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【グリーフワーク】母が夢の中の人のように感じた不思議

今確定申告中です。

15日に提出期限が迫っています。

今日は、11日。

これだけ切羽詰まっているのにおちついているのは、きっと先が見えているからでしょうね。

取り掛かれば、先が見えるのでほっとするのですが、取り掛かるまでが、ドキドキしています。あほらしですね。でもありますよね?ね?

クレジットカード使用明細を印刷して、パソコンのそばに置いて、ソリマチ確定申告ソフトに打ち込んでいます。

カード明細には、個人的に買ったもの、経費で買ったものも全部あるので、一年の総振り返りのタイミング。

例えば、いついつ、携帯代を支払って、いついつ、お花を買って、お茶をかって。

そして、この日にお客さんが来たので、いくら料金をいただいてって一年分を打ち込んでいきます。

そんな時、ふと手が止まりました。そして、その項目が出てくるたびに胸がぎゅっとなりました。

その項目は

「ホメオパシー」

これは、私が、亡き母に買って送ったホメオパシーのレメディー購入の記録です。

ここ数年、レメディーをたびたび母に選んだし、購入して届けていました。

その時の記録です。


3月23日 ホメオパシーレメディ 12500円

このころは、母だけではなく、父も悪くなっていたので、父の分も選んで送っていました。

母は、このころはまだ、生きていたんだな。頼りにしていた父が入院して、どんな気持ちだったろうか。

最初は強がっていたなぁ。

私もこのあたりは、もう父が家に帰ってこれない現実を受け入れるのに胸がつぶれる思いでした。

母の心はいかばかりだったか。


5月2日 美ら海ビレッジ 17000円

私が娘と帰省したタイミングで止まるコテージの宿泊料金です。

父の容態も落ち着いてきて、母も落ち着いてきたころでした。ゴールデンウィークに帰省した時、娘を遊びにつれて行きました。やんばるにお泊りしてくるねぇ~
と。

母は、私や娘が玄関から出るとき「ついたら連絡するんだよ。」といつも言っていました。

でも自分は親の心子知らずで、なかなか電話してなくって。
いくら待ってもかかってこない電話にしびれを切らした母が、私に電話をかけてきて、それを少し疎ましく思っていたのでした。

母が生き返っても、おそらくまた連絡無精であると思うので、ほんと、ごめんなさい、しかありません。

こんな自分でごめんなさい。とホオポノポノで唱えるしかありませんね。笑



2023年の確定申告をするということは、2023年の一年を「お金の動き」という視点から、見直すということです。

図らずも、今2023年を振りかえっていました

胸がぎゅっとつかまれる。
でもそんな体験も、今年まで、なのかな。

母がいた1年は、もう去年へとすぎさりました。来年は、母に関連するレシートも、領収書もないんだよね。

そう思うと、母がいた年、いない年の境目 の「今」という、なんて貴重な時をすごしているんだろうか。


オレンジ物語のHPのトップページに、時々、200文字程度のコラムを乗せています。

そこに「葬送のフリーレン」のことを書きました。
https://orange810.com/

私は、母が亡くなって今0歳。そして今年1年目を迎えます。

生まれて初めて、母のいない世界を体験し始めています。
それが、母がいた世界を思い出したくさんのことに気づかせてくれる機会のように感じています。

もう数年したら、明らかに遠ざかり、幻のように感じていくであろう母との思い出。すでにあれは幻だったのでは?とよく感じているのです。

前から、沖縄に帰省して、旅が終わって神奈川に帰ってくる。毎回、沖縄にいたのが夢のように感じていました。

それと同じように。母が亡くなったことは幻だったのでは?と感じるんですよね。

そして、さらに、

母が生きていたことまでも幻だったのでは?という感覚まであります。

いやいや、幻なわけないですよ。確かに生きていたし、なくなりました。

でも、幻のように感じてしまう不思議な感じ。

そこから、さらに、もしかしたら、
私が生きていることも幻なのでは。とまで感じてしまっています。

それなら、この後、私はこの「命」を「生」を「幻」をどう生きていくのでしょうか。と、そんなことを考えたりしているのです。

図らずも今日3月11日は「命」のことに思いをはせる日ですね。

さて、そろそろ、娘のところに戻るとします。確定申告するから!ごめん!といってそばを離れています。

さっきまでは、ちゃんと作業していたのですよ。でもホメオパシー とか、 ちゅらうみビレッジ とかでてくるからさ。

しばらく書いていなかったブログを書きたくなったのです。
胸の内を表現したくなったのです。

なかなか書けなかった母のこと、書けたぞ。
ゆっくり、大事に、母との思い出を書き記していこうと思います。



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