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【海外女一人旅】ミュシャが愛した祖国チェコ 中世の面影残るプラハ街歩き
昨年夏にチェコを旅したのですが、気づけば年明けもう2月
何度も写真を見返してしまうほど、とても大好きな国になりました。
中世の雰囲気を残すエリアと、最先端のビルが立ち並ぶエリアが隣り合わせの首都プラハ
おもちゃ箱のような可愛い街チェスキー・クルムロフ
2つの街を訪れました。
今回はプラハの街歩きをまとめていきたいと思います。
ずっと好きなもの
物心ついた頃からヨーロッパの建築、絵画、物語が大好きでした。
小学生の頃は図書室でいつも芸術に関する大きな本を一所懸命引っ張り出して読んでいました。
あとはアガサ・クリスティ、コナン・ドイルの推理小説。偉人の伝記に歴史書。学校にある本はすべて読みました。
そんな私は子供の頃からアール・ヌーヴォーを代表するアルフォンス・ミュシャの作品が一番大好きでした。
だからチェコ出身だと知ってからはずっと彼の生涯と作品を紹介する世界唯一の美術館であるプラハのミュシャ美術館に行きたいと思っていました。
以前のヨーロッパ旅でプラハにも行く予定だったのですが、スケジュールが合わず断念。
満を持してのチェコ訪問です!
いざ!
(一番お気に入りの作品集)
百塔の街 赤い屋根の美しいプラハ
Pragueは英語、Prahaがチェコ語です。
首都であるプラハはチェコの中西部に位置しています。
歩いているだけで中世の雰囲気に包まれたような感覚になる、不思議な街です。
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プラハ城
ヴルタヴァ川沿いに立つプラハ城。9世紀末に当時ボヘミア公だったボジヴォイ一世により創建。
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世界最大級の城郭であり、チェコの歴史や文化を象徴する場所です。城内にはゴシック様式の聖ヴィート大聖堂や旧王宮など、見どころがたくさんあります。敷地が広く、見学には時間がかかるため、余裕を持って訪れるのがおすすめです。
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聖ヴィート大聖堂
青空に巨大で荘厳な尖塔
こちらが代表的なゴシック建築です。
国内最大の教会であり、高さ88mの二つの尖塔
14世紀に建設が始まり、完成までに600年以上の年月を要しました。
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ゴシック様式の壮麗な大聖堂で、プラハ城の中でも最も印象的な建物の一つです。ボヘミア王たちの墓所や、聖ヴァーツラフ礼拝堂など、歴史的にも重要な見どころが多くあります。
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内部には色鮮やかなステンドグラスが並び、特にアルフォンス・ミュシャが手がけたステンドグラスは必見です。
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荘厳な雰囲気の大聖堂にただただ圧倒されました。
特にステンドグラスの光が幻想的で、どれもずっと眺めていたくなるほど。ミュシャのステンドグラスは繊細な色使いとデザインが素晴らしい。帰国後に作画集で何度も見直しました。
写真が多くなってしまいましたが、本当に見どころ満載の大聖堂です。
雲ひとつない青空に映えるもので、何枚も撮ってしまいました。
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旧王宮
かつてボヘミア王が住んでいた歴史ある宮殿で、ヴラディスラフ・ホールの広大な空間が見どころです。カレル4世の命で建てられた祝祭用のホールで、中世の戴冠式や舞踏会、騎馬試合などに使用され、豪華な天井装飾が特徴です。奥行き62m、天井高は13mです。
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広々としたホールに立つと、当時の壮麗な雰囲気を感じることができました。特に天井のデザインが独特で美しい。
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現在もチェコ国家の重要な祝祭日に関連した公式行事は、ここで開催されています。
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聖イジー教会
プラハ城内にある最も古い教会の一つで、ロマネスク様式のシンプルな美しさが魅力です。10世紀に建設され、赤い屋根と白い壁が特徴的な外観を持っています。
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内部には中世のフレスコ画や聖イジーに捧げられた祭壇があり、厳かな雰囲気が漂います。
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前方の階段をぐるっと上って降りてすることができるので、じっくり天井画を見ることができます。
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聖ヴィート大聖堂の華やかさとは対照的に、静かで落ち着いた雰囲気が印象的でした。ロマネスク様式の素朴な美しさが感じられ、歴史を重ねた建物ならではの魅力がありました。
黄金の小道
プラハ城の象徴的な場所の 1 つである黄金の小道。
ガイドブックでもよく紹介されているので、いつも観光客でいっぱいとのこと。私は朝早く訪れたので混雑もなくゆっくり見て回ることができました。
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小さなカラフルな家が並ぶ可愛らしい通りで、中世の雰囲気を楽しめます。かつて職人や衛兵が住んでいたエリアで、現在は博物館やお土産ショップとして公開されています。フランツ・カフカが短期間住んでいた家もあり、文学ファンにとっても興味深いスポットです。
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おとぎ話のような雰囲気が漂い、とても魅力的な場所でした。どこを撮っても絵になる風景でした。カフカがここで執筆していたと考えると、歴史を感じることができました。
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ŠVEJK Restaurant
こちらは現地の方からおすすめしていただいたTHE・チェコのお食事を楽しむことができるレストランです。
チェコの小説「善良な兵士シュヴェイク」をテーマにしているそうで、お店の壁面から店内の装飾まで可愛らしいイラストがたくさん。
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料理はチェコの伝統的なメニューが並び、特にビールとの相性が抜群!
