【いまさら聞けない⁉︎】インナーマッスルの秘密
インナーマッスルを鍛えるとどんな良いことがあるの?
インナーマッスルを鍛えると身体に良いと言う話は、
最近でもよく聞くようになりましたね。
なんとなく身体に良いことはわかるけど、実際どのような理由で身体に良いか
わからない人も多いのではないでしょうか?
今回は
・インナーマッスルを鍛えたいけど何をしたらいいかわからない
・インナーマッスルを鍛えることでどのようなメリットがあるのか知りたい
と言う方に向けて、
なぜこの筋肉を鍛えるとなぜ身体に良いのかを解説していきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります
・インナーマッスルを鍛えるメリット
・インナーマッスルを鍛えるために必要な身体のことがわかる
・インナーマッスルを鍛える簡単なエクササイズ紹介
このブログでは
主に姿勢に関する内容を国家資格保有者でありキネスティックセラピストでもある筆者が個人の経験と解剖学・運動学的知見からわかりやすく発信しています。
是非最後まで読んでみてください!
よい姿勢にあるためにはインナーマッスルが超重要です!
インナーマッスルを鍛えるメリットは、
身体の中心が安定することで、手足や腰の負担が軽減することです。
インナーマッスルという分類は身体の深いところ(=インナー)に存在している
筋肉のことを指します。
インナーマッスルの多くは、
姿勢を保持するために使用する筋肉が多いことが特徴です。
インナーマッスルに対してアウターマッスルと呼ばれる筋肉もありますが、
インナーマッスルが姿勢を保持する働くのに対して、
アウターマッスルは関節を動かす作用に特化しています。
そのため瞬発力やパワーが強いことが特徴です。
インナーマッスルを鍛える方法で最も簡単は方法は、
骨盤をまっすぐ立てることです。
姿勢をよくするだけでインナーマッスルは鍛えられるのか?
インナーマッスルは鍛えるためには、よい姿勢を心がけることが重要です。
骨盤を立てることで、インナーマッスルの中でも特に
「大腰筋」「多裂筋」と呼ばれる筋肉の力が入ります。
↑大腰筋と腸骨筋
↑多裂筋
インナーマッスルを鍛えるときの考え方で重要なことは、
力が入っている感覚に目を向けることです。
姿勢を保持する筋肉は常時力の入っている状態になっています。
そのため他の筋肉と異なり、
意識をしないと力が入っていることが分かりにくいのです。
そのほかにも、「ペンフィールドの領域」という、脳が知覚する場所ごとの領域を表したものでは、身体の中心部になる程狭く(=感覚がわかりにくい)、身体の端の方(指先・唇など)のほうが領域が広い(=感覚がわかりやすい)ことも理由にです。
力を入れて、負荷をかけるようないわゆる筋力トレーニングでもインナーマッスルに刺激は入りますが、
身体の中心部に意識が向かないと効果は感じにくいと思います。
そのためまず骨盤を立てて姿勢を正しリラックスすることで、
大腰筋や多裂筋の力を入れつつ、その力が入っていることがわかるように、
他の部分の力は抜いて、身体の感覚を感じやすい状態にしておくことが大事になります。
一見すると、姿勢を正すだけでは何も動いていないように見えるかもしれません。
しかし、人の重心は常に揺れているため、インナーマッスルは姿勢を保持するために常に働き続けます。
さらに動いていないように見えますが、身体の中では、呼吸運動などで横隔膜などの筋肉は大きく動いています。この横隔膜は先ほどの大腰筋と筋膜を介して繋がっています。
横隔膜は多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群と合わせて、「インナーユニット」とも呼ばれ、身体の中心部で腹圧を調整したり、腰や骨盤を安定させたりする役割があります。
インナーユニットの特徴は一つの筋肉が働く事で、他の3つの筋肉も協調的に働くことです。
そのため、姿勢を正して楽に呼吸ができると横隔膜に力が入りインナーユニットが活性化されます。
インナーユニットが活性化することで、さらにほかのインナーマッスルにも力が入りやすい状態を作ることができます。
インナーマッスルを働かせる姿勢のコツ
最後に座っている状態で骨盤を立たせてよい姿勢になるためのコツを紹介します。
普段では意識の方法を中心にお伝えしていますが、今回は道具を使って意識しやすくする方法をお伝えします。
今回使用する道具は「タオル」です。
準備として、まずバスタオルを一枚用意します。(なければフェイスタオルでも代用可)
タオルをロール状に巻いて、紐かテープなどで固定します。手もとに固定するものがなければなくても大丈夫です。
これで準備は完了です。
椅子に座った状態で、お尻の後ろ半分に先ほどのタオルを敷いて座ります。
ちょうど坐骨に後ろにタオルが当たるような感じであればOKです。
タオルに押されて、骨盤が起きている感じがわかりますか?
もし腰が反りすぎて辛い場合は、タオルの厚みを薄くしてやってみましょう。
骨盤が立つことで、お腹が圧迫されなくなるので、横隔膜も動きやすくなり、呼吸がしやすくなったりします。
骨盤が立った状態をKEEPしながら、ゆっくりと呼吸しましょう。
この時は無理にたくさんの息を吸うのではなく、
自分が楽に感じる程度で構いません。
可能であれば呼吸はゆっくり行ったほうが、肩の力みなどは少なくなります。
呼吸運動はそれが直接インナーマッスルのトレーニングになるだけではなく、
姿勢に力みがないか、リラックスできているかなどを確認するための方法にも使えます。
呼吸が穏やかにできていれば、おそらく強い力みは入っていないと思います。
逆に息苦しさがあったり、一生懸命息を吸っている時は、肩まわりやお腹まわりの筋肉がこわばって、力みが生じている可能性があります。
自分自身の呼吸に目を向けて、力みがあると感じた場合も無理やり直そうとせず、ゆっくりと呼吸状態を確認していくだけでも穏やかになっていくと思います。
ぜひ一度お試しください。
最後に
今回はインナーマッスルについて、主に姿勢の観点からお伝えしました。
今回はすこし専門的な内容が含まれていたので、
やや難しめの内容だったかもしれません。
ですが、身体のことに詳しくなってくると、身体のイメージが具体的になってくるため、ケアやトレーニングの効果が高まることに加え
世間一般に出回っている、様々な身体のケア方法・トレーニング方法の中から、「自分にあった方法」を選ぶことができます。
情報社会の現代では、自身で情報を選んでいく時代です。
誤った情報に惑わされて、自身の身体を壊さないようにするためにも、正しい知識を身につけていきましょう!
このブログでは
主に姿勢に関する情報を医療現場での経験豊富な国家資格保有者が、個人の経験と解剖学・運動学などの観点から、身体のことに詳しくない人でも、わかりやすい形でお伝えしています。
今回の記事以外にも姿勢に関する情報や、姿勢を意識するポイント、ストレッチ、
エクササイズの方法を紹介しています。
よろしければ、他の記事もご覧ください。
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