〈そろそろ本気で怒れ!〉お偉いさんの遊ぶ高級料亭や銀座のクラブは20:00以降も営業している矛盾。。 「トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に「コンビニ利用」を促す国交相のズレ感」
2021/02/03
TONOZUKAです。
トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に「コンビニ利用」を促す国交相のズレ感
以下引用
年明け間もなく、11都府県に発令された2回目の緊急事態宣言。これを受けて、当該都府県にある飲食店には、一律20時までの時短営業が要請されているが、その裏で現在、物流を支えるトラックドライバーが夜に「食堂難民」と化している実態がある。
高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(以下、SAPA)の飲食店もが時短営業をしているからだ。
24時間、道路の上で過ごす現場のトラックドライバーからは、「開けてほしい」の声。
そんな中、こうした彼らの訴えに対する赤羽一嘉国土交通大臣の発言が物議を醸している。
国交省トップが「コンビニ利用」を促す無情さ
長距離を走るトラックドライバーからは、緊急事態宣言発令直後から「SAPAの飲食店が20時で閉まっていて食事が取れない」という声が上がり始めていた。
その声が大きくなり始めると、先月19日の記者会見で、赤羽大臣はこのように発言したのだ。
「物流を支える長距離トラックのドライバーが高速道路を利用する際に、食べ物を購入したりシャワーを浴びられたりする場所を提供することは大切だが、要請を受けて営業時間を午後8時までに短縮している飲食店があるのが現実だ」
「高速道路会社に対しては、午後8時以降も食べ物を購入できるコンビニなどの地点や営業時間を取りまとめて、情報を広く公開するよう要請した。全日本トラック協会などを通じて、ドライバーの皆様へ広く情報提供できるようにしていきたい」
NHKニュース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210119/k10012822081000.html
実際、全日本トラック協会やNEXCOのサイトには、現在、各飲食店の営業時間が事細かに案内されている。
NEXCO中日本:https://sapa.c-nexco.co.jp/topics?id=1807
(他高速道路の情報はリンク内にあり)
しかし、現場のトラックドライバーからは、
「違う、そういうことではない」
「何もわかっていない」
といった怒りや呆れの声が上がっているのだ。
SAPA飲食店時短に世間の声は
このSAPAの飲食店時短問題については、これまでにも各媒体へ寄稿している。
ハーバー・ビジネス・オンライン(1月18日)
「緊急事態宣言によるSAPA飲食店の時短営業は物流を圧迫する」
プレジデントオンライン(1月29日)
「SAやPAの飲食も20時閉店」一律時短でトラック運転手が食堂難民になっている」
その中で、この問題を知った読者からは
「SAPAは時短営業の対象外だと思っていた」
「どうしてエッセンシャルワーカーの邪魔をするんだ」
「夜寒い中頑張るトラックドライバーに温かい食事を食べさせてあげて」
「議員が会食で飲み食いしている酒や食事もトラックドライバーが運んでいる」
といったコメントが多く寄せられた。が、その一方、一部には赤羽大臣のように「コンビニがある」という声のほか、「そのSAPAの飲食店が開いていなければ、他のサービスエリアに移動すればいい」、さらには「予め買っておけばいいじゃないか」という意見も散見された。
「夕食だけでなく朝食も取れなかった」
社会インフラを支えるべく昼夜問わず走るトラックドライバーだが、彼らにとって時短営業で飲食店が閉まる「20時以降」こそ、SAPAを利用する“ゴールデンタイム”だ。
荷主のほとんどが指定してくる「朝イチ(午前8時ごろ)」に向けて走っていることに加え、0時から適用される高速道路料金の「深夜割」の存在や、4時間ごとに30分の休憩義務、翌日業務までの8時間以上の休息義務という労基法上のルールもあるからだ。
先日、関東のSAPA数か所を回ってみると、やはり夕方から20時まではトラックの姿は少なく、閉店前の飲食店はむしろ一般客で混雑していた。