夏のヨーロッパは朝から晩までビールが美味しい。
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この時は仲良くなった方と数人で訪れたので、かなりのボリューム。
ビールと一緒に食べる肉料理やソーセージが特に美味しく、楽しいひとときを過ごしました。店員さんが皆さんユニークで、明るい!
チェコ人の皆さん、一見寡黙な雰囲気の方でも話し始めるとすごく気さくで面白い方が多い印象です。
日本人と距離感が合うような気がして、どこに行っても居心地が良かったです。
別記事に書こうと思いますが、チェスキー・クルムロフでもこちらのお店を利用しました。
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店舗がいくつかあるので、利用の際はこちらをご参照ください。
カレル橋
観光に戻りまして・・・プラハを代表する観光名所であるカレル橋!
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カレル橋はヴルタヴァ川を横断する美しい石橋です。14世紀にチャールズ4世によって建設が始まり、長い歴史を持つこの橋は、現在もプラハのランドマークとして親しまれています。
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橋の上には30体の聖人像が並んでおり、それらは訪れる人々に壮麗な印象を与えます。
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ヴルタヴァ川、川に浮かぶ船、川沿いの歴史的な建築物をゆっくり眺めていたい。
眺めていたかったのですが、実際はスリが多発するから気をつけて!と聞いていたので、荷物を守ることに必死で感動できず。
確かに怪しい雰囲気の方がたくさんいました。
私は昼、夕方に訪れたのですが、朝早くの時間帯であれば観光客も少なく、静かな雰囲気を楽しめるそうです。プラハの美しい景色を堪能するには最適な場所です。
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天文時計
プラハの旧市街広場に位置する天文時計(プラハ天文時計)は、世界最古の現存する天文時計の一つで、毎時その機構が動き出す様子が見どころです。
世界最古とは思えないほど、細かい装飾が美しく、そしてとてもお洒落に感じます。
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天文時計は、時間を示すだけでなく、天体の位置や季節、月齢なども表示する非常に精巧な仕掛けです。毎正時になると、時計の上部から人形が登場し動き出します。観光客に大人気!
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時間に近づくと、周囲は人!人!人!!!
こちらも時計を見上げている間にスリに狙われるとのことなので、しっかり持ち物を抱えて。
実際、仕掛け時計がどうなのかというと、「おぉっ、おー・・・、おー」という感じでしたね。
終わった瞬間、全員がサーッと引いていく様子もなかなか見もの。
旧市街広場
旧市街広場は、プラハの歴史的な中心地に位置し、周囲を囲む建物やカフェの雰囲気がとても魅力的な場所です。広場の中央にはフス像が立っており、歴史的な背景を物語っています。
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また、広場を取り囲む建物の中には、ゴシック様式やバロック様式のものもあり、どれも美しい外観を誇ります。観光スポットとしても知られ、多くの観光客が集まるため、賑やかで活気ある雰囲気を楽しめます。
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私も広場に立ち、この歴史的な場所での時間をゆっくり楽しみました。周りのカフェで飲み物を頼み、賑やかな人々を眺めるだけで、プラハの魅力を存分に感じることができました。
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広場からは少し離れますが、キュビズム建築を代表する黒い聖母の家(ヨゼフ・ゴチャール)も見ることができます。
この建築が見られるのはチェコだけ。
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市民会館
市民会館は、アール・ヌーヴォー様式の建築が美しい、プラハを代表する文化施設です。内部には豪華な装飾が施されており、スメタナホールではクラシックコンサートが開催されます。
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カフェやレストランも併設されており、優雅な雰囲気の中で食事を楽しむことができます。
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カフェでのひと休みも贅沢な気分。ゆっくりとした時間を楽しめました。次回はスメタナホールのコンサートにも参加してみたいです。
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ミュシャ美術館
