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[海外旅行の失敗列伝] vol.3 ベトナム編~「ああ、ここはベトナムだったんだ」と痛感した事件。
[海外旅行の失敗列伝] vol.3 ベトナム編~「ああ、ここはベトナムだったんだ」と痛感した事件。
旅行、出張が多い私は、落とし物も、
失敗も多い。
数式にすると、
(そそっかしい✖出張回数)の二乗 ぐらい、
毎回、何かある。
「空港ランナー」(飛行機に乗り遅れそうになり、空港を爆走する)は、商標登録がとれるのではないか。
先日のベトナムの失敗は、女性なら理解してくれると思う。
「そうか、ベトナムは、共産圏の国だった、、、、」
を人生で初めて、体感した。
それは、バリ島⇒日本に帰る途中。
ベトナムでトランジットで1泊した。
👆これが最安値、だった。
トランジットは問題がないが、問題は、
【スーツケースに、メイク落とし+化粧道具一式】を入れてしまった事。
一泊する、のに、化粧品一式を、持ってなかった。
「落とさなくても、いいんじゃない?」と男性は思うかもしれない。
いや、大変な事になるんです。
肌がボロボロになる、というか。
次の日は、東京で人に会う予定があったので、
やっぱり、ちゃんとした肌の状態にしておきたかった。
「別に、コンビニで買えばいいんじゃない?」
と思うかもしれない。
私も、そう思った。
日本も、台湾も、インドネシアも、韓国も、
「コンビニ」があった。
私は、それに、すっかり慣れきっていた。
「きっと、女子のお泊りセットは、コンビニに売っている」と。
ハノイに着いたのが、21時頃。
すぐに、メイク落とし一式がない、事に気づく。
今から、市内に行くのも大変なので、
【空港の中、近くのコンビニを探そう】
まず、なさそうだ、ということで、愕然とした。
空港の中にも、ない。
売店はあるが、おみやげ物屋さんしかない。
【ドラッグストアは?】
なかった。
そっか、この国は、共産圏だったのだ。。
「商売っ気」がない。
「お客様のニーズ」も、あんまり考えてない気がする。
「そもそも、共産圏って事は、店も閉まるのが早い?」
焦ってきた。
いや、できるだけの事をやろう。
空港の1Fから3Fまで見たが、なかった。
ヤバイ。
化粧品なんて、売ってない。
私は、作戦を変えた。
「とにかく、このメイクを落とせる、油を探そう」
スーパーのようなところで、
【オリーブオイル】は売っていないか。
スーパーもないし、オリーブオイルもない。
しかし、私は見逃さなかった。
私は、もともと、前職は、「油」製品担当だった。
一つ、思い出した事がある。
【ココナッツオイルなら、売ってるんじゃないか】
小さなおみやげ物屋さんに、確かに、
ココナッツオイルが売っていた。
よし、メイクは落とせる。
それは分かった。
でも、【化粧水、保湿】は?
いや、、、、ないでしょう。
もう、これは、ベトナムの女子に、お願いするしかないんじゃないか。
洗面所に行くと、トランジットホテルに泊まっている女子がいた。
私のバッグを見ると、一つだけ「SOYJOY」が入っていた。
恥を忍んでお願いしてみる。
「メイク道具一式、全部、スーツケースの中なんです。
日本のスナックをプレゼントするので、
化粧水をもらえませんか」
女子は、笑っていた。
でも、メイク道具一式を、貸してくれた。
「韓国のコスメだよ」と。
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私は、げっそりと、痩せる思いだった。
(本当に、痩せたらよかったのに、、(笑)
疲れた。
思えば3時間、奔走した。
そうだ、ベトナムは、共産圏の国だった、、、、、
をこんなに、腹落ちした日はない。
教訓:メイク落としなどの使い切りのものは、必ずバッグに入れておく。
👆スーツケースが無くなる場合だってあるから。