kindle出版への道 有料編
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
いよいよですョ、有料編と相成りました。まあどこまで無料か有料かを差別化するのに悩みましたが、自称、場末のkindle作家として活動を始めてからおよそ3年。遂に全てをさらけ出す時が到来したのであります。
「あのさあ~それなら無料でもいいぢゃん。そうだろ?」
「そうだよ~そうだよ~ソースだよ~」
なんと2人の輩に絡まれてしまい、僕は意気消沈してしまいました。
だけど僕は負けない。輩にだって、蛸や烏賊、河童にだって勝ってみせる!
今回の有料記事は、kindle出版へ向けての記事であると同時に、文章をリズム良く、スムーズに書く為のコツ・スキルを伝授致します。それも僕が物書きを志し、10年かけて培ったアドバイス付きでございます。
事前にお断しておきますが、この有料記事を読んで真似て書いて、仮にkindle本を出版できたとしても、売れる保証は全くありません。あくまで読み易く、面白い文章を書くためのコツ・スキルをみなさんに丁寧に解説することが目的でございます。
このコツさえ習得してしまえば、どのジャンルを書いても十分に戦っていけることでしょう。
ってな訳で、すでに自分の文体をお持ちの方は、ここでお別れでございます。どうぞkindle出版を目指し邁進して下さいませ。
またkindle出版に興味の無い方、どうしても財布の紐を緩めることができない方、はたまた場末のkindle作家を信用できない方も、ここでお別れでございます。
その他、まあ一応読んでやるかと思っている方、この時を待っていたという方、はたまた場末のkindle作家に対し、たまには施してやるかなと思った方、お待たせ致しました。機が熟しました。
僕が全知全能をかけて書かせて頂きます。
一人でも多くの方がkindle本を出版し、出版して良かったと、大いに笑って過ごしていける未来を、僕はいつも夢見ているのであります。
かなりの長編でございます。準備は宜しいでしょうか?
物書きを志して10年、そのスキルを全公開です!
それでは張り切って参りましょう☆彡
僕が文章を書く上でもっとも重要としているコツ・スキルは、以下の『5個』でございます。
①自分の文体を見つける(毎日書く習慣をつける)
②自分の得意分野を掘り下げる(ジャンルを決める)
③兎に角、面白いフレーズや比喩にこだわる(オススメは読書)
④伏線を張り回収する(常にアンテナを張って生活をする)
⑤最初の1行にこだわる(読者は最後まで読んでくれないと自覚する)
それぞれ見て参りましょう。
①自分の文体を見つける(毎日書く習慣をつける)
kindle出版への道で同じことを書かせて頂きましたが、もっと具体的に書かせて頂きます。
自分の文体を見つけるにはまず、自分に規制をかけず筆が動くままに書いてみてください。すると8割はハチャメチャな文体になるのですが、残りの2割を見ると、「あれっ…私って、こんな事を書けるの?」という発見があるのです。
これは僕が毎日2年間、原稿用紙およそ3枚、1200字を書き続けた経験から得た気づきです。
ではもっと具体的に申し上げます。
転職続きの人は前職の経験があるので一見有利かと思うけど、実は前職の経験が弊害となり仕事を覚えることがスムーズに進みません。
一方で新卒入社の人は何も分からずまさに無知の状態。だからこそ見た事、聞いたこと、言われたことを何の疑いも無く吸収していけるのです。その結果、新卒の方が早く成長しているのです。
なのでまずは僕と同様に、毎日原稿用紙2枚でいいですから、自由に筆の動くままに書いてみてください。それをひたすら繰り返すことで、あの2割を発見することができます。
書いた文章はそのまま放置でも良いですし、noteへ投稿しても構いません。最初から完璧な文章を書ける人など、プロの作家以外に存在しませんから。できれば恥ずかしがらず、noteへ投稿されることをオススメします。
その方が読者の反応を直に見ることができるので、kindle出版への試金石となることでしょう。
文章の基本である、「ですます調」の敬体や、「だ・である調」の常体などに意識を向けて、疑問型・提案型・体言止め・倒置法なども大いに利用して書いてください。「頭を冷やす」、「猫の額ほどのバスタブ」など、慣用句も使用しながら、教訓を含む「ことわざ」も忘れずに書きましょうネ!
