水Pと呼ばれている、夫のこと
(2019/01/13追記)
水Pワークショップは「#noteが書きたくなるワークショップ」という有料公式イベントになったみたいです。あと「note入門勉強会」という無料イベントも。開催日など詳しくは公式イベントマガジンをどうぞ。
明日「水Pワークショップ」がテスト開催されるそうな。開催のきっかけは「noteクリエイター向け #水Pランチ の効用」に。当日の内容はなんと進行台本が公開されている。
水Pとはnoteの運営会社ピースオブケイクのnoteの法人担当ディレクターで…
「圭輔さん」で、息子の「とーちゃん」で、高校の同級生「みっけくん」…
私の夫だ。
彼がピースオブケイクに入り、仕事の内容をきいた時、私は感心した。彼が高校の頃やってたことと変わらないからだ。
美術部の部長に絵を描いてもらうのはまだわかる。野球部のキャプテンに、多感な時期の少年にポエムを書かせて、それを他の人に見られる場所(実際、同級生である私は見てた)に掲示するのすごない?まだSNSもない時代にネット上で知り合った年上の人妻のお姉さんに恋愛やら性やらのあけすけなコラム書いてもらうのもやばい…(当時とても楽しんで読んでた。pasoruさんお元気でしょうか)
この頃から「それいいね」「それ読みたいなあ」「それ書こうよ」ってみんなをその気にさせてたんだろう(特に親しくなかったので現場は見てない)
ところで数年前から、彼はやたら就活相談/OB訪問を受けはじめた。
今年度は忙しくてあまり受けていなかったようだけど、最盛期はオンライン含め数百人の相談にのっていたようだ。(レビューだけで100超えてる)
もともとOB訪問受けるの好きみたいで、なんどか受けてたのは知っていたけれど、とくに仕事とかにも直接は結びつかない状態で、とんでもない数の相談にのっている様子はもう狂気を感じるほど。(なんなら今日もそれ関係で名古屋まで行ってるからね!)
レビューから見るに学生さんたちの話を聞いて「それを話すといいよ」「ここがいいね、アピールしよう」「こう考えて、こう書いてみるといいよ」って言うやりとりをしてたみたい。
…同じだ。
就活相談のレビューや、noteのディレクターとして何人かの人が「水Pランチ」への好意的な反応をTwitterなどで上げるのをみて、私は反省した。
彼に一番話を聞いてもらっているのはたぶん私だ。節目節目で、時には夜を徹して話を聞いてもらったことが何度もあり、その度に助けられてきたのに
身近すぎて?家族だから?どこかで当たり前と感じて?それが稀有な能力だとは才能だとは思っていなかった。
しかし確かに私も知っている。この人がこの人たるところは、この「聞き出し、肯定する」力にあるのだと思う。
そしてここ数年、その力は何か花開くように外に出てきていて、私はそれを眩しいものを見るように眺めています。
で、ワークショップですよ。
臼井さん公開の台本をみて感動した。
すごい…分析され、噛み砕かれて、仕組み化されてる…
本人が意識しているところ、意識していないところを全て拾い上げて、見事に1対1のセッションを1対多数のワークショップへ。
なるほど〜…
これ楽しそうだな〜〜〜
近しい関係だからこそ踏み込まないようにしていたし、ワークショップにもnote入門勉強会にも申し込んでいないけれど、そしてnoteで妻だと名乗るつもりなかったんだけどもういいや。
何を隠そう、私は本人に
「“ぼくのいうことが響かない”ことに定評がある」
とか言われている。
こういうのどうだろう、ああいうのどうだろう、ここがいいね、こうしたらいいと思うよ
全部ふんふん、と聞くが
響かない。手応えがない。動かない。
動かざることカビゴンの如し…
でも、彼が「壁打ち」と呼ぶやりとりは、肯定に満ちていて
染み込んでいくような心地がある。
私はそれをゆっくり噛み締めて、反芻して、自分のなかから決断する(そうしてやっと動き出す)
ワークショップに参加する方・したいと思っている方で、何か劇的な変化を期待している人がいたらごめんなさい。たぶん効果効能には個人差があります。
でもきっと何かあなたの「よき」が見つかる助けになる。
すぐに形にならなくても「ええやで」って背中を押してもらえるはず。
彼は肩書きを外してもそういう能力・特性を持った人で、
肩書きを持って得た知識以上に今までの経験値からくる知見がある。
それを活かせるような場は多分彼にとっては喜びだし、人から期待をかけられると、かけられた分だけ大きくなるようなところがあるので
ぜひ持ち上げて褒めて彼が今持っている以上の力を出させてあげてください。
最後に普段の彼も紹介しておきますね。
これだから「水P」って呼ばれて持ち上げられてる彼に違和感もあるんだよなー。