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「GUNHED」!こんなメカニックなキットが作ってみたかった~制作記①

 noteの世界のみなさーん、ご無沙汰しています。自称・オヤジモデラーのきんぐじょーです。私の暮らす札幌市内も、なんとなくですが暑さがやわらぎ、2024年夏も終わりかな…というところです。そんな中、今月も月末ギリギリの記事投稿となってしまいましたが、この夏に作業を進めてきたキットの制作記をご紹介していこうと思います。
 今回のキットは前回の「仮面ライダーカブト制作記」の最後にちょっとだけ「予告」画像を載せておいた通り、表題の「GUNHED」(コトブキヤ製)。初回は、キットのパーツ内容や組み立て作業の一部をお伝えしたいと思います。それでは始めます。


これぞ「メカメカ」! 私好みのキット

 以前の記事でも何度か書いていますが、私は「メカメカ」チックでSFなキットを作るのがかなり好きです。これまで紹介したプラモをご覧になって分かるように、「スターウォーズ」の各種スターファイターとか、「宇宙戦艦ヤマト」の戦艦とか、「メカゴジラ」やエイリアンと戦う「パワーローダー」とか、スケールモデルでもショベルカーやトラクターといった「働くクルマ」などなど。細かいパーツの多い「キカイ」を好んで手がける傾向にあります。残念ながら制作テクニックが追いついていませんが(笑)。
 で、今回のキット。ご存知の方も多いと思いますが、特撮映画「ガンヘッド」(1989年公開)に登場する、ロボットタイプにも変形できる装甲戦車です。例によってAmazonでキット探しをしていたときに「予約発売」になっているのを発見。昔々にレンタルビデオで見たことのある映画でしたし、何より私の大好物のメカニカルなプラモです。迷わずポチッ!としたのは2022年8月…待つこと8カ月後の23年4月に届きました(購入記録等より)。
 ただし、その後しばらくは積みプラ状態が続いていて、「国宝・興福寺五重の塔」の後の「仮面ライダーカブト」を作り終えた6月になって、「次は手の込んだものを作りたい」と、手をつけることにしました。

なかなかのパーツ量、なかなかに細かいぞ!

 迫力あるボックスアートが描かれた箱を、まずは「ご開帳~」。ご覧の通りパーツ数はそれなりに多く、なかなか細かいパーツもあるようです。成形色はほとんどがグレーで、一部が黒。色の塗りがいもありそうです。

パーツのほとんどの成形色はグレーです

 さて、今回のガンヘッドをどう作るかー。一応の方針としては、①電飾は出来る限りやってみる②メカニカルさを強調すべく、可能な限りディテールを加工してみる-としました。塗装方針は作りながら考えることにしましたが、説明書の作成写真を見ると「都市迷彩」が施されています。余力があればエアブラシも使ってみるか、という程度にとどめます。最終的には何らかのウェザリングも必要となるので、「ま、取りあえず筆塗りで」くらいで。

メカ露出のあちこちにディテールを追加

 いつものように、そんなことを考えつつ、組み立てに入っていくのですが、今回はこれまでとは違った記事構成で制作の様子をご紹介したいと思います。というのも、そもそも作業工程が「組み立て」「塗装」「電飾」などさまざまで行き当たりばったりなことや、作業に夢中になってしまい、画像を撮り忘れていたり…なもので。
 というわけで、今回の記事では、まず各部の組み立てる中でこだわった「ディテール追加加工」作業を中心に書いてみることにします。なお、記事に添えた画像は、制作中に撮影したものもありますが、上記の通り、撮り忘れてしまったことにより作業が先に進んでしまった後に撮ったものもあります。ご容赦ください。

 ◆ ◆ ◆

 今回のガンヘッド、機体は「頭部」「ボディ」「前足」「後ろ足」「腕」の5部分で構成されています。手順的にはガンプラのように、各部ごとに組み上げて、最後にボディに取り付け-という感じで進めることになります。
 まずは頭部から手を加えていきます。「ガンヘッド」と呼ばれる通り、頭部が機銃=チェーンガンになっています(正式名は「GUN unit of Heavy Eliminate Device」だそうですが、詳細はウィキなどに)。銃身にある排熱口がモールド表現だったので、ドリルで全部開口してしまいます。

こつこつとモールドに穴開け

 さらに3つの銃口も穴を掘り下げて、それっぽく加工。

 頭部にほどこした加工はこれくらい。この銃口部分には「レーザーポインター」があるので、これは「電飾加工」の対象部分として、後ほど手を入れることにしました。LED組み込みなんかもあるので。

