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システム保守~システム障害を防ぐためにできること
こんにちは。システム担当のマモルです。
先日、システム障害について投稿しましたが、今日はシステム障害を防ぐためにできることについて考えてみたいと思います。
システム保守とは
システム保守という言葉に対して様々解釈がありますが、皆さんはどう考えてますか?筆者が考えるシステム保守の定義は以下となります。
システムが正常な状態を保ち、日々問題なく使い続けられるようにするための作業
具体的には?
具体的にはどんな作業でしょうか?以下、一例ですがシステムによって様々です。
・システムの監視
・ハードウェアの交換
・ソフトウェアのアップデート
皆さんがお使いのスマートフォンも、不具合や脆弱性が発見されたらすぐに通知が来てアップデートがされると思います。
もう少しイメージがわくように自動車のメンテナンス作業に例えてみましょう。いずれも皆さんの車が安全に走行するための点検ですよね。
・エンジンオイルの点検・交換
・ワイパーのゴムの劣化や動作の点検・交換
・タイヤの溝や空気圧の点検・交換
システムも自動車と同じです。日々、正常に稼働し続けるには様々な点検やそれに伴う修正作業が必要です。また、システムは自動車のように車種や使用している部品の規格が限定的ではないことからケースバイケースでなおさら複雑となります。
昨今のWebシステムは、初期開発が完了したらもう終わりということはなく、機能が追加されシステムが扱うデータも日々増加していきます。システムを利用するうちに性能が劣化していくこともよくあることです。
皆さんがお使いのパソコンも購入した当初は快適だったのに、1年利用するうちにどんどん動作が重くなったりしてませんか?
ここまでの話でシステムの保守ついて何となくイメージできたでしょうか?
経営者、事業担当者が考えるべきこと
以下のように、考えてしまいがちではないでしょうか?
・システム保守は何にかかるお金かわからない。本当に必要なの?
・予算の関係上で毎月かかるシステム保守のお金は少なくしたい
そう考えてしまう場合は、システム担当者に是非ヒアリングをしてみてください。以下一例ですが、様々な回答があると思います。その回答に対して、「システムが正常な状態を保ち、日々問題なく使い続けられるようにするための作業」にあたるか、またそれを行わなかった場合のリスクについてご自身で考えてみてください。
・初期開発を担当した担当者を教育コストとして毎月の稼働を確保したい
・今後、開発担当者が変わることを想定して、誰でも理解できるドキュメントを整備したい
・品質を向上させるために、最近の開発トレンドを継続的に調査したい
筆者はいずれもシステム保守として正しい行動と考えます。
システムの背景によって、システム保守の内容は様々です。システム担当者に任せるだけではなく、皆さんが経営者、事業担当者の場合は是非考えてみることをオススメします。
万が一システムに障害が起きたときに、何が足りていなかったのか振り返る重要な材料となります。
最後に
万が一システム障害が起きた場合、顧客の信頼を損なう事態を招きます。システム部門だけではなく経営者、事業担当者も責任を問われるのは言うまでもありません。このnoteを読んでいただき、少しでもシステム保守の考え方と重要性をご理解いただけると嬉しく思います。
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という方は是非御覧ください。