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2023年 第9戦 パナソニックオープンレディース

【初日】まじか。。。
今日は私の開幕戦のはずだった。昨夜チケットを手配しようとしたまさにその瞬間「明日10時から会議いいですか?GW前に全部素材をお渡ししておきたいんで」と無情のお知らせが。それを受けて私「へー、GWはお休みされるんですね。5/1、5/2は平日ですけど、あー、ソウデスカ。ハワーイですか。いいですね。で、5/8に全部デザインアップしておけってことですよね。なるほどー。ちょっとひどくないですかー?」などと言えるわけもない。私の開幕戦は6月のニチレイレディスまで延期となった。荒んでしまった私の心。こうなったら初日は好きなこと書いてやれ。
菊地絵理香。言わずと知れた(誰も知らない)私の贔屓。今季ここまで7試合に出場して決勝に進んだのは3試合。予選落ち3回、棄権が1回。今のところ先週のフジサンケイでの18位Tが最高成績である。これから徐々にアゲていくと思われるが、昨年の最終戦リコーでの感動的なプレーをうけて、開幕からエンジン全開でくるかなと期待していたため、ここまでの結果は正直残念と言わざるを得ない。ベテラン勢の上田桃子藤田さいき青木瀬令奈らは昨年調子そのままに順調な滑り出しだ。絵理香氏、おそらくスイング改造がまだフィットしていないのだろうが、もっとフィットしていないのが前髪改造だろう。切っちゃってキャップからババッと飛び出してしまった前髪。開幕では「あれ?尾関(彩美悠)か?」と思ったくらい似合ってないんだよ!昨年暮れに吉田優利あたりが「エリカさん、前髪出した方がぜったい良いですよ~」などと無責任にアドバイスをしたに違いないのだ。絵理香的にはどうかと思っても、かわいい吉田にそんな言われたら断れない。で、やってみたらアレよ。「あんま似合ってないっス。サーセン」と謝る吉田(ここまでの吉田ネタ、全部妄想)。だがそう簡単に前髪は伸びないんだよ。元の長さに戻るまでかなりかかるな。アースくらいまでかかるかな。優勝は早くてもその頃かもな。
……などと妄想してたら今日荒れていたはずの心がほんわか楽しくなってきたよ。本日は吉本ひかる金澤志奈とのペアリング。現在7H終わって-1、6位Tとまずまずのスタートを切っている。昨年一昨年と優勝前にはある程度予感があった。だが今はまだそのオーラはまったく見えないので、まずは予選通過がんばってほしい。

何週間か前のなんとかオープンのときの菊地

【最終日】穴井詩と永峰咲希の一騎打ち
穴井詩はスタートから我慢のゴルフ。いぶし銀のパーセーブを繰り返した後、16Hセカンドでピンガシャ(なければグリーンオーバー)からのバーディ。ここで運が穴井のもとに転がり込んだように見えた。一方永峰咲希は8Hのダンクショットイーグル(この日2つ目のチップイン)で一時首位に立つも、その後パーパットがカップに嫌われ抜け出せない。しかし17H、執念のバーディで再び穴井と並び、勝負は最終Hへ。まずは先にゆく永峰のバーディパット。自信に満ちた清々しいボール軌道、カップに入らなかったこと以外は完璧だった。それを見て打った穴井のサードは完璧なバックスピンがかかってピン30cmにピタリ。ここで正真正銘勝負アリ。バックナインは揺れに揺れたシーソーゲームだったが、勝ったのは穴井詩。ヤマハに続いて今季2勝目をあげた。飛距離を抑え、方向重視にシフトしたショットに加え、渋いパットを次々拾うことができればそりゃ勝つだろう。今季まだまだ勝つのは間違いなさそうだ。
3位で終えた川岸史華。3日間悪くない展開だったが課題はやはり最終日。性格が災いしてか追撃者の迫力が感じられない。解説の馬場プロも言っていたが、もう少し気迫のようなものをまとってもよいかと。ただ12Hのバーディパットを決められなかったときの悔しさを露にした表情はよかった。この気持ちを忘れずに優勝目指して頑張ってほしい。
いい意味で観戦していたこちらも疲れる最終日だった。こんな試合を毎試合期待したい。
次週はメジャーだ。

●初日首位だった吉田由美子、2R途中で棄権。残念。
●先週勝った神谷そらは-4、8位Tでフィニッシュ。
堀琴音Today-5、8位Tでやっとアガってきた。
●予選は通過したものの川﨑春花がまだ静かである。
菊地絵理香は+1、31位T。予選通過おめでとうございます。

最終パットの穴井を見つめる永峰。(写真右:背中がさみしい)


一方アメリカでは。
西村優菜、試合観ていないけどきっとすんごい根性出したんだろうな。えらい。

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