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「しごでき」さんが完璧を捨てたワケ
はじめに
「百考は一行にしかず」という言葉をご存知だろうか。企業の再建王と呼ばれた大山梅雄氏の言葉だ。
百回考えることは、一回実行することには及ばない。という意味だが、これは仕事においても当てはまる。段取りに凝りすぎるのは却って逆効果になるのだ。
ベター「が」いい
作業の優先順位をつけたら、「どの作業」に「どのくらい」、「いつやるか」を検討し、スケジュールに組み込んでいく。どんな大きな仕事でも、要素分解により最終的には日々の細かい作業に落とし込まれていく。
しかし、段取りをつけるだけで仕事は終わらない。段取りとは手段であって目的ではない。必要以上の労力と時間を使うのはマイナスになる。段取りにベストはいらない。ベターがいい。割り切りの精神が必要だ。
目的はどこにあるのか
完璧な段取りには欠陥がある。そのひとつが段取りそのものに手間取り、仕事がスタートしないことだ。
的確な段取りはひとつだけではないし、段取りをつける人によって異なる。理想的な段取りを考えたあなたの段取りは、ひとつのパターンに過ぎない。
また、実際に計画が走り出した時、不足の事態を吸収出来ない点もマイナスだ。幅をもたせた段取りを常に意識しなければいけない。
締め
本日は、段取りがベターでなければならない理由を紹介させてもらった。「〇〇は〇〇でなければいけない」といった原理主義的な考え方が、自分の仕事に大きく制限をかける。段取りもまた同じだということを覚えておこう。
この記事が、あなたの悩みを解決する導火線に火を点けることを、心から祈っている。
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