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w√OCEAN覆面リレー小説 白組4



末らいの私へ

ちゃんとピアノ弾いてる?わたしにね、自慢したいことがあるの、やっぱりお姉ちゃんすごい。
この間もまっしろなドレスをきてたんやけど、すっごくキラキラしててん。わたしね、お姉ちゃんみたいになりたい!ピンクやみどり色のドレスをきている子も周りにはいたんだけど、お姉ちゃんが1番目立っちゃう。白いのなのに。お姉ちゃん、チョウチョみたいにヒラヒラきれいやねんなぁ、なんでやろ?

わたしも、はやく、あの白ドレスが着たい!!実は、わたしとわたしだけの話、内緒にしてな?この間、ヒミツでお姉ちゃんのドレス着てみてん、でも、わたしには、に合わへんかった。やっぱりお姉ちゃんには
叶わへんな、今のわたしはに合ってたりするん?

あの真っ白なドレスをきてキラッキラピアノをひいてるお姉ちゃんめっちゃかっこええねん。ほんま、末らいのわたしもあれぐらい、お姉ちゃん以上にピアノうまくなれるようにがんばってや。たまには好きなクッキーも食べてええから。

あっ、そうそう。私、お姉ちゃんのたん生日に
あの真っ白に似合う、イヤリングをプレゼントしようと思ってたんや、きっと大よろこぶと思って!きっとお姉ちゃんにすごく似合うと思っていたのにね。

でも、昨日、お姉ちゃんがよくわからないこと言ってて、「白ってねそまりやすいの、汚れやすいの
お姉ちゃんね、もう白いドレスを着れる人間じゃないの」ってわたしに言ったねんな。なにがいいたかったのかな?

よごれたら、新しいドレス買えばいいのにね。洗たくしたら白くなるのにね。ずっとずっとお姉ちゃんに白色を着ていてほしかったなぁ。あぁ、洗たくのたくって字この間ならったのに、忘れちゃったや、やっぱ、感字はキライ。でもね、きっと末らいのわたしは感字かけるようになってるよね。ねっ

末らいの私、たいせつだから、言っておくから、よく聞くんやで!今みたいにピアノの練習頑張ってたら、きっとおねえちゃんよりもうまくなれる!お姉ちゃんも「あなたはしょうらい、まっしろなドレスを着て、ピアノを弾くんだよ。私はもう白ドレスを着れないから。」って言ってくれたから、じゃあ!!れんしゅう
言ってくる!今日はもうそろそろそら・カンパネラかなっ!

私は、それをカンパネラの楽譜に挟み直した。

この手紙は不思議だ。私は生まれてから今までずっと一人っ子だ。確かに、私の字で書いたに違いたい。全然覚えていない。このお姉ちゃんというのは誰だったんだろうか。私は誰に憧れていて、誰をこしたかったんだろう。


それにしても、相変わらず、誤字が多いな。


僕の言葉が君の人生に入り込んだなら評価してくれ