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2022年人ハイライトと2023年抱負


2022年の抱負は、「やったことないことをやる」だった。
かなりのインドア派である私だが、今年はなんか色々な体験を通して、世の中のことも、自分のことも理解を深めたいと思うことが多かった。

その結果、なんだかドキドキすることが多く刺激の多い一年だったように思う。
以下、私が2022年にやってみたことだ。

① 空中ブランコをする

私は東海オンエアが好きなのですが、彼らがこんなことに挑戦していた。

スゲー!と思って調べたら、なんとスタジオが地元。これは行くしかないとなり、姉と共に挑戦した。
最終的には成功したが、本当に怖すぎた。ハシゴが想像の三倍以上長いし、すごく高い。
バーも想像以上に重く、腰の紐をお兄さんが持ってくれているということだけを頼りに、全体重を前に置かなくてはならない。怖すぎる。崖から落ちるギリギリの場所で、前にあるバーに掴まらなくてはならない、というような感覚だ。

恐怖に打ち勝ち中の私(ピンクT)

怖すぎてもう一生やりたくないが、恐怖心に打ち勝つという経験としては悪くなかったように思う。

②レズ風俗に行く

これはあまり詳しく書くつもりはないが、人生においてとても大切な経験となったように思う。予約時の心臓バクバクも、最中の何とも言えない第三者目線の気持ちも、性サービスに対価を払うことに対してどう思ったかも、彼女の表情も肌質も情景も一生忘れないだろう。また、自分が立てた仮説に対し実際に行動しそれに対し自分の中で結果を得るということができたのが良かった。


③辞職&転職

レズ風俗や空中ブランコもドキドキしたのだけど、「会社を辞める」と上司に言った瞬間が今年一年で一番ドキドキした。本当に自分が自分ではないような感覚で、多分ものすごい顔をしていたように思う。
元上司のことは本当に尊敬していた。いくら忙しくてもイライラせず、何度相談しても最後まで付き合い、丁寧な指示を出してくれる。かといって気弱な訳ではなくて、我々の部署に不当に仕事を押し付けられそうな時や筋が通っていない時は誰相手でも警鐘を鳴らし交渉もできる。すごすぎる…。
多分これほど良い上司、なかなか出会えないと思っていたので退職することは本当に迷った。ただ、これから自分がキャリアの方向転換を図る中で、業務量が多すぎて自分がやりたいことに時間を割けないのはもったいないと感じた。会社を辞めなくとも部署を異動する手はないのかなど、最後まで迷いに迷ったが、結局は転職した。
転職活動は想像よりは大変ではなかった。ただ途中から転職活動を乗り越えることが目的になり少し自己陶酔に耽っていた気がして、そういうダサい行動は辞めようと反省した。

④一人旅をする

 有給消化中、大分に一人旅をした。寂しすぎて道中で死んじゃうかもしれないと怖くて大学在学中はできなかったが、なんかできた。ていうか楽しかった。
末っ子だからか幼少期は旅行の計画というものをせずに成長し、旅行にいくような間柄の友達も長女長男が多いからか、一人旅じゃないと自分で計画する機会がなかった。一人で決めて一人で行動する主体的な旅行の楽しさを知ることができ、とても良かった。
自分で行きたい場所に行ったり、やっぱやめたと言ってみたり、知らない人と気軽に話せるの偶然性も良かった。
ただ一人旅するなら、絶対一人で運転はできた方がいい。私は隣に人が乗ってないと不安で仕方ないので、一人でも乗れるようになった方が良いと思った。九州って最高。

お世話になったゲストハウス

⑤告白をする

なんと、25年間の人生で初めて告白をしたのである。さすが告白し慣れていない私、この上なくジメジメしていた。思い出したくもない。第三者目線でエンタメとしてみたらあまりにも滑稽でおもしろいと思う。人に好意を伝えることはこんなにも大変で余裕がなくて大変なことなのかと、身をもって実感し、告白常連者に尊敬の念を覚えた。
告白した後の非常にジメジメした日記を見ると目も当てられない。ウケる。
もし次告白するようなことがあれば、ぜひかっこよくスマートに決めてやりたいと思う。