スムーズな文章と言うのは、音読した際もスムーズに読める文章なのです。
僕も毎日noteを投稿して220日を超えました。毎朝1時間かけて記事を書いております。一緒に頑張って行きましょう!
②自分の得意分野を掘り下げる(ジャンルを決める)
これも以前のkindle出版への道で書かせて頂きましたが、もっと具体的に書きます。
結論:今まで勤務して学んだ仕事や資格、または学生時代の思い出や恋愛体験などをそのまま書けば良いのです。
例えば僕で言うと、非破壊検査という仕事を12年間行っておりました。その現場で学んだ仕事内容を具体的に書けば良いのです。
事務所内でラジオ体操後にKY活動。現場に移動し鉄鋼製品に対して非破壊検査の実施。そこでキズが認められた場合、現場でのスケッチと写真撮影を行います。
それを事務所に持ち帰りパーソナルコンピューターを使用し、報告書を作成します。
ここまでの内容を文字にするだけで、およそ400字詰め原稿用紙で50枚は書けるでしょう。さらにはこの業界内で感じたことや金属材料についての勉強法など、他にも付随して書ける内容が沢山あります。
さらにはおよそ10年間、一つの仕事に従事すると、その道の最低限のプロとして認められるという傾向がございます。だから10年間勤務した仕事内容については、部外者から見たらまさに目から鱗で、とても興味深いのです。
それが興味深いからこそ、人は心を動かされ、お金を支払うのです。
なので書く内容や材料は、すでにみなさんの足元にあるのです。そこを掘り下げるだけで書きたいジャンルが決定するのですョ。
また資格についての要約でも構いません。例えば僕は介護職員初任者研修(ヘルパー2級)の資格を取得しています。この資格取得に向けて学んだ座学・実地を自分なりに要約して記事にしても良いのです。
例えば介護業界では2025年問題がひとつの焦点となっております。人口の一番多かった団塊の世代が来年で75歳の後期高齢者となります。およそ5.5人に1人が75歳以上の高齢者なのです。よって認知症や要介護の高齢者たちが加速して行きます。
現状でさえ、介護職員や介護施設が圧倒的に不足しているというのに、この先どう対処すれば良いのか。まさにタイムリーな記事を書いてkindle出版できるチャンスもあります。
あとは学生時代の思い出や恋愛経験も掘り下げていけば、立派なジャンルとなることでしょう。最初から無理なジャンルだからと限界を決めてはなりませんョ。
ただし、単に要約するのではなく、①で書いた通り、自分の文体で書くことが必須となります。どうぞお忘れなく!
③兎に角、面白いフレーズや比喩にこだわる(オススメは読書)
①②を学んで文章を書けるようになったら、kindle出版に向けて折り返しの地点まで来たと思っていただいて結構でございます。このまま出版しても勿論可能ですが、やはりもっと読者を楽しませる工夫をした方が得策かと存じます。
この③は常に僕も意識していることです。やはり書き手は楽しみながら書くのが一番ですし、読み手も楽しみながら読むのが一番です。
例えば以下のフレーズや比喩は如何でしょうか?
