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『雲の糸』 稽古場日誌その11
こんばんは。海野みくです。
10月最後の稽古が終わりました。
通しで見えてきた各場面の課題や、細かいところの動きを修正していく日々が続いています。
シーンを切って練習し、方向性を話し合い、やり直し、ときには動画を撮って確認し、やり直し……。
正解のわからない問いに向き合う時間です。
自分が出ない場面を見ているときは、それぞれの役がどんな風に生きているのかを観察しています。
脚本を知ったうえで正面から舞台を見られるのは、ちょっとした特権です。
推理小説を読み終わってからもう一度読み直しているような。さまざまな気づきがあって面白いです。
ほんとうは助言や提案がもっとうまくできればよいのですが、引き出しの乏しさが悔やまれます。
一方で自分が出る場面では、右往左往の試行錯誤をしています。
深掘りが足りていないな、と反省。
なんか違うな……なんか違うことだけはわかるんだよな…………。
ずっとこんな感じです。
でもなにが違うかわからないことには進まないので、もうしばらく役と喧嘩をしてみます。
ベテランのような技術はなくても、この役――夏女のいちばんの理解者にはなれるはずなので。こいつのことをわかろうとしたいです。
閑話休題。
一回使ってみたかったんですよね、閑話休題って言葉。
ではなくて。
10月22日、WING CUP前夜祭が開催されました。
私も末席にて参加させていただいたのですが、普段お会いすることのない他劇団の皆様と直接お話でき、有意義な時間を過ごさせていただきました。
とはいえ私はかなりの人見知りであるため、ろくな交流ができていたかは怪しいですが……。
各劇団のパフォーマンスからはそれぞれの色が感じられ、本番がますます楽しみになりました。
われわれも頑張ります。乞うご期待。