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今年の3冊

 何年か前からツイッターでやっていた #今年の3冊 を凍結された今年はnoteでやってみる。ツイッターでは字数の関係で本の写真とタイトルくらいしか紹介しないが、noteなので感想も少しだけ。


①ジム・トンプソン 土屋晃 訳『漂泊者』(文遊社)

ライターとか作家とか文筆関係目指している人は読んでおいた方がいい本。赤塚不二夫のマンガのような世界で橋田壽賀子作品のように不幸が連発する作者の自伝的小説。


②マメイケダ『えきべんとふうけい』(あかね書房)

魚の形をした醤油入れ視点で旅の風景が描き語られる絵本。美しい車窓からの風景も、箸を割る音とともに美味しそうな弁当の解説へと変わる。醤油入れはまるでおよげたいやきくんを彷彿とさせる。


③こだま『縁もゆかりもあったのだ』(太田出版)

正体がバレてはいけない作者によるエッセイだが、身内の話が面白くそれはバレてはいけないだろうなと思うし、一度は別れても再び邂逅する日も来るとする考え方も面白い。

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