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私のチャプター物語

人は一生に一度は、「物語」を書くことができる。
そう聞いたのは、いつのことだっただろう。
普通で、平凡極まりない人間だと自覚があっても
「一生に一度」は、確実に物語をモノにできるのだと言う。

なるほど、そういえば、その「一生に一度の物語」を見つけるべく、
定年を迎えた人間が人生を振り返り、
所謂「自分史」を書くことを試みたりするのも、
今ではすっかり一つの大きな流れになっている。

そうして、振り返ってみれば「ああ、あの時こそが自分の人生のピークであった」という瞬間があるもので、
「一生に一度の物語」は、あの時だったんだと思い当たったりもする。

しかし、それを他人に読ませて、或いは見せて、果たしてそれは「面白い」ものなのだろうか。

自分にとっては、一生に一度の物語だったとしても
「見せ方」「読ませ方」によっては
「はいはい、お土産お土産」と、流されてしまうことだってあるだろう。
いくら思い入れがあったとしても。

当たり前の話だが
「物語」に成り得ているかどうかということと
思い入れは、また別の問題である。

書くことって厳しい。
難しい。

だからこそ

「チャプター2から3にかけてが面白かったわ。」

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ありがとうございます。

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