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尤も美しい風景

晩年ともいうべき琥珀のために、見合う相手を物色していた。しかし、今日はその相手が主になく。

わたしのまえをゆく、さざ波の親子。
笑う小波、子らと包む大波、親らの歩く影の波。
 
 
 
大があるなら小がある。摂理に非ず。それは
尤も美しいだけのため。