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布おむつ材質の種類と特徴
布おむつの素材は、使い勝手などを考慮し、家庭に合ったものを探すようにしましょう。布おむつとおむつカバーには、ウール・綿・ポリエステル(PUL)・バンブーコットン(竹綿)・竹炭・麻綿など様々な素材がありますので、それぞれの特徴について詳しく説明したいと思います。赤ちゃんの状態に合わせて、適した素材を選んでくださいね。
バンブーコットン(竹綿)
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バンブーコットンとは竹繊維100%で作られた素材で、コットンの代替になるサステナブルな素材です。また肌にもとても優しい材質なので、肌の弱い方・アトピーの方からも愛されており、生まれたての赤ちゃんもバンブーコットに包まれるとスヤスヤ眠れるでしょう。竹繊維には無数の溝があり、表面全体で水分を吸収するため吸水性に優れています。竹繊維の吸水力は綿の2倍あると言われおり、雑菌やカビの繁殖を防ぎます。
ポリエステル(PUL)
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PULとは病院やその他医療目的で使用するために設計されたポリエステル素材です。今では布おむつやおむつカバーを防水加工する素材として知られています。おしっこの量が多くなる生後半年以降の赤ちゃんには、PUL素材のおむつカバーがぴったりです。防水性が高く、速乾性があるため洗濯してもすぐ乾きます。ウールや綿よりもお手頃価格の物が多いので、買い揃えやすいのも嬉しいポイントです。外出時もポリエステル素材なら漏れにくくかさばらないので便利です。
綿素材
生まれたての赤ちゃんは肌がとってもデリケートですが、綿は肌触り、通気性が良く、おむつかぶれの防止になり、お肌に優しい素材です。ただし吸水性は高くないためおしっこの量が多くなってくると漏れてしまうことがあります。おしっこの量が少ない生後半年までの赤ちゃん向けと考えるのがベターでしょう。また洗濯後は乾くまで時間がかかるため、洗い替え用として多めに用意しておくとよいでしょう。
竹炭繊維
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天然の素材を原料とする環境に配慮した素材です。竹炭の緻密な多孔質構造は異臭を吸収・分解し、消臭効果を発揮するので、おむつにとても適した素材になります。また抗菌効果や蓄熱保温効果、血液循環促進効果もあるといわれています。
麻綿(ヘンプ繊維)
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麻綿は日本では夏の着物の素材として用いられることが多いです。多孔構造なので空気層がたくさんあり余分な湿気を蒸散させるため、吸湿性、発汗性がよく、調温性・調湿性に優れています。夏は涼しく、冬は暖かく赤ちゃんの体温を保ってくれます。この調温・調湿機能により一年中着ることができます。また消臭性にも優れており、汗臭の原因になるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸を分解し消臭する効果もあります。
スエードクロス
スエードクロスとは、スエード(起毛皮)に似せた人口スエードのことです。繊維素材のほとんどに超極細のフィラメント(糸の中のフィラメントの太さが0.5デニール以下)のポリエステルが使われています。スエードクロスは軽くて発色性も良く取り扱いが簡単なので、コートやジャケットなどによく使われますが、熱に弱いという弱点があります。
ウール
肌質、月齢を問わず使用できる素材をお探しならウール素材をお勧めします。冬の素材だと思われがちですが、どの季節でも使える素材です。ウールは天然素材のため肌にも優しく、通気性や防水性にも優れていますので、赤ちゃんはもちろん、ママ・パパにとっても快適です。
ただお値段は他の素材よりも高いものが多く、洗濯すると縮みやすいため手洗いが欠かせません。価格とお手入れの手間に目を瞑れるならメリットが多い素材です。
テリークロス
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一般的には「タオル地」として有名なパイル織物(添毛織物)の綿織物です。両面、もしくは片面に小さな糸の輪が等間隔に並んでいるのが特徴的な形状になっており、タオルの素材として一般的に使用されていますので、なんといっても吸水性の高さが大きな特徴になります。使用繊維は100%綿です。
コーヒー繊維
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コーヒー繊維とはコーヒー豆からコーヒーを抽出した後に残るかすを原料として作られた、リサイクル素材です。コーヒーかすに含まれている繊維をリサイクルポリエステルなどのポリマーに混ぜて使用されています。
コーヒーかすから取れる繊維は軽量で脱臭効果を持ち、柔軟性、速乾性に優れているので、赤ちゃんの肌にも優しく、布おむつにとても適した素材です。