その後、20時を過ぎたころの海老名SA(東名高速道路上り)には、24時間営業だったフードコートがある2階部分に上がるも、閉まったシャッター前を一周し、そそくさと下階へ降りていくトラックドライバーの姿が散見された。
山口県から千葉県へ向かう男性トラックドライバーに話を聞いたところ、「SAPA飲食店の時短営業は知っていたが、確認しに上がってみた。緊急事態宣言以降、SAPAではずっと冷たいご飯やコンビニ飯が続いている」とのことだった。
東京料金所手前にある港北PA(東名高速道路上り)は、全国の中でも最も混み合うSAPAの1つだが、現在食堂は20時で閉店。元々この食堂は21時で閉まるが、併設されている24時間営業のコンビニもが0時で閉まるという。
午後10時半ごろに入った同コンビニの店頭には、品薄になったサンドイッチやおにぎり、即席めんが隙間を作っているだけで、弁当なども置いてはいなかった。
さらに、入ったSAPAの食堂やコンビニが閉まっていたとしても、トラックドライバーには夜中にたやすく他のSAPAに向かえない2つの事情がある。
先述通り、彼らトラックドライバーには翌日の業務まで、8時間以上休息を取らねばならいという規則があるのだが、これはつまり「トラックを動かしてはいけない」ことを意味するのだ。
また、20時以降のSAPAは、同じようなスケジュールで走るトラックドライバー同士で「駐車マスの争奪戦」が起きるほど混み合う。たとえ他のSAPAへ移動したとしても、そこでクルマを停められる保証は一切ないのである。
これらのことから実際、飲食店もコンビニも閉まっていたのに他のSAPAへの移動もできず、「夕飯どころか朝食すら取れなかった」というドライバーもでてきているのだ。
昨年の宣言では「シャワー難民」
トラックドライバーが緊急事態宣言のあおりを受けたのは、今回だけではない。
昨年4月に出された緊急事態宣言の際も、彼らには「シャワールーム」が奪われた経験がある。
世間にはあまり知られていないが、各大手ガソリンスタンドの店舗には、長距離トラックドライバー向けにシャワールームが厚意によって無料で提供されており、トラックドライバーたちとっては、汗を流せる憩いの場となっている。が、昨年の緊急事態宣言を受けて、そのシャワールームが突然閉鎖されたのだ。
元々、終日1人で行動するトラックドライバーの感染リスクは、他業種に比べてかなり低い。が、全国を走り回る彼らには、当時「コロナ運ぶな」という辛辣な言葉が投げかけられたり、無言で除菌スプレーを吹きかけられたりする事例が度々発生しており、筆者の元にも、「自分がトラックドライバーだからという理由で妻が勤務期から無期限の出社禁止命令が出た」という相談があるほど、トラックドライバーに対する偏見や差別が横行していた。
そんな中、シャワーが使えず身を清潔に保てなければ、彼ら自身の感染リスクが上がるだけでなく、偏見や差別がより強まる懸念も考えられた。
こうした現場の思いが通じたのだろう。そのシャワールーム使用禁止は1週間で解除。
その間、トラックドライバーにどう過ごしていたかを聞いたところ、「公園で体を洗った」、「コンビニのカップめんのお湯を拝借して、タオルに含ませ拭いた」、「トイレの消臭剤を自分の体に振り掛けた」、「ガソリンスタンドの洗車機の水で体を洗った」という壮絶な経験報告が次々と舞い込んだのだ。
過去記事:「トイレの消臭剤を自らの体に吹きかける」コロナ禍でトラックドライバーが直面している現実
コンビニの場所は彼らが一番よく知っている
時に1週間以上も家に帰れず車中泊を繰り返すトラックドライバーにとって、「食事」は長時間かつ肉体労働の合間に取れる唯一ホッとできる時間だ。
時短営業前のSAPAの飲食店には、元々誰に言われるでもなく、ひとりそばうどんを背中丸めてすすり、“黙食”をしていた彼らトラックドライバーの姿があった。が、現場の状況を知らない人間たちによって作られた杓子定規なのルールによって、現在はその”黙食”すらできないでいる。
数日ならばまだしも、この緊急事態宣言はすでに3週間以上が経過。さらに宣言が延長されれば、「コンビニ飯」はさらに続くことになる。そんな彼らに対し、「予め夕食を買っておけばいい」「コンビニがあるじゃないか」という声は、あまりにも無情すぎはしないだろうか。
