【互生,対生】【鋸歯,全縁】【単葉,複葉】の違い(葉っぱを見分ける編)
自然がちょっと面白くなる用語解説。
今回は葉っぱ。
ギザギザや色んな葉っぱがありますね。
植物を見分けるときに使える方法になりますよん!
※この記事はまだ追記します。
完成を待つと、いつまで経っても公開できないので、とりあえず公開(笑)
先にまとめ(読むのめんどくさい人用)
■互生(ごせい)
互い違いに生えていることを互生という。
他の葉っぱの影に入らないように気を付けて生えている。
全ての葉っぱで光合成したい!みたいな気持ちが入っている。
ちなみに葉っぱが枝先にまとまってつくのは互生が多い。
(もっと詳しく)二対互生
別名、コクサギ型葉序(コクサギがたようじょ)とも言われる。
片方に2つずつ、右右左左と、互生になっているのがお分かりだろうか。
サルスベリとかこの形。
この葉っぱを上からみると、らせん階段のような形になっており、葉っぱ全体に光が当たりやすい設計になっている。
また、どんな向きから光が当たっても、どこかしらに当たるように設計されているらしい。
うーん、かしこい。
■対生(たいせい)
対生は葉っぱが対になってつくこと。
基本は2枚でつくが、たまに先っちょに3枚つくのもある。
対生でのメリットは重量バランスが良いこと。
なので、比較的バランスよい形で成長できる。
規則的に並ぶ姿はまとまって見え、整った美しさを感じさせると思う。(The 個人的な意見です)
イロハモミジも対生。ムラサキシキブも対生。クチナシも対生。
観賞用にされる木は対生が多い?(そんなこともないかも
(もっと詳しく)二列対生と十字対生
二列対生は一本の枝に「前にならえ!」って感じで真っすぐ並んでいるもの。
すごくそろっている感じ。
十字対生は一本の茎に90度ターンして生えている対生のこと。
説明が難しいけど、互い違いに対生になっている感じ。
シソの仲間に多い生え方です。
■鋸歯(きょし)
ギザギザを鋸歯という。
そして、葉っぱのフチにギザギザがあるものを鋸歯縁(きょしえん)という。
大きさや細かさは様々で、葉っぱの全部が鋸歯、半分が鋸歯など、色んな鋸歯縁がある。
ということで、色んな鋸歯縁を紹介します。
サクラ(ソメイヨシノ)(画像が入ります)please wait!
■全縁(ぜんえん)
全縁とは、葉っぱのフチがなだらかなこと。
ギザギザは一切ありません。
全縁の植物はこんな感じ。
(植物紹介の画像が入ります)please wait!
■単葉(たんよう)
1枚の葉っぱが1枚の葉っぱで構成される葉っぱを単葉と言います。
何言ってるんだと思いますよね。
自分でもそう思います。ええ(何を言っているんだ
でも、見たまんま、そうなんですよね。
正しくは、葉身(ようしん)が1つの葉っぱを単葉と言います。
多くの人が1枚の葉っぱで想像する形は単葉ですね。
分裂葉(ぶんれつよう)
単葉の中でも、ギザギザと分かれている葉っぱを分裂葉といいます。
モミジとか手の平みたいですよね。
隙間を空けておくことで、下の葉っぱまで光を当てるねらいがあるらしいです。
複葉へ移行する進化途中の姿とも言われています。
■複葉(ふくよう)
沢山の葉っぱの集まりに見えますね。
これ、赤丸で囲っている所全部で1枚の葉っぱなんです。
じゃぁ、この1枚1枚分かれているのは何よ?って話なんですが。
1枚1枚の葉っぱに見える部分を小葉(しょうよう)と言います。
そして、この茎に見えるところは葉脈なんです。
複葉は単葉の進化した姿と言われています。
でも複葉→単葉→複葉と進化を繰り返している説も。
古代からあるシダとか思いっきり複葉だしね・・・
複葉の良い所は、単葉に比べて葉っぱが軽いところです。
葉っぱの風通しが良いことで風や雨に強いですし、隙間の分、無駄な容積を減らして葉っぱを作れるので、省エネなメリットもあります。
複葉なんですが、色んな種類があります。
形と回数で複葉の呼び名が決まります。
三回奇数羽状複葉とか、鳥足複葉とか。
意味不明だと思いますが、これから読めば分かるはず。
まずは形から紹介しますねん。
羽状複葉(うじょうふくよう)
鳥の羽のように見えるから、羽状複葉と呼んでいます。
羽状複葉は1枚の葉っぱの差で奇数と偶数に分かれます。
・偶数羽状複葉と奇数羽状複葉
偶数は頂点に葉っぱのない形の羽状複葉です。
奇数は頂点に葉っぱがある形の羽状複葉です。
ただそれだけ・・・
ですが、羽状複葉の葉っぱは似てるものも多いので、植物を探す時は重要な手掛かりになります。
個人的には奇数羽状複葉の植物が多い気がします。
掌状複葉(しょうじょうふくよう)
掌状複葉は手の平のように見える複葉です。
個人的にはうちわのように見えます。
ちなみにモミジは裂けているだけ(分裂葉)で単葉です。
三出複葉(さんしゅつふくよう)
三つ葉のクローバーのような3枚の小葉がついている複葉です。
割と木よりも草に多い。
おわりに
植物は色んな戦略をもって葉っぱを作っています。
戦略の数だけ、葉っぱの形があるって感じですね。
強いか弱いかだけの尺度でなく、どう変化して適応するか?って色々考えて生きるところは、自分も見習わないとなーと思ったのでありました。
ちゃんちゃん。
・・・・・はいっ!
ということで、中の人の感想書きたいとおもいまーす!
感想としては・・・・あー疲れた(爆
まじね、集中力ないわ。
本当自分集中力ない。
分量としては、腐生菌と菌根菌の記事よりも、いっぱい書いて疲れた。
画像もイラストも、もりもりですしね。
良かったことは、私自身も色んな単葉、複葉の植物の意味や構造をあらためて調べることができました。
ここに書ききれなかったやつら(単身複葉とか巻きひげ羽状複葉とか掌状羽状複葉とか)もいるんだけど、ちょっとコアすぎるのでやめときます。単に説明能力がないのと疲れたのは内緒そんなこんなで、これからも色々書けたらいいな~
ではまたっ ミ☆