見出し画像

休職から1年。今、思うこと。


私が前職でうつ病になり、仕事を休んでから
1年が経ちました。

現在は、前職の幼稚園より ちょっと大きく
なった子どもたちと、日々過ごしています。

でも、今でも週5日8時間勤務は不可能に近いし、
すぐに電池切れみたくなる。

そのくせ、暇になることが怖くてあっちこっち
行っている。

要は、試行錯誤をしながらどうにか自分の取説を模索しているところです。




1年前、突然自分の心がジェンガのように
ガラガラと音を立てて崩れたあの日。

自分が自分を制御できなくなっていた恐怖で、
生きるのを止めたくなったこともありました。

正直、今でもその気持ちが完全に消えたかと
聞かれれば、答えは NO です。


でも、あの時と違うのは、「自己嫌悪」が原因
だったそれが「脳のせい」だと知ったこと。


そして、こうして人生の駒を進めていられる
のは、自分と向き合った、あの時間があったからです。

今まで起こったこと全て、自分に原因があると
思い込んでいたけれど、病気になって初めて
意外とそうじゃないんだ、と知りました。

むしろ私は、そんな影響力が強い人間ではない。

そして、意外と周りの人は、そこまで自分のことを気にしていない。


みんな、自分の人生で精一杯です。

「なーんだ、私ってちっぽけなやつじゃん」と、思うようになりました。



以前の自分なら、周囲にとって「困らない存在」であることが耐えられなかったと思います。

でも今は「自分を必要としてくれる人がいるなら嬉しいなー」くらいの感覚です。

それなら、もう少し「自己中」に生きてみても
いっか、と考えられるようになりました。




そして、そう思えるようになった要因は、思考の変化だけではありません。

私がうつ病になったことを知った、周囲の人は
今までと変わらず接してくれました。

距離を置かれる訳でもなく、過剰に心配をする訳でもなく、ただただ いつも通りでいてくれ
ました。


うつ病になる前の自分と、なった後の自分

差別も区別もせず、ありのままを受け入れてくれたことで、私は別にそのままでいいんだ、と
思えたのです。

こんな素敵すぎる人たちに囲まれているのは、
間違いなく「過去の自分が繋いできた宝物」だと思っています。


だから、これだけは自信を持って言えます。

「最強すぎる人たちと仲良くなれた昔の私、
グッジョブ!!」と。


「うつ病になって良かった!」とは決して
思わないけれど、ならないとわからないものも
あるんだな、と実感しました。


だからこれからも
ほどほどに   わがままに  適当に やっていきます




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?