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【読書会】第55回乱読の読書会(2022年5月)レポート

こんにちは!

5/14(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。 具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「多様な本が行き交う場」!

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

今回の参加者は2人。事前に参加者の方から1月に読んだ本のリストを頂き、主催である私がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

【第55回】乱読の読書会リスト.xlsx


ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。

働かないアリに意義がある / 長谷川英祐 (山と渓谷社)

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた本です。割と最近話題になっていて本屋などでもピックアップされているところを見たことのある方も多いかもしれません。内容としては、生物学的・進化論的な観点からなぜ働かないアリが存在するのかというアリの生態について迫っていく一冊。

キーワードは「反応閾値」ということば。筆者はこれを「腰の重さ」という独特の例を出していますが、要するに仕事・作業に取り掛かるまでの反応の速さです。いつどれだけの作業が必要になるかわからない状況にあっては、この「反応閾値」の多様性がポイントになる、というわけです。

さいえんす川柳「研究者あるある傑作選」 / 川柳intheラボ(‎講談社)

この本は以前「古代日本の官僚-天皇に仕えた怠惰な面々」を紹介頂いた方のベスト本です。ブルーバックスから出ている新書で、研究者のあるある的な川柳をあつめた一冊であるとのこと。固めなイメージのブルーバックスから出ているというのが意外ですね。

川柳のないようももちろん、それと併記してあるイラストもシュールで面白いということでした。表紙もだいぶシュールですよね(笑) 単なるあるあるというだけでなく、ダブルミーニングや言葉遊び的な要素がうまく使われている川柳もあり、そういった意味でも面白かったということでした。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとして、リストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。この読書会では、話していない人もミュートの必要がなく、どんどんコメントしていい形式にしているので、ひとつの質問から話題が広がることがあってなかなか楽しいですね。

まず私が質問させていただいたのは「ライトノベルから見た少女/少年小説史」という本について。私自身がサブカル論が好きというのもあって内容について聞いてみました。内容としては、現状ライトノベルが漫画やアニメとともにサブカルとして扱われているものの、きちんとした文学論からは隔絶されていることについての問題提起のようです。ライトノベルの変遷なんかも書かれているようで、なかなか興味深そうな一冊です。

また、私が質問いただいたのは「群集心理」という本について。原典は1800年代末というかなり前に書かれた一冊です。「民主主義」という考え方がほとんどなかった時代に書かれた民主主義の欠点についての本という位置づけでしょうか。現在の心理学や社会学の観点から見るとどうしてもありきたりというか、当たり前のことが書いてあるように見えてしましますが、はるか昔の時代にこういう問題提起をしたということが歴史的に意味のある本と言えるのかもしれません。

そんなこんなであっという間の90分でした!


まとめ

今回は先日行ったオンライン読書会のレポートを書きました。今回もいつもどおり幅広に話が展開されて非常に楽しい時間でした。今後の読書会の予定としては6/11(土)の20:00~21:30となります。

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それでは!

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