ポゼッション(1981)
西ドイツ、ベルリン郊外。単身赴任を終え、妻子の待つ我が家に帰って来たマルク。だが、妻アンナの態度はどこかよそよそしい。アンナの友人マージからある“男”の存在を聞いたマルクは妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶する。混乱と悲嘆の中、一人息子のボブを学校に送ったマルクは、そこで妻とそっくりの教師ヘレンと出会う。やがて問題の“男”ハインリッヒと顔を合わせることになったマルク。しかし、彼もアンナの全てを知っている訳ではなかった。新たに浮上した“第3の男”の真相を追い求めるマルクは、探偵にアンナの尾行を依頼するのだが―― 公式サイト
シルバーグローブ 銀の惑星のアンジェイ・ズラウスキー監督作品ポゼッション。
気になってしまい懲りずにまたもこの監督作品を台風の夜に観てしまいました。
一応ホラーにジャンルされてるようだけど、綺麗なイザベル・アジャーニが、これでもかってくらいに狂っていく様が凄まじくてホラー要素があまり分からなかったです(>_<)
人形のようです。。。
夫婦喧嘩のたびに荒れ狂う姿も美しい。
おそらくこの旦那さんはスパイか何かのようなんですが、ハッキリとはしてなくて、何故にそんなに夫婦仲が拗れているのかがよく分かりません…。
家も監視されてる模様…。
半分家出した状態の奥さんは子供に会いに家に帰るたびにおかしくなっていく…。
愛人らしき男も何か変。
それでも何とか子育てしようと頑張る旦那さん、息子の学校の先生が奥さんにソックリで少しずつ仲良くなるけど…。
不穏。 この刃物で何を切ったのか…。
どんどん会話が会話じゃなくなって、混乱していく奥様。
そして 錯乱。
イメージなのか、何を表現しているか分からないけど、自分も気分が混乱したりイライラを限界まで我慢してる時とか 頭の中ではこの位暴れてると思う(+_+)
で後半、ようやくホラー要素が全面に出てくるけど、イザベル・アジャーニのご乱心に比べたらどうってない(・ω・)
ただ変態度は急に上がっておりました。
最後は旦那もおかしな具合になりつつ、結局何がなんだか分からないまま終わっていく。
後半に異形の正体が分かるんですが唐突すぎて何のためのモノなのか分からない。先生の正体も、もしや異形だったのかとも思うけど謎のまま。
内容よりイザベル・アジャーニに全部もってかれる映画でした(^_^;)
愛と狂気と…とあるけど、最後の方は確かに愛と狂気ではあったかもしれないし、お互いがお互いに取り憑かれていたのかもしれない…。
シルバー・グローブよりは観やすいかもと思ったけど、やっぱりよく分かりませんでした(^_^;)