集中して働こう!
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
「さあ~今週も働くゾ。えい、えい、オー!」
なんて気合を入れたところで詮無きこと。だって朝からお腹が空いていて集中できないのです。
「嗚呼…まだ10時15分か。早めのお昼休みにしようかな」
なんて常軌を逸したことを考えながら仕事をしていた。
結果、メールに資料を添付するのを忘れて2度送信することになったり、ちゃんと資料を確認したので欄外に日付を記入するも、『令和5年』と書いてしまったり、集中力を欠いた散々な午前中だった。
「ヨシ。昼休みだ。わーい。わーい!」
僕は誰よりも早く事務所を出た。
僕は大股で歩きながら、勢いよく尻を左右に振りながら、うどん屋へ行った。
『1人です』と店員さんにアッピールしながらカウンター席の椅子を手前に引くと同時に、僕は『天麩羅うどん大盛り』と言ってから着席した。
凄いでしょ。メニュー表なんか見ないんですョ。えへへへッ。
僕の左側に座っている男性の頼んだメニューが到着した。
「こちら、ざるうどんと桜エビ天丼でございます」
店員さんがトレイを置くと同時に、男性が言った。
「えっ…僕が頼んだのは、烏賊丼なんですけど………」
店員さんは「すみません」と言い、厨房に戻った。
あらやだ! ミステイクネ!
カウンター席の正面が厨房になっていて、仕切りが無いので丸見えなのです。みなさん、この環境下で仕事が捗るでしょうか?
僕の場合、この環境下だと常に他人から尻を見られているように感じてしまうので、集中力を欠いて仕事が捗らないと思います。
せめて、半透明の仕切りガラスでも設置した方が得策じゃないのかな?
だからネ、先ほど間違えてオーダーした商品がサ、奥のスペースに無造作に置かれているのが見えているのですョ。
あとでみんなで食べるのかな?
「お待たせしました。天麩羅うどん大盛りです」
僕のメニューは尋常に到着した。
「手と手を合わせて幸せ~。いただきまあすうぅ」
うどんのコシが凄い。喉越しが凄い。熱々だけど、僕はうどんをどんどん吸い込んでいきます。さらに2本乗っている天麩羅が、これまた美味なのですョ………。
わずか5分で完食してしまいました。
ちなみに僕の左隣の男性はまだスマートフォンを見ています。そうです、まだ商品が到着していないのですョ。普通なら商品を間違えたお客様から、最優先の大特急で拵える必要があるのにネ。大丈夫でしょうか。
わずか30席しかない店内に、5名もの店員さんが勤務しているのにネ。
僕が席を立とうとしたところ、後ろのテーブル席から、「これ違うよ。俺たちはランチセット2つだよ。大丈夫?」と、声が聞こえてきました。
入店してわずか20分弱で2回目のミステイク。
これはオーダーミスなのか、それとも厨房内で拵えている人が経験不足でメニューが頭に入っていないのか、それても提供している店員さんが卓を間違えているのか。
うーん。
味は美味しかったけど、その他は要改善だネ!
テーブル席を立ったところで、僕は愕然としました。なんと、レジ前が行列になっていたからです。どうやらスーツ姿の男性が使用したクレジットカードが、処理できないようです。
「す、すみません。お冷をください」
僕は再び椅子に座ると、お冷を飲みながらスマートフォンで時間を潰すことにした。こういう時はネ、僕は待てるんですよネ。不思議でしょ?
7分後、ようやっと行列が解消されました。会計処理に7分って、かなりの時間ですよ。誰も怒らなかったのが幸いでした。
僕も会計を終えて、サービス券をもらった時でした。
「私が頼んだのは、蛸丼のミニよ。普通サイズで食べられるわけがないでしょ」
年配の女性が、ヒステリックな声でキレていました。
アーメン!
僕は店を後にした。
そして今日の午前中に自分のおかしたミスを省みた。
「しっかり集中して働かないと、僕だって怒られちゃうゾ」
僕はまたまた大股で歩きながら、尻を激しく左右に振りながら、事務所に向かいましたとサ。
【了】
とらねこさんとのコラボ企画『kindleマガジン』発動中!
☆9個目の有料マガジンでございます☆
拙著もよろしくお願いします(^^)/