樹木医試験に挑戦③ 樹木医選抜試験過去問:出題傾向の分析…そして得たものとは…
今回3回目の投稿内容は「樹木医試験の出題傾向の分析とそして得たものとは…」をテーマにしたいと思います。
1.樹木医試験の出題傾向の分析
まず、「樹木医の手引き」を読破した中で感じたことは、あまりにも広い出題範囲を知り、不安だけが残ったことでした。そして、最新過去問を手に入れて、初めて1年分を解いてみた結果・・・正解率約4割。絶望です。残りの4年分を解いてみた結果、何とか5割が2年分、4割以下が2年分。負け越しです。惨敗です。
このような結果から、試験までにこの膨大な出題範囲を網羅した勉強が出来るだろうか・・・という不安が生まれます。
その不安と何とか戦いながら、勉強しては5年分解いてみる。勉強しては5年分解いてみるの繰り返し。なかでも、私は土壌の知識に自信があったのですが、何回解いても土壌関連問題の正解率が上がらない。イライラして、不安で、他の項目の勉強が全然入ってこない。完全に悪循環でした。
このような状態で、本当に勉強時間は足りるのか?という不安にさらに陥りました。
2.分析の必要性と方針転換
無い知恵を絞って考えました。では、どうするのか。。。
唯一ひらめいたのは勉強効率を上げるしかない!!という考えでした。
取り敢えず勉強は一旦止めて、出題傾向の分析をすることにしました。では、何を分析するのか?700ページもある「樹木医の手引き」からどう出題されているのか!を過去5年間分析しました。
上記が分析結果です。参考にして頂いてもいいですが、問題には複数の項目に該当する問題や、どの項目にするか迷った問題もあるので、あまり信憑性は担保されていませんので、悪しからず。
3.出題傾向の分析結果
これを見ると
青の網掛けの出題率:多
緑の網掛けの出題率:中
灰色の網掛けの出題率:小
黄色の網掛けの出題率:極小
となりました。
分析結果から効果的に勉強することを考えると、青と緑を集中的に勉強し、灰色と黄色は捨てると決めました。そして改めて勉強を再開しました。
※ちなみに、表の正解率は分析後にさらに複数回以上解いた後の正解率だったと思います。5回も解いていたらすべて満点取れると思っていましたが、そう甘くはありませんでした。 備考については、間違った項目・問題を記載しています。同じ場所を何回も間違うので嫌になったのを思い出しました^^;
分析をして、さらに複数回の解答、復習・・・確かこの時点で勉強を始めて2ヶ月ぐらいです。
ここまでするとかなり正解率は上がりました。 だんだん自信がついて来たことを思い出します。このあたりから記述式問題にも手を付けだしたと記憶しております。
※記述式問題については、追って記事にしたいと思いますのでお待ちください。
4.古い過去問で衝撃再び・・・
さて、自信がついて来たものの、「ほんまにこんな簡単に自信を持って良いのか?」という疑問が湧いてきました。想定していたよりかなり早く、たったの2カ月で手応えがありました。
そこで、手元には過去問が5年分しかなかったので、さらに昔の過去問を知り合いから借りて、新たな5年分の過去問を解いてみました。
結果は衝撃的でした。。。
38% 40% 50% 50% 40%・・・
正解率です。。。
自信で伸びた鼻っぱしらは、一気に豚鼻🐽まで縮こまりました・・・ 約10年前の過去問を解いて感じたことは、最新の過去問と出題傾向が全然違う・・・。捨てていた灰色・黄色の網掛け部分の出題率が上がっている。
まず「昔の問題だから・・・」と言い訳をして自分を慰めてました^^;
そこから正解率を上げる為、解説などをメインに熟読しながら回答を繰り返し5年分満点を目指しました。そして、最新5年分・10前5年分の解答を繰り返し繰り返し。自信を取り戻すまで繰り返し^^;
何とか自身を取り戻すのに1ヶ月程は掛かりました。
その後、本格的に記述式問題に取り掛かり、さらに1ヶ月ぐらい経過した頃に、 約20年前の過去問を手に入れて最後の締めのつもりで解いてみました・・・
再び衝撃が・・・デジャブです・・・ボキッ!!!と鼻っぱしらが折れます
この後の事は、一回目の衝撃とほとんど一緒なので、割愛します。
■出題傾向の分析…そして得たものとは…
さて、、、この記事で何を言いたかったかと言いますと
【捨てる項目はない!】という事です。
15年分の過去問を解いて挫折しながら、ほぼほぼ満点が取れるようになって得たものとは。。。
苦手な項目(害虫・病気・腐朽)や興味の湧かない項目(法規関係)まである程度理解ができ得たものとは。。。
結果的に
本当に自信がついてきました。
受験当日もここまでやってダメならしょうがない!
といい意味で開き直れました。
広範囲に勉強していたことで、つくばの研修で行われる、毎日のテストにもかなりプラスに働いたと感じています。
ながながとなりましたが、結論を言うと急がば回れという事を実感した体験となりました。
このような私の体験談が、少しでも皆さんの勉強やチャレンジに参考になれば幸いです。
次回は、試験直前ラストスパートの勉強方法と記述式試験(少し)についてお話ししたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。