「コンビニの場所を案内」とした赤羽大臣だが、コンビニがどこにあるのかは、視察にすら来ない「上」よりも、毎日現場にいるドライバーのほうがよく知っている。
彼らが国交相の発言に対して「違う、そういうことではない」とするのは、「温かい食べ物が食べられない」ことはもちろん、コロナ禍においても、エッセンシャルワーカーとして日本の物流を支えている中で、食事の場をよりによって国に奪われたこと。そして、この長い緊急事態宣言下での食事案に、国交相が「コンビニ飯」しか示せないことに対する反応なのだ。
トラックドライバーにとって毎夕食がコンビニ飯や冷えた軽食になるのは、健康面ではもちろん、精神的にも言葉にならない「やるせなさ」を覚えるのだ。
テナントの営業利益の兼ね合いで時短営業をしている事情があるならば、それこそ国が補助すべきで、店の営業を後押しこそすれ、物流の担い手が利用するSAPAの飲食店を閉めさせることがあってはならない。
夜の日本を支えているのは、無論トラックドライバー以外にも大勢存在する。
コロナが夜に活発化する特性があるならばともかく、20時で飲食店に一律の時短を強いる意味は、一体どこにあるのだろうか。
目に見える世界だけが現実ではない。世の中が9時‐17時だけの労働だけで回っていると思ったら大間違いなのである。
たまたま見たニュースで、菅総理、麻生大臣が銀座クラブでの会合の国会議員の自民党から離党する、という会見をしている映像を見たのだが、正直呆れてしまった。。
「誠に遺憾。」
「あるまじき行為だ」と叱責
「国民に無理をお願いする中、政治家は襟を正さなければならない。国民におわびしたい」と陳謝した。
ええと、、
元を正せば年末の芸能人ら8人での会合が発端で、そこからどんどん会合や宴会、高級クラブ、キャバクラなどと不祥事が続いている気がするのですが。。
結局その時の責任を取らなかったので、「バレても責任を問われない」という流れができて、議員の会合が続いている気がしています。
今回「離党」勧告処分とするならば、自らも責任を取る必要があると思うのは自分だけだろうか。。
さて今回の記事ですが、緊急事態宣言による自粛要請は様々な所で影響が出ていると思います。
しかし現場を知らない国会議員には全く響かず。。
ここ最近の感染者の減少は単に検査数が減った事が要因と思われるので、この状態はまだまだ続くのだと思っています。(この事は以下のブログで書いています)
感染防止の中枢的な対策は(利権が絡んでいるためなのか)全く手を触れずに、なんとなく対策をしている感だけの政策だと、まだまだ感染は収束しないのでしょうね。。
このタイミングで「是が非でもオリンピック開催」を言われると、PCR検査数が減っているのも何か因果関係があるように思えて仕方ありません。。
緊急事態宣言で自粛要請が出た飲食店には約200万円の協力金が支払われるのに、それに関連した業種は上限60万円(個人事業主は上限30万円)というのも何だか合理性に欠ける気がしています。。
そして、ここ最近は文化芸能関係者のコロナ感染が増えているのも事実。。
できる事ならば緊急雇用安定助成金や雇用調整助成金などを活用して、コロナ感染を食い止める方向に一斉に舵を切れれば良いのにな、と思ってしまいます。
その為の協力金だったり、緊急雇用安定助成金がある気がしています。。
上記のリンクのブログでも書きましたが、日本も欧米諸国と同水準のPCR検査実施率を行なえば、フランスやイタリアよりも感染者数が増えていてもおかしくない状況にいま日本はある、という事は認識しておいた方が良い気がしています。
結局日本はPCR検査実施率が余りにも低い為、「知らないうちに感染を広げている」人が周りに大勢いるのだと思っています。
オリンピック開催を念頭に動いてきた日本としては今から諸外国と同水準までPCR検査実施率を上げることは難しいのでしょうね。。
なんともやるせない気持ちになってしまいます。。
早い段階から正確なデータが取れていれば、もっと有効な対策ができていた気がしてなりません。。
最近になって色々と新しい補助金や助成金が出てきています。
しかし、なかなか平等な支援は難しいのが現状かと。。
ならば思い切ってこのタイミングで「ベーシックインカム」を導入する、という案は出てこないのかな?と思ったりもしています。