⑥5年絶縁していた友達に再会する

一緒に上京した高校の友人が、どうも苦手になってしまい5年前から距離を置いていた。ただ最近よく思い出すようになって、意を決して連絡をしたら、年末に地元で会うことになった。
彼女は私が中高一貫校に編入して初めてできた友達で、親友と言える子だった。勉強も部活も推し活も一生懸命でストイックな子だった。
大学に入ってすぐ、彼女は変わってしまったと思った。こんな子だっけ?と思うような他者への接し方に嫌気が差し、もう友達じゃなくても良いかもなと思い距離を取った。
大学に入ってから、何に注力するのかへの考え方も、周りにいる人も、興味関心ごとも、価値観も変わりつつある中で致し方ない決別だったと思う。

5年ぶりに会ったというのに、彼女はあっけらかんとして明るく接してくれた。結婚していて状況や立場もまた変わっていたが、話していくうちに彼女がどんな子であったか思い出してきた。
大学生の時は、彼女の何もかもが変わってしまったんだと愕然としていたが、きっと何も変わってなかったんだと考えが改まった。高校生の頃に見えていなかった側面が環境の変化に応じて見えるようになって、私がそれを受け入れられなかっただけなのだ。

完全な自己満足だったかもしれないが、その時の気持ちをお互い話して和解できたと思うし、答え合わせができたような気持ちになった。
友達がその都度変わっていくことはごく自然なことだし、もしかしたらもう彼女に会うことはないかもしれない。だからこそ長く友達でいられる人は本当に貴重だし、大切にしていきたいと思う。

2023年の心持ち

① 「~したい」を言う

私は人に「会いたい」と言ったことがほぼないに等しい。例えば好きな人に会いたい時でも、「何日空いてるけどどう?」とか言ってしまう。もっと堂々としろ、と思う。
友人と会う際も、相手の希望を通してしまったり、相手の顔色を窺っていることが多い。大学生の時に比べたらマシになったとは思うけど、もう少し、「私はこうしたいけどあなたは?」というコミュニケーションが取れるようになりたいと思う訳である。平たく言うとアサーションができる人間になりたい。アサーションって1年で目指してできるものじゃないと思うんだけど、これはライフタイム目標として頑張っていきたい。

② 自分の時間、ペース、気持ちを大切にする

2022年は色んなことを経験したなぁと思いつつ、「孤独」にかまけて人と飲みに行ってしまったり、人との時間を優先させてしまって、勉強や読書等の積み上がることができなかった実感があった。
人と会ったり飲んだりするのは楽しいが、やはり寂しいからって行きたくない会やそこまで会いたくない人に会うのは愚か者のやる事だと思い、来年はさらに自分の気持ちやペースを守っていきたいと思った。

③ 偶然性を楽しむ

これも2023年中にできることではないような気はしているが、一応目標として掲げたい。私は、何不自由なく生活しているせいで自分がコントロールできる部分が多いと勘違いしているのだと思う。だから何か不運なことや都合の悪いことが起きた時過剰に悲しんだり苦しんだりしている。
また独身として生きていると、コントロール可能なことが多すぎる。ご飯を食べるタイミング、寝るタイミング、外出するタイミング、誰にも何も指図されることがない。だからこそ、この世にはコントロールできないことがあるということを認識できていないのかもしれないと思った。コントロール不可なことが何かを見極め、それについてあれこれ悩む時間を他の事に充て、さらにアンコントローラブルなものを楽しむという境地に行くには相当時間がかかりそうだが、問題意識は持っているので、2023年から努力しようと思う。

おわりに

そういう訳で2022年、少し意図的に色んなことに挑戦した。しかし、別にそうすべきだという訳ではなくて単純にそういう気分だったのだと思う。結果たくさん傷ついたし、たくさん学ぶことがあったし、結構楽しかった。

ありがとうございました。良いお年を。来年もどうぞよろしくお願い致します。





2022年12月31日執筆。

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