NHK 日本のこれから、テレビの、これからを見て 2009年3月の日記より
テレビについて考えてみたい。
2009年の日記に当時の私がNHKの番組を見て書いていた感想を見つけたのでここに残しておきたい。
以下2009年3月の日記です。
このような討論番組、なかなか見ごたえがありますね。NHKは最近いい番組を作っていると感じます。私が定期的に見ているテレビもほとんどがNHKかテレビ東京。スポーツとニュースしか見なくなっています。
最近夜中よく見るのは、ショップチャンネル、流してるだけだけど、芸人のつまらない深夜番組よりは、心地よい。まあ、買い物するわけではないけども。
この不景気で企業が流すCMも少なくなってきていることは間違いない。番組でもインターネットテレビやユーチューブ、ニコニコ動画の台頭が取り上げられていたが、もはや時すでに遅しで、このまま広告の量は、そちらに流れていってしまうだろう。音楽や映画だって、オンデマンドの世界になっているのだから。
だからやはりテレビは番組コンテンツを大切にしてほしい。
24時間見ていたい、電源をいれていたいという衝動をかきたてるような、その時代にあった番組を流してほしい。インターネットや携帯電話では味わえないものがきっとあるはず。
朝起きたら、見る番組。
昼前からお昼過ぎにおかんが見る番組。
学校から帰ってきたら夕方に見るすごく面白い生番組。
晩ごはんの時に見る番組。
子供が寝てから親が見る番組。
お父さんが帰ってきたら見る番組。
一人暮らしの学生が夜中見る番組。
現代人のライフスタイルをもう一度見直して、番組を作らないとインターネットで流れている過去のコンテンツに負けてしまいます。
2009年なら2009年の番組、情報を見るのがいいんです。昔はむかし、過去に負けてはいません。
テレビ復活のキーポイントは
生放送!
何が起こるかわからない、生放送がテレビの醍醐味。ジャニーズを使おうが、吉本を使おうが、全くかまわないけど、生放送を仕切ることができる人をしっかりと据え、ハラハラ、ドキドキするような番組にもう一度チャレンジしてほしい。ぜひ。
この番組も、生だから面白かった。
民放連会長の広瀬さんの話もハラハラするし、テレビ東京の加増さん、北海道テレビの藤村さんの心もすごくよく分かった。
頼みますよ、楽しいどきどきテレビ。
【パネリスト】日本テレビチーフ・クリエイター…福士睦,TBS編成局長…吉﨑隆,フジテレビプロデューサー…きくち伸,テレビ朝日プロデューサー…松本基弘,テレビ東京プロデューサー…加増良弘,ABC放送プロデューサー…松本修,北海道テレビディレクター…藤村忠寿,放送作家…鶴間政行,NHKプロデューサー…松尾雅隆,【司会】三宅民夫,武内陶子
【ゲスト】日本民間放送連盟会長…広瀬道貞,ジャーナリスト…嶌信彦,コピーライター…糸井重里,慶応義塾大学特別招聘教授…夏野剛,NHK副会長…今井義典
以上が2009年3月の日記。
当時はリーマンショック直後であった。iPhoneが登場しスマートフォンが普及し始めたころ。まだ通信は3G。2年後に東日本大震災。
あれから、今2020年5月。私は相変わらずほとんどテレビを観ないのだが、「生放送・ライブ放送」がテレビがこだわりを持つべきコンテンツだという思いも変わっていない。周りの人の話を聞くと、まだテレビを観ている人はたくさんいるが、コンテンツに対して不満が更に大きく膨らんでいるのではないかと感じている。
続きは別の記事で書きたい。テレビの今後について。