ごきんじょづきあい
ご近所づきあいとは何でしょう?
ご挨拶から、町内会の回覧板、お出かけしたときのおすそ分け?昔は調味用の貸し借りなんかもありましたね。そんな時代を知らない人もいるかな?
我が家のご近所では、調味料の貸し借り、おすそ分け、子どもの行き来(成人していますが)が今でもあります。まさに準家族です。昭和だな~。
さて、今日は急な雨が降りましたね。
きんじょの本棚の店主さんの中には、大変な思いをされた方もいらっしゃいました。
雨だ!と思って、本棚(本箱)をしまう人、ご近所から声をかけてもらう人、ご近所のきんじょの本棚までしまってあげる人、看板をしまったのに、まさかこんなに濡れるなんて!と本が濡れてしまった人…
みなさま本当にご苦労様でした。
そこでご近所づきあいについて考えてみました。
私は人と話すのが好きで、ご近所づきあい、親戚づきあい(距離があるからいいのです)がちょっと好きです。
もし急な雨が降ってきても、好意でお洗濯をしまってくださったらとても感謝です。
でも、洗濯物を見られたくない、しまってくれるより濡れている方がいいと考える人もいるのです。(みんな自分と違う価値観を持ってるからね)
ちょっと寂しい気持ちになりましたが、好意が仇になったり、おせっかいが過ぎるかもしれないと思うと、ちょっとしたやさしさをしまい込んでしまうこともあります。お互いの距離に踏み込まない、ソーシャルディスタンスは一番大切だと思います。それはプライバシーが含まれるものだからなのでしょう。
一方、きんじょの本棚だったらどうでしょう。
本棚の店主は、誰かに読んでもらいたいという贈与の気持ちで始めています。本のセレクトは、店主の脳内といわれれば、かなりプライベートな内容なのですが、雨が降って来ては、一刻の猶予もなりません。濡れたらいけないという一心で、声をかけ、時には近所のきんじょの本棚をかたずけてあげたりするのでしょう。
まさに、きんじょの本棚は贈与と共助と思いやりで出来ています。
そして、最強のご近所コミュニケーションツールなのではないかと思います。
洗濯ものでもない、調味料の貸し借りでもない、踏み込んだ話をするでもない、程よい距離の程よいご近所づきあい。それがきんじょの本棚なのではないでしょうか。
写真はベーカリーミルクのオーブンの予熱で乾燥中の本たち。
きんじょの本棚には、そんなエピソードがたくさん生まれています。
きんじょの本棚 詳しくは