見出し画像

「GUNHED」!こんなメカニックなキットが作ってみたかった~制作記④完成編

 noteの世界のみなさま、ご無沙汰しております。還暦を半年後に迎えるオヤジモデラー・きんぐじょーです。
 さて、遅々として作業が進まず、なかなか全体像をお見せできないまま、縷々記事を綴ってきました「ガンヘッド」制作記ですが、ようやく今回が完結編になります。今年8月の制作開始からほぼ4カ月…。今回の記事では、前回の電飾編<その2>で書き切れなかった部分と、完成した姿をご紹介したいと思います。では、始めます-。


バックパックがポロリ…ネオジム磁石で

 ほぼほぼ完成が見えてきたガンヘッド。デカールなんかも貼り付けて、それなりの見栄えになってきました。今回はそれほど細かいデカールもなく、順調にすべて貼り終え、ようやく「仕上げ」の段階に。ただ、ひとつだけ、どうも気になることが…。

 前回、不足した電源を補うために、ジャンクパーツの中からガンプラの「バックパック」を利用してボタン電池のケースを入れるパーツを追加したことはご紹介しました。

 接合部分はプラ板やプラ棒をつかってはまるようにしてみたのですが、この取り付けがどうも緩く、ちょっとした弾みでポロリと外れてしまいます。

ここの接合部分がすぐポロリ、と…

 「どうしたもんかな?」
 いろいろ考えたあげく、ネオジム磁石をガンヘッド本体とバックパックの双方に取り付けて取り外し&固定ができるように細工することにしました。
 「未来少年コナン」の「ギガント」のキットでは、後部エンジンと本体との接触部分にネオジム磁石を接着して取り外し・固定ができるようになっていましたので、その応用(というほどのことでもないですが)です。

 ネオジム磁石は100均で売っている一番小さいものを購入。本体側のパーツを削り込み、磁石を仕込むスペースを開けます。バックパック側には元々あったスペースを生かして、それぞれに磁石を瞬間接着剤で固定。

磁石の仕込みは、こんな感じです

 磁石が小さく、そのくせ磁力が強力なので、ピンセットを使っての固定にはなかなか苦労しました。瞬接が固まらないうちに、ちょっと油断するとピンセットの方に強い磁力でくっついてしまうので。ちょっとイライラ。ただ、この加工のおかげで、若干なりともバックパック部分は固定されるようになり、ひとまず安心です。

「都市迷彩」は見送り、汚しをそれらしく

 ネオジム磁石取り付けに前後して、本体の汚しも施しました。当初案ではグレーのボディに「都市迷彩」塗装をするつもりでしたが、すべて組み上げたこの段階でエアブラシを使って細かい塗装をするまでの自信もなく、こっちは見送り。「戦闘によって傷んだ車体」をイメージして、各所にウェザリングを施す方向で仕上げることにしました。

機体のあちこちにチッピング&ドライブラシで擦れた感を

 基本的には、シルバーやガンメタリックを使ってチッピングやドライブラシ手法で、機体のあちこちにある角や出っ張った部分に「塗装の剥げた感」を施しています。
 このほか、焦げ茶のウェザリング塗料で、タイヤやタイヤカバーなど、地面近くに「泥汚れ」を。機体のあちこちにある〝ネジ〟や〝リベット〟的なモールドには「油漏れ」的な汚しもチョイチョイと。ただ、今回も「あまり汚しすぎない」ように努めました。
 LEDのコードを隠すために追加したスプリングパーツの〝エネルギーパイプ〟もところどころ汚しをかけています。

〝エネルギーパイプ〟にもカスれ感をプラス。ちなみに、燃料ボンベを固定しているベルトは、キットではボンベと一体パーツになっていて厚みがありすぎたので、削ってプラ板で作成
ホイール部分やカバーは泥で汚れてしまった感じに。燃料のはいったウイスキー樽を固定しているベルトもプラバンで作ったものになります。

ついに完成!!!ギブバース!!!

 で、こうした汚しも終了。ようやくの「ギブバース!!!」
 まずは「タンクモード」の写真からご披露します。

タンクモード。LED全点灯
正面から。このモードは正面のシルエットもなかなか良いです
真横から
苦労して追加したバックパックも。タンクモードでは、腕部分が後ろを向きます

 続いて、やはりガンヘッドといえば、こちらの「スタンディングモード」ですね。

それなりの重厚感
で、LED全点灯バージョン
正面から

おまけ…合成画像も作ってみました

 で、今回は「合成画像」も作ってみました。ガンヘッドの画像をざっくりと切り抜いて、背景に重ね合わせただけなので、かなり雑な出来ですが。
 下の画像は、自宅近くの道路をガンヘッドが走行している想定です。鉄人28号ではありませんが、「夜の街ぃーにガオー!」というイメージで。

画像合成にチャレンジしてみましたが、いまひとつかな…

 もう一枚、こちらは今年の夏、ドライブ先で撮影した北海道の空知にある炭鉱跡地の建物内部の写真をベースに加工した画像です。「歴戦の末に引退。格納庫内で静かに眠りに就くガンヘッド」的なイメージです。…伝わると良いのですが。

廃墟に佇む、ガンヘッド

 この夏8月に着手してから完成まで概ね4カ月。結局、今年最後のキット完成作となった「ガンヘッド」。パーツも多くて細かく、組み上げから電飾、改造ーといろいろとチャレンジもでき、『GUNHED-Oyaji-Special.Ver』が完成しました。オヤジモデラーを十分に楽しませてくれたキットでした。
 宇宙戦闘機、戦艦、怪獣ロボ(メカゴジラのことです)なども作ってきましたが、今回の「地上戦メカ」も、私の嗜好にマッチした良いキットだったと思います。「メカニカル、万歳!」…です。

◇  ◇  ◇

 今回の記事はこれにて終了です。読んでくださった方、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 さて、次回ですが、2024年から2025年への〝越年〟を承知のうえで、先日新たなキットを〝ご開帳〟したところです。

次回は久々に「働くクルマ」です。

 12月の下旬(たぶん年内ぎりぎり)の制作記投稿(しかも、きっと1回で書き切るのは無理そうです)を目指して、少しずつ作業を進めているところです。次回投稿も読んでいただけると嬉しいです。
 それでは、また。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集