に通う生徒向けに置いてあります。
そこに数ヶ月前から「読めよ!」と言わんばかりに表紙を向けて置かれている本は、チャールズ・ディケンズ著『クリスマスキャロル』
昨年、私が主催している音楽祭が今年の12月22日開催に決まった時、この作品をミュージカルにしたスクルージをやろうと思いつきました。
私自身がオペラをやっていたこともありますが、声楽と文学は切り離せない関係にあります。詩が音楽とコラボしたものが歌であり、クラシックの歌の勉強にその詩を学ぶことは欠かせません。物語ならばそのスケールが壮大になるほどにオペラやミュージカルになっていくのです。
作者ディケンズと同じイギリス人の作曲家レスリー ブリッカスによって作られたこのミュージカルはまさに文学が音楽となって舞台で生きる名作。これ絶対教えたい!
そう決めた私は、今年4月から生徒達に、まず1970年にブリッカス自身が脚本、作詞作曲を手がけた同作品のミュージカル映画を観せ、同時に劇中で歌われる歌を教えはじめました。
最初は興味を示さなかった子供たちも毎レッスン15分ずつ見る物語に次第にひき込まれ、レッスンで教えていた歌が歌われるシーンまで来た時に「ここで歌うんだこの曲!」と大きな声で一緒に歌い始めました。そこで「このミュージカルみんなでやるからね!」と宣言した私。
ただいま本番に向けて、子供たちは大人の合唱団と一緒に劇中の人物になることを楽しんで、舞台の練習に取り組んでいます。180年前に出版されたディケンズの文学は、2024年の今もなお人の心に感動をもたらしてくれることでしょう。
読んでから観る。観てから読む。どちらでもいいから音楽を通して文学の素晴らしさも感じてほしい。
私の本棚では、クリスマスキャロルが手にとってもらえる日を待っているのです。
■みゆき書店 今月の一冊
こんにちは。
思い思いの本を紹介するコーナー『みゆき書店』の今月の一冊は、No.87みんなの森上作延の店主みゆき(みるねぇ)が担当いたします。
最近、じっくり本を読めていなくて
お話をいただいたときに、ワクワクするとともに、どうしようかな~と本棚とにらめっこ。
コミュニティスペースを経営する私のバイブルになっている2冊の本が目に入り、そのうちの1冊をみなさんにご紹介しようと思いました。
ご紹介するのはクルミドコーヒー店主 影山知明さん著書の『ゆっくり、いそげ -カフェからはじめる人を手段化しない経済-』。
【内容】
2008年、西国分寺の生家の地に多世代型シェアハウスを建設し、その1階に「クルミドコーヒー」をオープンさせた影山さん
2013年に「食べログ(カフェ部門)」で全国1位となるカフェに成長させたオーナー。
ラテン語で「festina lente(フェスティナ・レンテ)」 ゆっくり、いそげ。
本のタイトルについての説明からまえがきがはじまっています。
現代の経済・ビジネス・社会・お金儲けにまつわる印象に対して
対極にある「スロー」を掲げたムーブメントに着目、スローフード、スローライフ、ダウンシフターズなど
競争社会から離れ、少ない消費・収入でも等身大の充足感を実現する暮らしの提唱など
グローバル資本主義へのアンチテーゼを対比させ、影山さんは『その中間』がいいなと常々思っていると話しています。
ビジネスとスローの間をいくもの「ゆっくり、いそげ」。AかBかではなく、どっちも。
クルミドコーヒーを中心とした7年間の手ごたえから、どっちもを得ることは実現可能なのではないかと思えたと、
その理由をとてもシンプルに単純化し、本質について話している本です。
この本を読んで
「理論」ではなく、「実践知」が訴える強さ、体験談から見えてくる「未来への仮説」にとても惹かれました。
私自身も、3年前に独立し、『仮説検証』の日々を送っています。
そんな日々で、不安に襲われることや悩みも絶えません。
けれど、自分にいつも「やってることは時間がかかる。だから諦めない」と言い聞かせていました。
影山さんが、取り組まれてきた体験談と未来への仮設はどれも、
「そうだよね。大丈夫」と言いながら肩を叩いてもらっている気分になりました。
第7章に「傑作は、最初から傑作なのではない」という掲題があります。
「50年、100年といった長い年月を超えて、人々に愛される」モノを傑作と定義するならば、
時間は味方になり、じっくり、ゆっくりと流れるときの流れのなかで、人に影響を及ぼしていく。
すぐに成果を出すことに注力している現代社会は、
この定義のような傑作は生まれにくい仕組みになってしまっているのではないかと危惧されていました。
この章を読み、自分は時間や人との関わりを大切にしながら、
自分が今描いている未来への仮設の検証を時間をかけて続けていこうと改めて思うことができました。
まだ、実際に訪れることができていない「クルミドコーヒー」行ったことがある方、いらっしゃいましたらお声がけください。
行きたい方がいらっしゃいましたら、いっしょに行きましょう。本を持って、訪れたいと思います。
■きんじょの小話
店主の皆様こんにちは
ここ最近facebookの店主グループで賑やかしている、「きんじょの学園祭」についてお知らせします!
「例年開催している、きんじょの本棚祭りを、玉川学園(東京都町田市にある町)で行いたい!本棚店主も、町の人も、そうでない人も、どんな方が来ても楽しい、文化祭のようなお祭りにしたい!」
というのがコンセプトです。
イベントの大枠が決まってきましたので、今回はそのお知らせと、出店募集についてお知らせさせてください。
●開催日時
2025年4月12日(土)
(雨天時順延 4月13日(日))
11:00~16:00
●開催場所
玉川学園3丁目こども広場
会場の中心には大きなきんじょの本棚を設置して、来場者に自由に読んでいただいたり、貸し借りしていただいたりします。
読書会・ライブパフォーマンス・本棚店主さんや町内の飲食の出店などを計画中です!
さてさて、こちらのイベントですが、現在、出店者の希望を募っています。
内容をご確認のうえ、実行委員の今村までお問い合わせください。
また、出店しない方にもゆるくご協力いただきたいことがいくつかありますので、どうぞ今後もよろしくお願いいたします!
※こちらの募集は終了しました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございます。
■お知らせ
◆メルマガのバックナンバーを閲覧できるようになりました。
※配信より少し遅れて掲載しています。
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■新規登録店
256.みなみ第2の本だな店[東京都町田市]
257.ねこのしっぽ店[東京都足立区]
258.こうちゃんの本棚店
259.はなのこ店[東京都町田市]
□編集後記
21号も皆さまのご協力ありがとうございました★店主リレーでの楽しいやり取り、読書会の報告、ミュージカル披露に向けて練習に励む様子、おすすめ本の紹介など。
今回も店主の皆さんが、それぞれの活動を楽しむ様子がお伝えできました。きんじょの本棚をキッカケに『人』や『本』との繋がりが広がっていきますね!
そーいえば、昨年のクリスマスコンサートの盛り上がった様子もメルマガで紹介してます。メルマガ「きんじょの本棚(R)通信」は、noteでバックナンバーが楽しめますので、覗いてみてください。
「A Kids' クリスマスコンサートwith きんじょの本棚」
来春に開催が決定した「きんじょの学園祭」もどんなお祭りになるかワクワクです♪あっという間に師走で、今年も残りわずかですね~。皆さまお身体に気をつけて、マイペースで楽しみましょう!(さだの)
【きんじょの本棚(R)メルマガ編集部】
きんじょの本棚本店
夢想読書会@Ond店
さんかくヒュッテ店
ひるずかぼう店
カフェ・クレーポ店
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