1.彼はまるで尻の毛を抜かれたような顔をしている。
2.TAKAYUKIさんにオススメしてもらった映画、「真実の烏賊」とても面白かったです。
3.「いいから持ってコ。今すぐ弁当を持ってコ。いいな? 持ってコいよ」
4.私は誓ったのです。この世の猿たちに二度と関わらないってネ………。
5.お前はムカつくんだよ。青鯖みたいな顔しやがって。
もうネ、ここは皆さんの思いつく面白いことを書いて頂ければ十分かと存じます。これも①と同様に、規制をかけずに自分が面白いと思ったことを日頃からストックしておくのです。
その為には常にアンテナを張っておくことです。すると引き寄せの法則によって面白い出来事が目の前にやってくるのです。現に僕も沢山の面白い出来事に遭遇してきたので、ぜひアンテナを張っておいてください。
勿論、実体験が全てではなく、架空の出来事も書いて構いません。
以前に僕は『レンタルビデオ店』という短編小説を投稿させて頂きました。
実際に僕が大学時代にアルバイトをしていたレンタルビデオ店での出来事について、全5話、400字詰め原稿用紙30枚、およそ12000字の作品です。
第4話で元チンピラの臼井にレンタルビデオ店を襲撃され、最終話では店長を始め全員が一致団結し、臼井たちチンピラを撃退するストーリーは、当然のことながら架空の物語に該当します。
だけど、アルバイト経験があったからこそ、架空の物語を書く事ができ、それが実際の物語のように浮かび上がってくるのです。
みなさんは有能で優秀なクリエイターさんばかりです。どうぞ自分に自信を持って下さいませ。
あとは空いた時間で是非とも読書をされて下さい。みなさんも本が好きで読み耽った結果、自分でも書いてみたいという衝動に駆られたはずです。やはりインプット無くしては、言葉のボキャブラリーは増えません。大いにプロの作家の本を読んで、言葉の叡智をインプットしましょう。
④伏線を張り回収する(常にアンテナを張って生活をする)
これは拙著の『30歳、五里霧中』を例に出しましょう。僕が5冊出版しているkindle本の中で、この作品が一番の売り上げを誇っています。ちなみにお値段は470円。印税は70%ですので一冊売れると、329円が僕の懐に入ってきます。プロの作家さんの印税はおよそ10~15%ですから、一冊売れても150円~200円程度。
僕の方が印税率は高いのです。やったね。うれぴー。
それともう一点。
Kindle Unlimitedに加入している人は月額980円を支払っているので、基本時にAmazonが提供する電子書籍を読み放題できます。その方々には残念ながら購入されませんが、ダウンロードをしてくれれば読んでもらえます。
その際、1ページ読まれると、0.5円の収入が入ってくるのです。
つまり、あなたの作品が100ページあるとして最後まで読まれた場合、50円の収入。それを100人の方に読んで頂けたのなら、5000円の収入ですよ?
ただより全然いいですよね? こんな工夫も電子書籍にはあるのですョ。
なのでよくkindle本出版日に、「今なら無料で読めます。ぜひダウンロードして下さい」と宣伝しているのは、この手法を利用しているからです。
だからkindle出版は、最高の副業と言えるのです。
すみません。話しを戻します。
この作品の内容は、居酒屋で親方と飲んでいるシーンから始まり、ひょんな事から2人で富士山登頂を目指すことになります。最低限の装備しか準備しなかった僕らに、大自然が牙をむいて襲い掛かってきます。果たして無事に登頂できるのか的な感じです。
ここではまず自分の現在位置を書いておきます。五里霧中というタイトルなので、自分の現在位置は悩み迷っている状態です。その伏線を最初のうちに数ヶ所張っておきます。
その後、登山を通して自分と対話していく中で、その伏線を徐々に回収していくイメージです。少なくても3つの伏線を張り回収できれば十分でしょう。
最後に僕と親方が無事に登頂できたのか否かについては伏せますが、無事下山には成功します。僕の運転で親方を助手席に乗せて走行していると、突然霧が発生し、視界が奪われていきます。5m先も見えない状況。挙句の果てには助手席に乗っている親方が紙タバコを吸い車内にも霧が発生し、まさに五里霧中の状況下で僕は筆を置いたのであります。
この意図を読者のみなさんはちゃんと理解してくれて、本当に嬉しかったです。僕の大好きなホラー作家、スティーヴン・キングも仰っておりました。『書くと言うことは、テレパーシーである』と。まさに名言ですよネ!