排熱口部分はこんな感じに。画像は組み上げ途中のものです

 頭部の後ろには、回転可動する武装部分がありますので、こちらも手を加えました。左側にある「キャノン」部分下部に垂れ下がっているエネルギーパイプ(チューブ?)部を、ディテールアップ用のスプリングに置き換えます。
 右肩のミサイルポッドは、特にディテールはいじりませんでした。ただ、このポッドとキヤノンにはいずれもレーザーポインターがあるみたいなので、電飾加工は施すことになします。

パーツのパイプ部分を切り取ってスプリングを取り付けます
組み上げ後のキャノン部

 このほか、「前足」や「後ろ足」の裏側部分や、ボディ部分の両脇などにも、こうしたパイプ部がモールドされていますので、スプリングやビニールパイプなどの「ディテールアップ用素材」を、手持ちのモノはもちろん、足りなくなったら買い足すなどして、置き換えていきました。
 どの部分も、モールドをガリガリと削り取り、スプリングやビニールパイプなどを通す穴を開け、見える部分はパテなどで修正して、筆塗りしてから瞬間接着剤で固定する-といった作業になります。

ボディ脇部分。最初はこんなモールドがありますが…
削り取ります
開いてしまった穴をパテでふさぎます
太いパイプは太いスプリングを充てます(ボディ左脇)
こちらはボディ右脇(ひっくりかえってますが)。細いビニールパイプを接着
ボディ左脇部分のパイプ類追加後(画像は組み付け後です)

 いったん、こうした細かい部分の加工を始めてしまうと、「ココも手をつけよう」→「だったらココもやらないと」の〝ループ〟で、次々やりたくなってしまいます。ただ、これだけの「メカニカル」なキットですから、手の加えがいはあります。

「前足」の付け根にちょっとだけあるパイプ類のモールドは…
…こういう感じになりました
後ろ足の付け根にある「タイヤカバー」の裏側は…
…なかなかに狭いスペースでしたが、こんな感じに加工。ここは元のモールドを置き換えるだけでなく、チューブ類を追加して「情報量」を増やしてみました

 あちこちの「置き換え」作業時には、元のモールドだけでは飽き足らず、パイプ類を少し足してみたりすることもありました。とにかく「やればやるほど、もっとやりたくなる」ものですから、いつも以上に制作作業は進みません。
 最近は、土・日の休みに加えて平日の帰宅後もできるだけプラモに〝触る〟ようにしていますが、お風呂・晩ご飯・録画したテレビ番組視聴(ドラマとか諸々で1~2時間)などもあるので、作業時間はせいぜい1時間程度。パーツの加工なんぞ、ちょっと手をつけるだけでも、あっという間に時間が過ぎてしまいます。本当に進みません(笑)。

「スプリング追加加工」が後々のヒントに

 また、少しずつ各パーツは組み上がっていくのですが、「電飾」も念頭に作業を進めなくてはなりません。「どこを、どう電飾するか」に始まり、「コード類はどうつなげたらよいかな?」とか「電源はどうする?」などを考えながら作業を進める必要があります。幸い今回の「ガンヘッド」も基本的にはスナップキットなので、いったん組み上げた後でも、LEDライトやコードを仕込むことが可能です。
 ということで、次回の記事は、実際には各部の組み立てと同時進行で進めた「電飾」加工をメーンに紹介したいと考えています。今回のディテールアップ作業に使った「スプリング」が、電飾加工を進めるうえでも、役立つアイテムに。そのあたりも含めて、ご紹介できればと考えています。

◆ ◆ ◆

 【おまけ】そういえば、現在放映中のプラモ愛好家〝必見〟のテレビドラマ「量産型リコ」の先日の放送(第8話)では「MFS3/3式機龍=メカゴジラ」を作ってましたね。7話の予告段階で、思わず「うぉ、機龍かーい!」とちょっと嬉しくなってしまったオヤジモデラーでした。
 私の場合は「ご開帳~」から「ギブバース!!」まで2カ月以上を費やしてましたが、本放送では、あっという間に完成しちゃってましたね。まあ、ドラマですから当然ですけど(笑)。

◆ ◆ ◆

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。今回の記事は、キットのパーツの一部ばかりの画像が多くなってしまい、あまり面白くない、分かりにくい記事になってしまい、反省しております。ご勘弁ください。次回の記事ですが、何とか9月末までを目処に、公開したいと思います。
 では、また。 

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