今回の旅のメインであるミュシャ美術館は、プラハの中心部にあるアルフォンス・ミュシャの作品を集めた美術館で、アールヌーヴォーの代表的な作家として広く知られるミュシャの魅力に触れられる場所です。美術館は、彼が生涯を通じて描いた数々の美しい絵画、ポスター、デザイン、さらには彼の遺産となる資料などが展示されています。
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美術館内は撮影禁止とのことで、じっくり見て楽しんでまいりました。
美術館は広くないので10分くらいでサーッと見てまわる方も。
私は30分くらいいたかな?それでも大満足でした。
特に好きなThe Four Flowers
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作品集やオンラインでは何度も見たことがありましたが、プラハで、そしてミュシャ美術館で鑑賞したことは、とても特別な経験でした。
ミュシャの作品は、色鮮やかで優雅な女性の姿が特徴的で、彼の作品が生み出したそのスタイルは、アールヌーヴォーの美術の中でも非常に重要な位置を占めています。彼の描く女性像は、ただ美しいだけでなく、どこか神秘的で力強い存在感を放っており、しかしどこか悲哀を感じるような、見る人を引き込む魅力があります。
美術館内では、ポスターや広告、イラストレーションにとどまらず、油彩画やスケッチも展示されており、彼の幅広い芸術活動を知ることができます。彼が過ごした時代、歴史的背景、民族的なアイデンティティなどを感じることができました。
アールヌーヴォーや美術が好きな方には、ぜひ訪れていただきたいです!
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ちなみにポスターは梱包用の筒も購入できるので、スーツケースに入れて安全に持ち帰ることができます。
café 11
こちらはミラーチャペルでのコンサート前に訪れたカフェで、落ち着いた雰囲気の中で美味しいコーヒーやスイーツを楽しむことができます。
シンプルでモダンな内装が特徴で、静かな時間を過ごすにはぴったりの場所です。
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こちらでいただいたのはチェコの伝統的なメドヴニーク(Medovník)
チェコスロバキア時代から伝わる伝統的なハチミツ入りのクッキーで、その名前はチェコ語で「ハチミツ」を意味する「メド」に由来しています。
生地とクリームが何重もの層になっており、サクフワ生地+しっとりクリーム+胡桃の歯ごたえが絶妙な組み合わせ。
がっつり甘いケーキが多い中で、甘さ控えめな味わいが特徴です。
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メドヴニークと美味しいカフェラテを楽しみました。ゆったりとした時間が流れ、心が癒されるひとときでした。(外は灼熱でした)
ミラーチャペル
ミラーチャペルは、プラハの中でも特に美しいチャペルの一つで、クラシックコンサートが行われる場所としても有名です。
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美しいアーチ型の天井と、繊細な装飾が施された壁に囲まれた中で、ピアノや弦楽器の音色が響いていました。クラシック音楽を生で聴くことができる贅沢なひとときで、音楽と建築の美しさが調和して、心に深く響きました。
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神聖な雰囲気と美しい音楽に圧倒されました。夢のような時間を過ごすことができ、とても感動的でした。
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こちらのコンサート、GetYourGuideでチケットを前日に購入して、当日はQRコードを提示するだけでOKでした。他にも聖サルヴァトール教会など様々な場所でクラシックコンサートを楽しむことができます。
どんな曲が演奏されるかなど、詳しい情報は以下で確認することができます。(他にも色々なウェブサイトがありますのでご参考まで)
大小さまざまなコンサートが毎日開かれているプラハ
気負いなく気軽に音楽を楽しむことができる環境、すごく羨ましいです。
【番外編】Pilsner Urquell Original Restaurant
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プラハ空港でプライオリティパス利用ならこちらがおすすめ。
店員さんがすごく親切で、忙しい中メニューの説明も詳しくしてくれて「上限ギリギリまで利用するなら、これとこれと・・・」と教えてくれました。
いちばん好きな景色
プラハ城の高台から見下ろすと、赤茶色の屋根がどこまでも続き、中世の面影をそのまま残した街並みが広がります。
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整然と並ぶ建物はまるで時が止まったかのようで、静かでどこか寂しげな雰囲気が漂っていました。この景色をずっと心に刻んでおきたいと思います。
至る所に歴史と伝統が息づいており、今後も何度でも訪れたいと思わせてくれる素晴らしい街でした。次回はもっと深く、この魅力的な国を探索したいと心から思います。
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