ですのでエッセイや小説などのジャンルに拘泥せず、ビジネス、美容、哲学、心理学、どのジャンルでも構いません、ぜひ伏線を張ってそれを回収してください。
読者のみなさんに、テレパーシを届けるのです。
ただしこの伏線を張り回収するスキルがないと、残念ながらファンや読者は増えないと考えて頂いて構いません。それくらい重要なスキルであることを肝に銘じて下さいませ。
⑤最初の1行にこだわる(読者は最後まで読んでくれないと自覚する)
書き出しの1行にこだわって欲しいです。
今日ではなんでもかんでもショートストーリーを望む傾向にあります。サッカーだって90分間見ることに抵抗があり、YouTubeで10分に纏められたダイジェスト版を見る人の方が圧倒的に多いと思います。
これは小説でも同様に、最初の20ページ(400字詰め原稿用紙30枚)で最初の事件や手汗握るような展開が書けていないと、もはやその小説は面白くないとう烙印を押されてしまうくらい、読者は早々に結果を求める傾向にあるのです。
余りにも理不尽だと思いますが、残念ながら世の中の流れに抗うことはできません。
そこで最初の1行にこだわるのです。出版する際にあたって、最後まで悩むのは面白いフレーズや比喩ではなく、伏線の回収でもなく、冒頭の1行に全てを注ぐのです。それくらい書き出しは重要なのです。裏を返せば、最初の1行さえ上手に書ければ、読者はそのまま読み続けてくれるのです。
拙著『3.11と温かいおにぎり』の書き出しはこうです。
「春の浜通りはまだ寒かった」
あえて「浜通り」と書くことで、読者は「浜通りってどこなんだろう?」と引っ張られながら読み進める仕組みになっています。
そこで巨大地震発生⇒壁際に退避⇒揺れが強くなる⇒動くことができない⇒天井から粉塵が舞い降りる⇒火災報知器が発動⇒停電⇒この場所が原発であることが判明する⇒浜通り⇒福島県⇒福島第一原発、という流れになるのです。
これで読者は一気に読んでくれるのであります。
ですので最初の1行。冒頭の書き出しが全てだとご理解して頂ければと存じます。
以上が、今回の有料記事でお伝えしたかった内容でございます。
400字詰め原稿用紙で、およそ15枚分も書かせて頂きました。これでもだいぶ要約したつもりです。どうぞ点眼されてください。ハハッ☆彡
これが僕の持っているスキルの全てです。逆にこれだけを実践すれば、kindle出版しても恥ずかしくない出来上がりとなります。ですが先ほども申し上げましたが、売れるかどうかは別問題。いわば運次第です。
でもkindle出版を成し遂げたことで、kindle本を名刺代わりに更なる高みを目指していけば、やがて売り上げもついてくると僕は信じています。
ここに書いていない内容については、過去のkindle出版への道で書いております。さらにはkindleマガジンの同士たちも素晴らしい記事を書いておりますので、そちらも参考にしながら執筆活動に励んで下さい。
色々書かせて頂きましたが、一番はやはり文章を書くことを大いに楽しんで下さい。kindle本を作製する過程とか、表紙の作成とかは気にせず、まずは原稿を書き終えることです。
あとは何とかなります。僕がそうでしたからご安心下さいませ。
これでもう、みなさんは大丈夫。絶対に大丈夫だと心に誓うのです。さすれば、いつの間にか出版への扉が開いていることでしょう。
いつ何時も目標に向かっている姿というのは、必ず誰かの目に止まります。その姿はやがて伝染していき、最終的にあなたの所に戻ってきます。
それがあなたのファンとなる方です。どうぞ大事にされて下さい。
さあ、バトンはあなたの手の中に届けました。確かにお渡ししましたョ。
僕は少し先で待っていますからね………。
本日も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。
本当に、本当にkindle出版した暁には、一杯やりましょうぞ!🍶
【了】
とらねこさんとのコラボ企画『kindleマガジン』発動中!
ぜひご参加いただき、まずは記事を投稿してみましょう。
拙著もよろしくお願いします(^^)/